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驚き

国内ただ一つの原子炉が20年。スマホの電池の研究にも

オーストラリアでただ一つの原子炉「OPAL」が、運転を始めてから20年を迎えました。シドニー郊外のルーカスハイツにあるオーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)の施設で、2006年に動き始めました。出力は20メガワットで、燃料には低濃縮ウランを使っています。

OPALの大きな役割は、がんなどの病気の診断や治療に使う「核医学」の薬づくりです。これまでに作られた薬は、何千万回分にもなるといいます。また、原子炉で処理して性質を変えたシリコンは、電気自動車や電車、送電網、病院の機器などに使われ、ANSTOはその世界市場の60%を占めています。運転担当者は「薬の出どころを知らない人が多く、目立たない仕事」と話します。研究にも使われていて、シドニー・トレインズと協力し、霜の降りる寒い日や暑い日にレールの構造がどう変わるかを調べています。充電池の研究では、およそ90%を超えて充電すると内部の結晶の構造が大きく変わり、電池が傷む原因の一つになることがわかりました。研究者は「スマホを充電しすぎたり、一晩中つないだままにしたりしないで」と話しています。

日本には、研究用の原子炉や原子力発電所がいくつもあります。オーストラリアでは、たった一つの原子炉が医療や産業を支えているのが特徴です。

クオまるのひとこと

原子炉と聞くと発電所を思い浮かべますが、病院の薬や電車の部品に役立っているとは知りませんでした。スマホを充電しすぎないほうがいい理由まで研究でわかるなんて、身近に感じますね。

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