カテゴリ
教育・子育て
州ごとの学校制度、学区、留学、大学とTAFE、保育、日本語教育。
学校制度22本
教育・子育てACTの学校制度(Australian Capital Territory schools)オーストラリア首都特別地域(ACT)の公立校は、小学校がKindergarten〜Year 6、ハイスクールがYear 7〜10、カレッジがYear 11〜12です。4月30日までに5歳ならKindergartenに入れます。一時滞在ビザの子どもはビザによって授業料がかかり、高校の修了資格はACT Senior Secondary Certificateです。教育・子育て公立校の学区(school zone・intake area)公立校には住所で決まる学区があり、学区内に住む子どもはその学校に入れるのが原則です。呼び方は州ごとに違い、NSWはintake area、VICはschool zone、ACTはPriority Enrolment Areaなどと呼びます。各州の教育省の地図ツールで住所から調べられます。教育・子育て英語を母語としない子どもの支援(EAL/D)公立校には、英語を母語としない子どものための英語支援があります。呼び方は州・準州で違い、EAL、EAL/D、EALD などと呼ばれます。来たばかりで英語がほとんど話せない子ども向けに、集中して英語を学ぶセンターやプログラムを持つ州もあります。対象のビザや期間に条件があるため、住む州の教育省と学校に確認してください。教育・子育て公立校の入学手続き(school enrolment)公立校の入学は、住所で決まる区域の学校を調べ、学校か州の教育省に申し込むのが基本です。出生証明書やパスポート、住所を示す書類、予防接種の記録などが必要です。一時滞在ビザの子どもは、先に州の窓口で登録が必要な州が多くあります。教育・子育てホームスクーリング(home education)オーストラリアでは、学校に通わせる代わりに家庭で教育する「ホームスクーリング(home education)」を選べます。どの州・準州でも、州の担当機関への登録や承認が必要です。手続きの窓口、学習計画の出し方、更新の期間は州ごとに違います。教育・子育て全国学力テスト(NAPLAN)NAPLANは、Year 3・5・7・9の児童生徒が毎年受ける全国共通の読み書きと計算のテストです。3月にオンラインで行われ、結果は4段階の到達度で個人の成績表に示されます。合否を決める試験ではありません。教育・子育てNSWの学校制度(New South Wales schools)ニューサウスウェールズ州(NSW)の学校は、小学校がKindergarten〜Year 6、高校がYear 7〜12です。7月31日までに5歳になればその年の初めにKindergartenに入れます。一時滞在ビザの子どもの多くは公立校で授業料がかかり、高校の修了資格はHSCです。教育・子育てNTの学校制度(Northern Territory schools)北部準州(NT)の学校は、Transition〜Year 6、Year 7〜9、Year 10〜12の3段階です。6歳から就学の義務があり、Transitionは5歳から通えます。ワーキングホリデーや学生ビザの子どもは公立校で授業料がかかり、高校の修了資格はNTCETです。教育・子育て私立校とカトリック校(non-government schools)オーストラリアの学校は、州・準州が運営する公立校と、それ以外の私立校(non-government school)に分かれます。私立校にはカトリック系の学校と、独立系(independent)の学校があります。私立校は州・準州の機関に登録されて運営され、授業料は学校が決めます。教育・子育てQLDの学校制度(Queensland schools)クイーンズランド州(QLD)の学校は、小学校がPrep〜Year 6、中等学校がYear 7〜12です。6月30日までに5歳になればその年にPrepに入れます。一時滞在ビザの子どもは、ビザによって授業料がかかります。高校の修了資格はQCEです。教育・子育てSAの学校制度(South Australia schools)南オーストラリア州(SA)の学校は、小学校がReception〜Year 6、中等学校がYear 7からです。公立小学校は年2回の入学時期があり、誕生日によって第1学期か第3学期にReceptionに入ります。482ビザの家族は世帯収入に応じて授業料がかかり、高校の修了資格はSACEです。教育・子育て学期と休み(school terms)オーストラリアの公立校は1年4学期制で、学期の間に約2週間の休み、12月から1月に長い夏休みがあります。日程は州・準州の教育省が決め、州ごとに違います。2026年と2027年の公立校の日程を州別にまとめました。教育・子育て選抜校(selective schools)選抜校は、学力の高い児童生徒を入学試験などで選ぶ公立の中等学校です。制度は州ごとに違い、NSWはYear 7、VICはYear 9、QLDはYear 7とYear 10が主な入学の時期です。出願は試験の1年ほど前から始まり、ビザの種類によっては出願できません。教育・子育て州ごとの学年と入学年齢(school starting age)小学校の最初の学年に入る年齢の基準日は、州・準州ごとに違います。NSWは7月31日、VIC・ACTは4月30日、QLD・WAは6月30日、TASは1月1日が基準です。義務教育が始まる年齢と終わる条件も州ごとに決まっています。教育・子育て学校の水泳教育(school swimming and water safety)オーストラリアの多くの州・準州では、公立の小学校で水泳と水の安全の授業が行われます。対象の学年、期間、費用の負担は州ごとに違います。プールだけでなく、海や川での安全の学習を含むプログラムもあります。教育・子育て学校制度と学年(Australian school system)オーストラリアの学校は、最初の学年(州により呼び方が違う)からYear 12までの13年間です。小学校・中学校・高校の区切り、入学年齢、学期の日程は州・準州ごとに決まります。公立と私立があり、1年は4学期制です。教育・子育てTASの学校制度(Tasmania schools)タスマニア州(TAS)の公立校は、小学校がPrep〜Year 6、ハイスクールがYear 7〜10、後期がYear 11〜12です。1月1日までに4歳ならKindergarten、5歳ならPrepに入れます。一時滞在ビザの子どもはビザによって授業料が全額・半額・なしに分かれます。高校の修了資格はTCEです。教育・子育て一時滞在者の子どもの公立校の費用(temporary residents school fees)一時滞在ビザで暮らす家族の子どもは、州・準州の公立校で授業料がかかる場合があります。払うかどうかと金額は、州と子どものビザのサブクラスで決まります。同じビザでも州によって無料・半額・全額と扱いが違うため、住む州の教育省の案内で確認してください。教育・子育て制服・お弁当などの学校生活(uniforms and lunch)公立校の制服の決まりは、州の方針にそって学校ごとに作られます。昼食とおやつは家から持って行くほか、学校の売店(canteen)で買える学校もあります。州によっては、制服の費用を抑える決まりや、無料の昼食の取り組みがあります。教育・子育てVICの学校制度(Victoria schools)ビクトリア州(VIC)の学校は、小学校がFoundation(Prep)〜Grade 6、中等学校がYear 7〜12です。4月30日までに5歳になればその年にPrepに入れます。一時滞在ビザの子どもはビザによって授業料がかかり、高校の修了資格はVCEです。教育・子育てWAの学校制度(Western Australia schools)西オーストラリア州(WA)の学校は、小学校がPre-primary〜Year 6、中等学校がYear 7〜12です。6月30日までに5歳ならPre-primaryに入り、義務教育が始まります。その前の年には4歳から通うKindergartenがあります。高校の修了資格はWACEです。教育・子育て高校の修了資格(州ごと、Senior Secondary Certificate)Year 11〜12を修了すると、州・準州ごとの高校修了資格(NSWのHSC、VICのVCEなど)が出ます。大学の入学選考には、資格とは別に計算される順位「ATAR」が多く使われます。大学への出願は、州ごとの入学センターを通すのが一般的です。
留学生8本
教育・子育て留学エージェントの使い方(education agents)留学エージェント(education agent)は、学校選びや出願の手続きを手伝う事業者です。使うかどうかは自由で、学校に直接申し込むこともできます。ビザの助言ができるのは登録移民エージェントか弁護士だけです。手数料とサービスの内容は書面で確認してください。教育・子育て留学の学校選び(choosing a school)留学先を選ぶときは、学ぶ分野(学校、語学、職業訓練、大学)と滞在に使うビザを決め、その学校とコースが連邦政府の登録簿CRICOSに載っているかを確認します。授業料、18歳未満の福祉の手配、住まいも比べて決めます。教育・子育て留学生の苦情の相談先(complaints and appeals)学校とのトラブルは、まず学校の内部の苦情・不服申し立ての手続きを使います。解決しないときの外部の窓口は学校の種類で違い、大学などの高等教育は全国学生オンブズマン(NSO)、私立の職業訓練校は連邦オンブズマン、TAFEなど公立の職業訓練は州・準州のオンブズマンです。どれも無料で相談できます。教育・子育て留学生の保護制度(ESOS法とCRICOS)学生ビザで学ぶ留学生は、留学生教育サービス法(ESOS Act 2000)とその関連規則で保護されています。学生ビザの留学生を受け入れられるのは、連邦政府の登録簿CRICOSに載っている学校とコースだけです。学校が閉校したときは、授業料保護サービス(TPS)が別のコースへの移籍や返金を手伝います。教育・子育てホームステイ(homestay)ホームステイは、現地の家庭に住み、部屋と食事の一部または全部を提供してもらう滞在方法です。18歳未満で親が同行しない学生ビザの留学生は、学校が住まいと福祉の手配を承認する書類(CAAW)が必要で、ホームステイはその手配の一つとして使われます。教育・子育て留学生のTAFE(TAFE for international students)TAFEは州・準州が持つ職業訓練の機関で、職業訓練(VET)の最大の提供者です。留学生は、CRICOSに登録されたコースに学生ビザで入学できます。資格はCertificate IからAdvanced Diplomaまであり、TAFEによっては学位のコースや英語コース、大学への進学の道も用意しています。教育・子育て学校が閉校したとき(授業料保護サービス、TPS)学生ビザの留学生が通う学校が閉校したり、コースを続けられなくなったりしたときは、まず学校に、14日以内に代わりのコースへの移籍か返金をする義務があります。学校が義務を果たさないときは、連邦政府の授業料保護サービス(TPS)が、別の学校での継続か、使われていない授業料の返金を手伝います。教育・子育て18歳未満の留学と福祉の手配(welfare arrangements、CAAW)18歳未満で学生ビザを申請する人は、親の同意書と、オーストラリアにいる間の福祉の手配(welfare arrangements)が必要です。学校が住まいと福祉を承認する「CAAW」か、親や21歳以上の親族を保護者に指名する方法が主な選択肢です。手配の開始日より前に入国できないなど、守らないとビザが取り消されることがある決まりがあります。
大学・TAFE7本
教育・子育て大学の出願(tertiary admissions centres)オーストラリアの大学の学部課程には、州ごとの入学センター(UAC・VTAC・QTAC・TISC・SATAC)を通して出願するのが一般的です。1回の出願で複数の大学・コースに志望を出せます。タスマニア州は、タスマニア大学が入学センターの役割を担っています。教育・子育て大学の学費とローン(HECS-HELP・FEE-HELP)大学の学費は、政府が一部を負担する「CSP」の枠と、全額を払う枠で大きく違います。オーストラリア市民などは、連邦政府の学生ローン(HECS-HELP・FEE-HELP)で学費を払い、収入が一定額を超えてから税の仕組みを通して返せます。学生ビザの留学生や多くの永住者は、これらのローンを原則として使えません。教育・子育て大学院(postgraduate study)オーストラリアの大学院には、Graduate Certificate(6か月)、Graduate Diploma(1年)、修士(1〜2年)、博士(3〜4年)があります。修士は研究型・授業型・Extendedの3種類に分かれます。研究型の学位(HDR)の学生には、政府の資金による奨学金(RTP)があり、大学を通して申し込みます。教育・子育て資格の枠組み(AQF、Australian Qualifications Framework)AQFは、オーストラリアの教育・訓練の資格を1つにまとめた国の枠組みです。職業訓練のCertificate Iから博士号まで、資格をレベル1〜10に分けています。学校、TAFE、大学の資格の位置づけを比べるときに使えます。教育・子育て大学の学生支援(student support services)オーストラリアの大学などには、学習の相談、カウンセリング、就職、住まい、障害のある学生の支援など、さまざまな学生支援の窓口があります。州・準州も留学生向けの無料の支援を用意しています。大学の対応に納得できないときは、全国学生オンブズマン(NSO)に無料で相談できます。教育・子育てTAFEと職業訓練(VET、Vocational Education and Training)職業訓練(VET)は、仕事に直結する技能を学ぶ教育です。州・準州が運営するTAFEのほか、民間の登録訓練機関(RTO)や、大学と職業訓練の両方を行う大学でも学べます。資格は Certificate I〜IV、Diploma、Advanced Diploma などの段階に分かれています。教育・子育て大学の仕組み(universities and higher education)オーストラリアの大学などの高等教育機関は、連邦の高等教育質・基準庁(TEQSA)に登録されています。登録簿には大学44校を含む220の機関が載っています(2026年10月時点)。学士は3〜5年、大学院には修士(1〜2年)や博士(3〜4年)があります。
語学学校3本
教育・子育て移住者向けの無料英語(AMEP、Adult Migrant English Program)AMEPは、対象となる移住者と人道的入国者が無料で英語を学べる連邦政府の制度です。18歳以上で英語がほとんど話せない永住者、対象の一時ビザを持つ人などが参加できます。2020年10月1日より後に対象のビザが始まった人は、6か月以内の登録などの期限があります。教育・子育て語学学校(ELICOS、English Language Intensive Courses for Overseas Students)ELICOSは、留学生向けの集中英語コースです。学生ビザで通うコースは連邦政府の登録簿CRICOSに登録され、週20時間以上の対面授業などの国の基準(ELICOS Standards 2018)を守る必要があります。観光ビザでは最長3か月、ワーキングホリデーでは最長4か月まで勉強できます。教育・子育て英語試験の種類(English language tests)オーストラリアのビザ申請で英語力の証明に使える試験は、内務省が決めています。2025年8月7日以降に受けた試験では、IELTS、PTE Academic、TOEFL iBT、Cambridge C1 Advanced、OET など9種類が認められています(2026年10月時点)。自宅で受けるオンライン試験は認められていません。
保育・幼児教育4本
教育・子育て保育料補助(Child Care Subsidy、CCS)保育料補助(CCS)は、国の承認を受けた保育施設の料金を国が補助する制度です。補助は施設に直接支払われ、保育料が下がります。補助の率は家族の所得で決まり、所得A$88,520以下なら90%です(2026年10月時点)。受けるには、市民・永住ビザなどの居住の条件と、子どもの予防接種の条件を満たす必要があります。教育・子育て就学前教育の呼び方(州ごと、preschool・kindergarten・kinder)小学校に入る前の年の教育は、州・準州によってPreschool、Kinder、Kindy、Kindergartenと呼び方が違います。NSWとACTの「Kindergarten」は小学校の最初の学年で、WAとTASの「Kindergarten」は就学前の1年間です。州ごとの呼び方を表にまとめました。教育・子育てプリスクール(就学前教育、preschool・kindergarten)小学校に入る前の年に、先生が行う週15時間ほどの就学前教育を受けられます。呼び方は州・準州で違い、プリスクール、キンダー(kinder、kindy)、キンダーガーテンなどと呼ばれます。始められる年齢の基準日や、無償・費用の支援の仕組みも州ごとに違います。教育・子育て保育の種類(Types of early childhood education and care)オーストラリアの保育には、平日の日中に預ける保育園(long day care)、保育者の家で少人数を預かるファミリー・デイケア、就学前の子ども向けのプリスクール、学童保育(OSHC)、一時保育などがあります。施設の比較と保育料補助(CCS)の見積もりは、政府のサイト「StartingBlocks.gov.au」でできます。
子育て支援3本
教育・子育て保育施設の探し方(StartingBlocks.gov.au)保育施設は、政府の無料サイト「StartingBlocks.gov.au」で探して比べられます。質の評価、料金、空き状況などを見られ、保育料補助(CCS)の見込みも計算できます。候補が決まったら、少なくとも1回は見学し、質問をしてから申し込むよう案内されています。教育・子育て家族手当(Family Tax Benefit、FTB)家族手当(FTB)は、子どもを育てる家庭の費用を助ける連邦政府の給付です。子どもごとに出るPart Aと、ひとり親や収入が主に1人の家庭向けのPart Bがあります。受け取るには、オーストラリア市民・永住ビザなどの居住の条件と、世帯の収入の条件を満たす必要があります。教育・子育てプレイグループ(playgroups)プレイグループは、小さな子どもと親・保育者が地域で集まり、一緒に遊び、学び、つながる場です。子どもの遊びを通した学びと、親どうしの交流や情報交換に役立ちます。探すときは、各州・準州のプレイグループの団体のサイトを使います。
日本語教育3本
教育・子育て継承日本語の学習(Japanese as a heritage language)オーストラリアで育つ子どもが、家庭などで日本語を身につけ、使い続けることを「継承日本語(継承語)」の学習といいます。家庭での取り組みに加えて、日本語補習授業校、州の地域言語学校、国際交流基金のセミナーなどを利用できます。教育・子育て日本人学校(Japanese schools)日本人学校は、日本の小学校・中学校などと同じ教育を行う全日制の在外教育施設で、文部科学大臣の認定を受けています。オーストラリアで認定を受けている日本人学校は、シドニー日本人国際学校、パース日本人学校、メルボルン日本人学校の3校です(2026年10月時点)。教育・子育て日本語補習校(補習授業校)補習授業校は、現地の学校やインターナショナルスクールに通う日本人の子どもが、土曜日などに日本の教科書で国語などを学ぶ教育施設です。オーストラリアでは、外務大臣が指定した補習授業校がキャンベラ、NSW州、パース、ブリスベン、ケアンズ、メルボルン、アデレードにあります。