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高校の修了資格(州ごと、Senior Secondary Certificate)

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ひとことで言うと

Year 11〜12を修了すると、州・準州ごとの高校修了資格(NSWのHSC、VICのVCEなど)が出ます。大学の入学選考には、資格とは別に計算される順位「ATAR」が多く使われます。大学への出願は、州ごとの入学センターを通すのが一般的です。

目次
  1. 修了資格とATARのしくみ
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 日本との違い・注意点

修了資格とATARのしくみ

高校修了資格は州ごとに違う

Year 11〜12(後期中等教育)を修了すると、州・準州の機関が高校修了資格(Senior Secondary Certificate of Education)を出します。資格の名前、取るための条件、担当の機関は州・準州ごとに違います。

たとえば、NSWの高校修了資格(Higher School Certificate、HSC)を受けるには、Year 11の科目を12単位以上、Year 12の科目を英語を含めて10単位以上修了する必要があります(NSW政府のページ(新しいタブで開く))。

ATAR(大学入学のための順位)

ATAR(Australian Tertiary Admission Rank)は、大学が入学者を選ぶときに使う順位です。0.00〜99.95の数字で、同じ年齢層や同じ年の生徒の中での位置を示します。点数や百分率ではありません。

ATARは州ごとに計算されますが、どの州でも同じ数字は同じ意味です(UACのページ(新しいタブで開く))。たとえばNSWのATAR 85.00は、ほかの州のATAR 85.00と同じです。

ATARを受けるには、修了資格とは別に条件があります。たとえばタスマニア州では、高校修了資格(TCE)を取ったうえで、大学入学向けのLevel 3・4の科目を4つ以上修了する必要があります(TASCのページ(新しいタブで開く))。

多くの大学は、ATARに加えて、志望理由書、作品、オーディション、面接、試験などでも選考します。

州・準州ごとの違い

クオまる

州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。

州・準州高校修了資格担当の機関大学出願の窓口
NSWHigher School Certificate(HSC)NSW教育基準局(NSW Education Standards Authority、NESA)UAC
VICVictorian Certificate of Education(VCE)ビクトリア州カリキュラム評価局(Victorian Curriculum and Assessment Authority、VCAA)VTAC
QLDQueensland Certificate of Education(QCE)クイーンズランド州カリキュラム評価局(Queensland Curriculum and Assessment Authority、QCAA)QTAC
WAWestern Australian Certificate of Education(WACE)学校カリキュラム基準局(School Curriculum and Standards Authority、SCSA)TISC
SASouth Australian Certificate of Education(SACE)SACE委員会(SACE Board of South Australia)SATAC
ACTACT Senior Secondary CertificateACT後期中等教育委員会(ACT Board of Senior Secondary Studies、BSSS)UAC
TASTasmanian Certificate of Education(TCE)TASC(タスマニア州の資格・評価の機関)タスマニア大学(University of Tasmania)
NTNorthern Territory Certificate of Education and Training(NTCET)NT政府(修了の条件は教育担当大臣が承認)。Stage 2の科目の外部評価はSACE委員会が担うSATAC

各州の補足

  • NSW:HSCの成績はNESAが、ATARはUACが出します。ACTのATARは、BSSSがUACと協議して計算し、学校が渡します。
  • VIC:VCEの生徒のATARは、VTACが計算して出します(VTACのページ(新しいタブで開く))。
  • QLD:2020年から、ATARが大学進学の標準の順位になりました。それまでのOP(Overall Position)に代わるものです。ATARはQTACが計算します(QTACのページ(新しいタブで開く))。
  • WA:WACEは、科目の幅と量、成績、読み書きと計算の基準の3つを満たすと出ます。通常は2年間で取りますが、生涯のうちに条件を満たせば取れます(SCSAのページ(新しいタブで開く))。
  • SA・NT:NTCETは200単位(credits)以上が必要です。ATARを受けるには、Stage 2の大学入学向けの科目(Tertiary Admissions Subjects)を90単位修了する必要があります(SACE委員会のNTCETのページ(新しいタブで開く))。
  • ACT:2015年から、修了するとSenior Secondary CertificateとRecord of Achievementが出ます。ATARを受けられる生徒には、Tertiary Entrance Statementも出ます(BSSSのページ(新しいタブで開く))。
  • TAS:TCEには、Year 10の後の2年以上の教育・訓練と、120単位(credit points)などの基準が必要です。タスマニア大学が、州の大学入学センターの役割を担っています。

手順

  1. Year 10の間に、学校とYear 11〜12の科目を相談する。志望する大学の科目の条件(prerequisites)も確認する。
  2. Year 11〜12で科目を履修し、州の試験を受ける。
  3. Year 12の年に、州の大学入学センターに出願する(大学の出願)。
  4. 年末に、州の機関から成績と修了資格、入学センターなどからATARを受け取る。

ここに注意してね!

  • 高校修了資格もATARも、州・準州ごとの制度です。途中で州を移るときは、学校と新しい州の担当機関に、単位がどう扱われるか確認してください。
  • ATARは「何点取ったか」ではなく「何番目か」を示す順位です。科目ごとの成績とは別のものです。
  • 大学進学を考えない科目の組み合わせでも、修了資格は取れます。ただし、ATARの対象にならないことがあります。
  • 大学に入る方法はATARだけではありません。職業訓練(TAFEなど)からの進学もあります(TAFEと職業訓練)。

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