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TAFEと職業訓練(VET、Vocational Education and Training)

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ひとことで言うと

職業訓練(VET)は、仕事に直結する技能を学ぶ教育です。州・準州が運営するTAFEのほか、民間の登録訓練機関(RTO)や、大学と職業訓練の両方を行う大学でも学べます。資格は Certificate I〜IV、Diploma、Advanced Diploma などの段階に分かれています。

目次
  1. 職業訓練(VET)とは
  2. 資格の段階
  3. 訓練機関の確認
  4. 授業料の支援(州ごと)
  5. 手順
  6. 費用
  7. 日本との違い・注意点

職業訓練(VET)とは

職業訓練(Vocational Education and Training、VET)は、仕事に直結する知識と技能を学ぶ教育です。連邦政府の留学情報サイト「Study Australia(新しいタブで開く)」は、「skills training」とも呼ばれると説明しています。

学べる場所は次のとおりです。

種類内容
TAFE政府が持つ職業訓練校(Technical and Further Education)
民間の登録訓練機関国の登録を受けた民間の訓練機関(Registered Training Organisation、RTO)
二部門の大学(dual sector university)職業訓練と高等教育の両方を行う大学

資格の段階

Study Australiaは、資格の段階と期間の目安を次のように示しています。

資格期間の目安目指す姿
Certificate I4〜6か月基本的な作業ができる人
Certificate II約1年より進んだ作業ができる人
Certificate III約1年資格を持つ職人・技術者
Certificate IV12〜18か月監督者
Diploma18〜24か月専門職の補助
Advanced Diploma24〜36か月初級の管理者

クイーンズランド州(QLD)政府の職業訓練のページ(新しいタブで開く)は、この上に Graduate Certificate と Graduate Diploma もあると説明しています。資格全体の段階は資格の枠組み(AQF)で一覧にしています。

QLD政府は、資格の全体(qualification)のほか、必要な技能だけを学ぶ「skill set」もあると案内しています。これまでの資格や経験を、単位として認めてもらう「recognition of prior learning(RPL)」という仕組みもあります。

訓練機関の確認

国の訓練登録簿「training.gov.au」には、全国で認められた訓練(nationally recognised training)を行うことが認められた訓練機関(RTO)と、その登録の状況、教えられる資格が載っています。オーストラリア技能質庁(Australian Skills Quality Authority、ASQA)の説明(新しいタブで開く)では、この登録簿は業界の関係者向けで、学生がコースや機関を探すときは連邦政府のサイト「Your Career」を使うよう案内しています。

Study Australiaは、ASQAと高等教育質・基準庁(TEQSA)が、教育・訓練機関とコースを監督していると説明しています。

授業料の支援(州ごと)

州・準州は、条件を満たす人の職業訓練の費用を支援する制度を持っています。条件は州ごとに違います。

例として、QLD政府のFee-Free TAFEは、2026年12月31日までの制度で、対象の資格の授業料がかかりません(2026年10月時点)。主な条件は、QLDに定住していること、オーストラリアかニュージーランドの市民・永住者、または永住につながるビザで働く許可のある一時滞在者であること、15歳以上で学校に在籍していないことなどです。制服や教材などの費用はかかることがあります。ほかの州の制度は、各州の公式ページに案内があります。

手順

  1. 目指す仕事に必要な資格と段階(Certificate III など)を調べる。
  2. 連邦政府のサイト「Your Career」や州のサイトで、コースと訓練機関を探す。
  3. 訓練機関が登録されているかを training.gov.au で確認する。
  4. 授業料と、住む州の支援制度の対象になるかを確認する。
  5. 申し込む。留学生向けの流れは留学生のTAFEにまとめています。

費用

授業料はコース、機関、州の支援制度の対象かどうかで大きく違います。金額は各機関と州の公式ページで確かめるのが確実です。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 職業訓練の資格は全国共通の段階で決まっています。日本の専門学校とは仕組みが違います。
  • 州の授業料の支援は、ビザの種類で対象外になることがあります。一時ビザの人は、申し込む前に条件を確認してください。
  • 学生ビザで私立の訓練機関に通う留学生は、学校の手続きで解決しない苦情を連邦オンブズマン(Commonwealth Ombudsman)に相談できます。TAFEなど公立の機関は州・準州のオンブズマンです(連邦オンブズマンのページ(新しいタブで開く))。相談先の一覧は留学生の苦情の相談先にあります。
  • 移住のための技能審査(skills assessment)は、職業訓練の資格とは別の手続きです(技能審査)。

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