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大学院(postgraduate study)

留学在住駐在
ひとことで言うと

オーストラリアの大学院には、Graduate Certificate(6か月)、Graduate Diploma(1年)、修士(1〜2年)、博士(3〜4年)があります。修士は研究型・授業型・Extendedの3種類に分かれます。研究型の学位(HDR)の学生には、政府の資金による奨学金(RTP)があり、大学を通して申し込みます。

目次
  1. 大学院で学べる課程
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点

大学院で学べる課程

大学院の課程(postgraduate)は、学士(Bachelor Degree)のあとに学ぶ課程です。連邦政府の留学情報サイト「Study Australia(新しいタブで開く)」の説明をもとにまとめます。大学の仕組み全体は「大学の仕組み」で扱っています。

大学院の課程の種類

課程期間の目安主な入学の条件
Graduate Certificate6か月学士か学士(優等)。関係する職務経験が豊富なら認められることもある
Graduate Diploma1年学士、学士(優等)、またはGraduate Certificate。職務経験で認められることもある
修士(Masters Degree)1〜2年学士、学士(優等)、またはGraduate Diploma。職務経験で認められることもある
博士(Doctoral Degree)3〜4年研究を含む学士(優等)か修士

Graduate Diplomaは、Graduate Certificateの2倍の科目数を学びます。単独でも、修士の一部としても学べます。

修士の3つの型

型内容論文などの目安
研究型(Research)研究で新しい知識を生み出す2万〜4万語の論文か大きなプロジェクト
授業型(Coursework)専門職の実践か学問の分野を学ぶ1万2,000〜2万語の小論文か大きなプロジェクトがあることも
Extended主に専門職の実践を学ぶ1万2,000〜2万語の論文か大きなプロジェクトがあることも

修士の中には、途中で学業を終えてGraduate CertificateやGraduate Diplomaを受けられる「途中の出口(exit points)」があるものもあります。

博士

博士は、オーストラリアの大学で最も高い学位です。次の2種類があります。

  • 研究型の博士(Doctor of Philosophy、PhD):独自の深い研究を行う
  • 専門職博士(Professional doctorate):授業を中心とした学位で、職業に関係する成果を目指す

どちらも修了すると「Doctor」の称号を得ます。論文などの目安は4万〜6万語です。

学士(優等)

学士(優等、Bachelor Degree (Honours))は、研究型の博士などに進む道になります。4年制の学位の最終年が優等の年になる場合と、3年の学士のあと成績により1年追加で学ぶ場合があります。

研究型の学位の奨学金(RTP)

連邦政府は、研究型の博士・修士(higher degree by research、HDR)の学生を支える「研究訓練プログラム(Research Training Program、RTP)」の資金を大学に出しています。国内の学生と留学生の両方が対象です(教育省のRTPのページ(新しいタブで開く))。

RTPの奨学金には、次の1つ以上が含まれます。

  • 授業料の相殺(tuition fees offset)
  • 生活費の給付(stipend)
  • 研究に伴う費用の手当
課程奨学金の期間(フルタイム)奨学金の期間(パートタイム)
研究型の博士3年以上、最長4年(大学の判断)6年以上、最長8年
研究型の修士最長2年最長4年

申し込みは、教育省ではなく各大学に直接行います。大学ごとに申し込みと選考の方法があり、複数の大学に申し込むこともできます。

手順

  1. 学びたい分野と課程(Graduate Certificate、修士、博士など)を決める。
  2. 各大学のサイトで、入学の条件(学位、成績、英語力、職務経験など)と学費を確認する。
  3. 研究型の課程では、大学の案内に沿って研究テーマや指導教員について準備する。
  4. 大学に出願する。大学院の一部のコースは州の入学センターを通して出願できる(「大学の出願」)。
  5. 奨学金(RTPなど)を希望する場合は、大学の締め切りと方法を確認して申し込む。
  6. 留学生は、学生ビザの条件も確認する(「学生ビザ」)。

費用

RTPの生活費の給付額

教育省のRTPのページによると、フルタイムの年額は次のとおりです(2026年10月時点の公表)。

年基本額上限額
2026年A$34,315A$53,608
2027年A$35,550A$55,537

金額は毎年1月1日に改定され、翌年の額は毎年10月1日までに公表されます。

学費は大学とコースで違います。国のローンなどは「学費とローン(HECS-HELP)」にまとめています。

ここに注意してね!

  • 修士は、研究型だけでなく、授業を中心とする型があります。
  • 博士の期間の目安は3〜4年です。研究型の博士の奨学金も、フルタイムで最長4年です。
  • Graduate Certificate、Graduate Diploma、修士では、関係する職務経験が豊富な場合に入学が認められることがあります。条件は各大学で確認してください。
  • 卒業後に働けるビザは「卒業生ビザ」の記事で扱っています。

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