日本人のためのオーストラリア情報
教育・子育て / 学校制度

WAの学校制度(Western Australia schools)

在住駐在ワーホリ留学 西オーストラリア州
ひとことで言うと

西オーストラリア州(WA)の学校は、小学校がPre-primary〜Year 6、中等学校がYear 7〜12です。6月30日までに5歳ならPre-primaryに入り、義務教育が始まります。その前の年には4歳から通うKindergartenがあります。高校の修了資格はWACEです。

目次
  1. WAの学校のしくみ
  2. 手順
  3. 日本との違い・注意点

WAの学校のしくみ

学年の区切り

WAの公立校の区切りは次のとおりです(TAFE International WAの料金ページ(新しいタブで開く)の学年区分による)。

段階学年
就学前(義務ではない)Kindergarten
小学校(Primary)Pre-primary〜Year 6
中等学校の前期(Lower secondary)Year 7〜10
中等学校の後期(Upper secondary)Year 11〜12

WAの「Kindergarten」は、小学校に入る前の年の就学前教育です。NSWやACTの「Kindergarten」(小学校の1年目)とは違います(就学前教育の呼び方(州ごと))。

学年は4学期制で、日程は学期と休みにまとめています。

入学年齢

WA教育省(Department of Education)のページ(新しいタブで開く)で示されている決まりは次のとおりです。

  • 6月30日までに4歳になる子どもは、Kindergartenに通えます。
  • 6月30日までに5歳になる子どもは、Pre-primaryに入ります。ここから義務教育です。
  • Pre-primaryからYear 10の終わりまでは、学校に在籍しなければなりません。

ほかの州との比較は「州ごとの学年と入学年齢」で扱っています。

学区

WA教育省の説明では、多くの公立校に区域(local-intake area)があり、区域に住むPre-primary〜Year 12の子どもの多くは、その学校に入学できます。調べ方は公立校の学区の記事にあります。

一時滞在者の費用

一時滞在ビザの子どもの授業料は、TAFE International Western Australia(TIWA)が扱います。扱いは親のビザで大きく違います。

親のビザ扱い(2026年10月時点)
482・457地元の子どもと同じように地元の公立校に入学できる。授業料は子どもの人数にかかわらず家族で年A$4,000
学生ビザ(500など)の大学生など子どもは授業料を全額払う留学生として入学する
  • 482・457の家族は、世帯の税込み収入が年A$90,000以下なら、授業料の免除を申し込めます。毎年の申請が必要です。
  • 482・457の家族で、いちばん上の子どもがKindergartenに在籍している場合は、授業料はかかりません。
  • 学生ビザの家族は、入学の優先順位が市民・永住者などより低くなります。家の近くの学校に入れないことがあります。
  • 大学院生の家族の授業料の免除は、2027年1月1日から条件が変わります。TIWAで確認してください。

授業料を全額払う場合の2026年の年額は次のとおりです。

学年年額
Kindergarten(義務ではない)A$7,809
Pre-primaryA$14,575
Year 1〜6A$14,575
Year 7〜10A$17,286
Year 11〜12A$18,980

英語の支援が必要な場合は、追加の費用がかかります。教科書、遠足、制服などは学校に別に払います。ほかの州との比較は「一時滞在者の子どもの公立校の費用」をどうぞ。

高校の修了資格

Year 12を修了すると、西オーストラリア州教育修了資格(Western Australian Certificate of Education、WACE)が出ます。担当は学校カリキュラム基準局(School Curriculum and Standards Authority、SCSA)です。

SCSAのページ(新しいタブで開く)では、WACEは科目の幅と量、成績、読み書きと計算の3つの基準を満たすと出る、としています。通常は2年間で取ります。

ATARや大学の出願は高校の修了資格(州ごと)で、WAの選抜プログラムは選抜校で説明しています。

日本語補習校

在パース日本国総領事館の領事情報のページ(新しいタブで開く)では、パース補習授業校とパース日本人学校が紹介されています。パース日本人学校は、文部科学省が認定した全日制の日本人学校です(文部科学省の一覧(新しいタブで開く))。

それぞれ日本語補習校と日本人学校の記事にまとめています。

手順

  1. 子どもの生年月日から、入る学年を確認する。
  2. 住む予定の住所で、区域の学校を調べる。
  3. 一時滞在ビザの場合は、TIWAのページで親のビザに合う手続きを確認する。修士・博士課程の学生の家族は、渡航前にTIWAの配置の確認書(Confirmation of Placement)が必要です。
  4. 学校に申し込む。必要な書類は公立校の入学手続きにあります。

ここに注意してね!

  • WAでは、5歳になる年のPre-primaryから義務教育が始まります。学年は6月30日を基準に決まります。
  • 「Kindergarten」の意味が州によって違います。WAでは就学前の1年間です。
  • 482の家族の授業料は、子ども1人ごとではなく家族ごとの額です。
  • ビザの選択は、登録移民エージェントに相談できます。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

教育・子育て学校制度と学年(Australian school system)オーストラリアの学校は、最初の学年(州により呼び方が違う)からYear 12までの13年間です。小学校・中学校・高校の区切り、入学年齢、学期の日程は州・準州ごとに決まります。公立と私立があり、1年は4学期制です。教育・子育て州ごとの学年と入学年齢(school starting age)小学校の最初の学年に入る年齢の基準日は、州・準州ごとに違います。NSWは7月31日、VIC・ACTは4月30日、QLD・WAは6月30日、TASは1月1日が基準です。義務教育が始まる年齢と終わる条件も州ごとに決まっています。教育・子育て公立校の学区(school zone・intake area)公立校には住所で決まる学区があり、学区内に住む子どもはその学校に入れるのが原則です。呼び方は州ごとに違い、NSWはintake area、VICはschool zone、ACTはPriority Enrolment Areaなどと呼びます。各州の教育省の地図ツールで住所から調べられます。教育・子育て一時滞在者の子どもの公立校の費用(temporary residents school fees)一時滞在ビザで暮らす家族の子どもは、州・準州の公立校で授業料がかかる場合があります。払うかどうかと金額は、州と子どものビザのサブクラスで決まります。同じビザでも州によって無料・半額・全額と扱いが違うため、住む州の教育省の案内で確認してください。教育・子育て公立校の入学手続き(school enrolment)公立校の入学は、住所で決まる区域の学校を調べ、学校か州の教育省に申し込むのが基本です。出生証明書やパスポート、住所を示す書類、予防接種の記録などが必要です。一時滞在ビザの子どもは、先に州の窓口で登録が必要な州が多くあります。教育・子育て高校の修了資格(州ごと、Senior Secondary Certificate)Year 11〜12を修了すると、州・準州ごとの高校修了資格(NSWのHSC、VICのVCEなど)が出ます。大学の入学選考には、資格とは別に計算される順位「ATAR」が多く使われます。大学への出願は、州ごとの入学センターを通すのが一般的です。教育・子育て選抜校(selective schools)選抜校は、学力の高い児童生徒を入学試験などで選ぶ公立の中等学校です。制度は州ごとに違い、NSWはYear 7、VICはYear 9、QLDはYear 7とYear 10が主な入学の時期です。出願は試験の1年ほど前から始まり、ビザの種類によっては出願できません。教育・子育て日本語補習校(補習授業校)補習授業校は、現地の学校やインターナショナルスクールに通う日本人の子どもが、土曜日などに日本の教科書で国語などを学ぶ教育施設です。オーストラリアでは、外務大臣が指定した補習授業校がキャンベラ、NSW州、パース、ブリスベン、ケアンズ、メルボルン、アデレードにあります。地域ガイド西オーストラリア州(Western Australia、WA)オーストラリア西部の州で、州都はパースです。面積は国土の約3分の1を占め、8州・準州で最も広い州です。2021年国勢調査の人口は約266万人で、その多くがパース都市圏に住んでいます。サマータイムを行わないため、東部の州との時差に注意が必要です。