一時滞在者の子どもの公立校の費用(temporary residents school fees)
一時滞在ビザで暮らす家族の子どもは、州・準州の公立校で授業料がかかる場合があります。払うかどうかと金額は、州と子どものビザのサブクラスで決まります。同じビザでも州によって無料・半額・全額と扱いが違うため、住む州の教育省の案内で確認してください。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
授業料がかかるかどうか
オーストラリアの市民や永住者の子どもは、公立校の授業料がかかりません。一時滞在ビザの子どもは、州・準州の教育省が決めた授業料を払う場合があります。
払うかどうかは、主に次の2点で決まります。
- 住む州・準州
- 子どもが持つビザのサブクラス(親が学生ビザの場合は、親の課程の種類も)
同じビザでも、州によって扱いが大きく違います。たとえば雇用主スポンサーのビザ(subclass 482)の家族は、QLD・TAS・NTでは授業料がかかりません。WAでは家族ごとに年A$4,000、SAでは世帯収入に応じた額がかかります(2026年10月時点)。
授業料のほかに、制服、教材、遠足などの費用は別にかかります。これは授業料が免除される場合も同じです。
一時滞在者の多くは、学校に申し込む前に州の窓口で登録します。手続きの流れは公立校の入学手続きにまとめています。
州・準州ごとの違い
金額は2026年10月時点で各州の公式ページに載っていたものです。対象のビザは主なものだけを挙げています。
| 州・準州 | 窓口 | 授業料の例 | ビザによる扱いの例 |
|---|---|---|---|
| NSW | Temporary Residents Program(DE International) | 一時滞在者:2026年 年A$6,400〜A$7,600、2027年 年A$6,600〜A$7,800。申請料A$150 | 学生ビザの家族と観光ビザは別の料金表 |
| VIC | International Student Program(Study Victoria) | 学生ビザの家族:2026年 年A$13,600〜A$18,700。その他の対象者:年A$16,000〜A$22,000。申請料A$300 | 482・485は授業料の対象外。学生ビザの家族と観光ビザは対象 |
| QLD | Temporary Residents Admissions(Education Queensland International) | 学生ビザの家族:2026年 週A$314〜A$396、2027年 週A$325〜A$409。申請料2026年A$305 | 482・485・417・462・494・820は授業料なし |
| WA | TAFE International Western Australia | 482・457の家族:子どもの人数にかかわらず年A$4,000。その他:2026年 年A$14,575〜A$18,980(Pre-primary〜Year 12) | 学生ビザの大学生などの家族は全額 |
| SA | Temporary Resident Education Administration | 482の家族:2027年の上限 小学校A$7,000、高校A$8,200 | 世帯収入A$78,000以下は授業料なし。学生ビザは別の手続き |
| ACT | International Education Unit | 年A$11,100〜A$16,200(Kindergarten〜Year 12)。申請料A$265 | 免除を申請できるビザの一覧あり。417・462・485は免除の対象外 |
| TAS | Temporary Resident Program(Tasmanian Government Education International) | Prep〜Year 12:年A$7,600。申請料A$150 | 482は授業料なし。485・494は半額 |
| NT | International Services | 2026年:年A$7,196〜A$14,818(Transition〜Year 12)。事務手数料A$240 | 482・485は授業料なし。417・462・学生ビザ・観光ビザは対象 |
NSW
DE Internationalの授業料の案内(PDF)(新しいタブで開く)に載っている2026年・2027年の年額(40週)です。
| 区分 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| 一時滞在者 Kindergarten〜Year 6 | A$6,400 | A$6,600 |
| 一時滞在者 Year 7〜10 | A$6,400 | A$6,700 |
| 一時滞在者 Year 11〜12 | A$7,600 | A$7,800 |
- 申請料はA$150で、返金されません。
- 学生ビザ(subclass 500)の家族は、親の課程の種類で額が変わります。2026年は年A$7,800〜A$14,200です。
- 観光ビザ(subclass 600・601・651)は週単位です。2026年は週A$425〜A$512.50で、最長13週です。
- 授業料が免除される例は次のとおりです(申請料はかかります)。
- 親がNSWに主キャンパスのある大学の博士課程にいる(学校の費用を含む奨学金がない)
- 482の家族で、対象の地方に住み、地方の対象校に通う
- オーストラリア市民・永住者とのつながりがあり、永住ビザを申請している
- 低所得の家族は、免除の審査を申し込めます。
- どのビザが対象かは、DE Internationalの「Visa subclasses and enrolment conditions」に一覧があります。
VIC
2026年の年額です(Study Victoriaの料金ページ(新しいタブで開く))。
| 区分 | 小学校(Prep〜Grade 6) | Year 7〜10 | Year 11〜12 |
|---|---|---|---|
| 学生ビザの家族(Dependant) | A$13,600 | A$16,660 | A$18,700 |
| その他の対象者(Temporary) | A$16,000 | A$19,600 | A$22,000 |
- 申請料はA$300です。
- 観光ビザで12週までの短期は週単位で、最低4週分です。4週で小学校A$1,640、中等学校A$2,160です。
- ブリッジングビザで新しいビザの結果を待つ子どもは「Temporary」の区分です。
- ビザごとの扱いはビザ別の料金表(DOCX)(新しいタブで開く)にあります。
QLD
Education Queensland Internationalの料金表(PDF、2026年6月版)(新しいタブで開く)では、学生ビザの家族の授業料は週単位です。
| 学年 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| Prep〜Year 6 | 週A$314 | 週A$325 |
| Year 7〜9 | 週A$322 | 週A$333 |
| Year 10 | 週A$340 | 週A$352 |
| Year 11 | 週A$385 | 週A$398 |
| Year 12 | 週A$396 | 週A$409 |
- 申請料は2026年A$305、2027年A$315です。
- 授業料は1学期分(約10週)を前払いします。
- 観光ビザの子どもは別の料金表で、2026年はPrep〜Year 6で週A$379です。
- 州の一覧表では、授業料の対象は学生ビザの家族、観光ビザ、学生ガーディアンビザ(590)などです。ブリッジングビザは直前のビザで決まります。
- 親がQLDの高等教育機関で博士課程(AQFレベル10)の研究をしている場合などは免除です。
WA
482・457の家族は年A$4,000で、子どもが何人でも同じ額です(TAFE International WAのページ(新しいタブで開く))。
その他のビザの家族は、留学生と同じ授業料です。2026年は次のとおりです。
| 学年 | 年額 |
|---|---|
| Kindergarten(義務教育ではない) | A$7,809 |
| Pre-primary〜Year 6 | A$14,575 |
| Year 7〜10 | A$17,286 |
| Year 11〜12 | A$18,980 |
- 英語の支援が必要な場合は、追加の費用がかかります。
- 博士課程・研究修士の学生の家族には、授業料の免除の仕組みがあります。条件はTIWAが案内しています。
SA
SA教育省のページ(新しいタブで開く)の決まりでは、482の家族が授業料を払うのは、次の条件にすべて当てはまる場合です。
- 482ビザで暮らしている
- 子どもがアデレード都市圏の公立校に通う
- 世帯の税引き前収入が年A$78,000を超える
2027年の上限は、1人あたり小学校A$7,000、高校A$8,200です。2人目からは10%割引があります。収入が一定額より低いと減額されます。金額は州の計算ツール(新しいタブで開く)で確認できます。地方の一部の学校は対象外です。
ACT
ACT政府のページ(新しいタブで開く)に載っている年額は次のとおりです。
| 区分 | 年額 |
|---|---|
| プリスクール | A$4,200 |
| Kindergarten〜Year 6 | A$11,100 |
| Year 7〜10 | A$14,500 |
| Year 11〜12 | A$16,200 |
- 申請料はA$265で、返金されません。
- 授業料がかからないビザの一覧と、免除を申請できるビザの一覧が同じページにあります。482は条件付きで免除を申請できます。
- 観光ビザで短期間通う制度は、現在受け付けていません。
TAS
授業料はPrep〜Year 12で年A$7,600、Kindergartenで年A$3,800、申請料はA$150です(タスマニア州の案内(新しいタブで開く))。最初の2学期分を払うと、入学許可書(Authority to Enrol)が出ます。
ビザ別の一覧(PDF)では、482は授業料なし、485・494は半額です。観光ビザ(600)は留学生と同じ授業料(full international fees)の扱いです。
NT
NT政府のページ(新しいタブで開く)に載っている2026年の年額です。
| 学年 | 授業料がかかるビザの主たる保持者 | 一部の一時滞在ビザの保持者 |
|---|---|---|
| プリスクール | 記載なし | A$4,371 |
| Transition〜Year 6 | A$12,047 | A$7,196 |
| Year 7〜9 | A$13,646 | A$8,208 |
| Year 10〜12 | A$14,818 | A$8,954 |
このほか、返金されない事務手数料A$240がかかります。ワーキングホリデー(417・462)は授業料の対象です。
手順
- 子どものビザのサブクラスを確認する(VEVOでビザの条件を確認する)。
- 住む州の窓口のページで、授業料の対象かどうかを確認する。
- 対象なら、州の窓口に登録・申請し、申請料と授業料を払う。
- 窓口から入学の許可が出たら、学校で入学の手続きをする。
- ビザが変わったら、すぐに窓口に知らせる。授業料の扱いが変わることがあります。
費用
上の表のとおり、州とビザで大きく違います。金額はいずれも2026年10月時点で公式ページに載っていた額です。
- 各州とも、授業料は毎年見直されます。
- ビザが授業料のかからない種類に変わった場合などは、払った授業料の一部が返金されることがあります。条件は州ごとに違います。
- NSWは、第三者の口座に払わないよう注意を呼びかけています。授業料の詐欺も報告されているため、支払いは州の窓口の請求書の方法に従ってください。
ここに注意してね!
- 授業料がかかるかどうかは、ビザの申請前に住む予定の州で確認することが大切です。同じビザでも、州を変えると費用が大きく変わります。
- 学生ビザやワーキングホリデーなど、ビザの条件で子どもの同行や就学に制限がある場合があります。ビザの条件は内務省(Department of Home Affairs)(新しいタブで開く)のサイトに載っています。
- 個別のビザの選択や費用の見通しは、登録移民エージェントに相談できます。
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