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継承日本語の学習(Japanese as a heritage language)

在住駐在
ひとことで言うと

オーストラリアで育つ子どもが、家庭などで日本語を身につけ、使い続けることを「継承日本語(継承語)」の学習といいます。家庭での取り組みに加えて、日本語補習授業校、州の地域言語学校、国際交流基金のセミナーなどを利用できます。

目次
  1. 継承日本語とは
  2. 学ぶ場所と支援
  3. 国際交流基金シドニーの取り組み
  4. NSWの地域言語学校
  5. 手順
  6. 費用
  7. 日本との違い・注意点
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継承日本語とは

家庭で親などから受け継ぐ言葉を「継承語(heritage language)」と呼びます。オーストラリアで育つ子どもが、日本語を身につけ、使い続けることを、この記事では「継承日本語の学習」と呼びます。

国際交流基金シドニー日本文化センター(The Japan Foundation, Sydney)は、この分野を「Japanese as Community Language」と呼んでいます。家族が国際化・多文化化するなかで、言葉を固定したものではなく、変わっていくものとしてとらえる考え方からです(国際交流基金シドニーのページ(新しいタブで開く))。

学ぶ場所と支援

種類内容
家庭毎日の会話、読み聞かせなど
日本語補習授業校現地の学校に通う日本人の子どもが、土曜日などに日本の教科書で国語などを学ぶ(日本語補習校)
州の地域言語学校例:NSWの「Community Languages Schools Program」。放課後や週末に、地域の言葉を学ぶ
国際交流基金のセミナーなど子どもの日本語の育て方についてのセミナーや情報

国際交流基金シドニーの取り組み

国際交流基金シドニー日本文化センターは、「オーストラリアで日本語を使う子どもを育てる」をテーマに、ニューサウスウェールズ大学(UNSW)と共同でセミナーを開いています。セミナーは日本語で行われ、過去の回の動画も登録して見られます(2026年10月時点)。

同センターのページでは、次のような情報も紹介しています。

  • 豪州繋生語研究会(Australian Network for Japanese as Community Language、ANJCL)
  • オーストラリアとニュージーランドの日本関係の団体(語学学校、幼児教室、読み聞かせのグループなど)の地図と一覧
  • 子どものバイリンガル教育と継承語教育についての、同センター図書館の資料の一覧
  • 家庭で親子が言葉の力を育てるための記録帳「わたし語ポートフォリオ(オーストラリア版)」

NSWの地域言語学校

NSW教育省のページ(新しいタブで開く)の紹介では、NSWの地域言語学校(community languages schools)は60以上の言葉の授業を行っています。

  • 通常の授業時間の外に開かれ、NSWの学校に通う学齢期の子どもが参加できる
  • 保護者や地域の団体が運営し、州政府の補助金を受けている
  • 子どもが家庭の言葉や背景の言葉を学び、使い、文化への理解を深めるのを助ける

どの言葉の学校があるかは、同じサイトの「Find a language school」で探せます。ほかの州・準州の同じような制度は、各州の教育省が案内しています。

手順

  1. 家庭で、日本語を使う場面と時間を決める。
  2. 住む地域の日本語補習授業校、地域言語学校、読み聞かせのグループなどを探す。
  3. 国際交流基金シドニーのページで、セミナーや資料を確認する。
  4. 日本の教科書を使いたい場合は、大使館・総領事館の教科書の無償配付の条件を確認する(下の注意点を参照)。

費用

補習授業校や地域言語学校の費用は学校ごとに違うので、各学校に問い合わせてください。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 文部科学省は、海外に長期滞在する6〜15歳の日本人の子どもに、大使館・総領事館を通じて教科書を無償で配っています。在メルボルン日本国総領事館の案内(新しいタブで開く)では、在留届を出していることなどが条件で、滞在予定が1年未満の人と永住目的の人は対象外です。永住権を取った人で将来帰国する予定がある人は、総領事館に相談するよう案内されています。
  • 無償配付の対象外の人や、該当しない学年の教科書がほしい人は、海外子女教育振興財団から有料で取り寄せられると、同総領事館は案内しています。
  • 日本から引っ越してくる場合、現地に着いてすぐ使う教科書は、大使館・総領事館には用意されていません。日本を出る前に、海外子女教育振興財団に連絡するよう案内されています。
  • 学校での英語の支援は、英語を母語としない子どもの支援で扱っています。

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