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プリスクール(就学前教育、preschool・kindergarten)

在住駐在
ひとことで言うと

小学校に入る前の年に、先生が行う週15時間ほどの就学前教育を受けられます。呼び方は州・準州で違い、プリスクール、キンダー(kinder、kindy)、キンダーガーテンなどと呼ばれます。始められる年齢の基準日や、無償・費用の支援の仕組みも州ごとに違います。

目次
  1. プリスクールとは
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点

プリスクールとは

プリスクール(preschool)は、小学校の最初の学年に入る前の子どものための教育プログラムです。多くの州・準州で、学校に入る前の1年間に、週15時間ほどのプログラムが用意されています。先生(early childhood teacher)が、遊びを通した学びを行います。

プリスクールは、単独の施設、公立小学校に付属する施設、保育園(long day care)の中など、いろいろな場所で行われます。保育の種類の全体は保育の種類にまとめています。

州・準州によって、呼び方が違います。NSWとACTの「Kindergarten」は小学校の最初の学年のことで、就学前教育ではありません(学校制度と学年)。一方、WAとTASの「Kindergarten」は、小学校の最初の学年の前の1年間の就学前教育です。

州・準州ごとの違い

クオまる

州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。

2026年10月時点の各州・準州の公式ページによる内容です。

州・準州主な呼び方始められる年齢(学校に入る前の年)無償化・費用の支援
NSWPreschool各州の公式ページで確認州の「Start Strong」で保育料を減額
VICKinder(3-Year-Old Kinder、4-Year-Old Kinder)3歳と4歳参加する施設で「Free Kinder」
QLDKindyその年の6月30日までに4歳承認された施設で週15時間・年40週が無料(Free Kindy)
WAKindergartenその年の6月30日までに4歳各州の公式ページで確認
SAPreschool5月1日より前に4歳なら年の初めから。5月1日〜10月31日に4歳なら第3学期から各州の公式ページで確認
ACTPreschoolその年の4月30日までに4歳公立校付属のプリスクールで週15時間まで無料
TASKindergartenその年の1月1日までに4歳各州の公式ページで確認
NTPreschool6月30日より前に4歳なら年の初めから各州の公式ページで確認

NSW

州の「Start Strong」は、プリスクールの年齢の子どもの保育料を減らす制度です(NSW教育省のページ(新しいタブで開く))。減額分は施設に払われ、保育料から差し引かれます。2026年の上限は次のとおりです。

施設最大の減額の対象の子どもそのほかの子ども
コミュニティ・移動式プリスクール年A$4,456まで年A$3,565まで
保育園(long day care)・4歳以上年A$2,563まで年A$1,783まで
保育園(long day care)・3歳年A$769まで年A$423まで

コミュニティ・プリスクールの額は、通う時間に応じて決まります。週15時間(年600時間)以上で上限額です。最大の減額の対象は、低所得の家庭(保健医療カードなどを持つ家庭)、障害や追加の支援が必要な子ども、先住民の子ども、地方・遠隔地の施設に通う子どもなどです。

減額を受けるには、通う施設ごとに申告書(fee relief declaration form)を出し、減額を受ける施設を1つ選びます。保育園では、国の保育料補助(CCS)と合わせて受けられます。コミュニティ・移動式プリスクールと公立のプリスクールには、CCSは使えません。

VIC

ビクトリア州政府のページ(新しいタブで開く)の案内では、3歳と4歳の子どもがキンダーに通え、3-Year-Old Kinderは週5〜15時間です。州は3歳のキンダーを2029年までに週15時間に、4歳のキンダーを2036年までに週30時間に増やす計画です。

「Free Kinder」に参加する単独のキンダーでは、プログラムが無料です。参加する保育園では、保育料の一部が差し引かれます(fee offset)。

QLD

学校に入る前の年に、承認されたプログラムを週15時間・年40週まで無料で受けられます(Free Kindy、クイーンズランド州政府のページ(新しいタブで開く))。対象は、その年の6月30日までに4歳になる子どもです。保育園と単独のキンダー(sessional kindergarten)で行われています。

ACT

ACT政府のページ(新しいタブで開く)にあるとおり、公立の小学校などに付属するプリスクールで、週15時間まで無料で通えます。その年の4月30日までに4歳で、ACTに住んでいることが条件です。公立のプリスクールに申し込めば、必ずどこかの席が用意されます。

2027年に始める場合の申し込みは、2026年5月4日に始まりました。6月5日までに申し込むと、8月3日から順に入園の案内が届きます。

SA・TAS・NT・WA

手順

  1. 住む州・準州の教育省のページで、子どもがいつから通えるかを確認する(年齢の計算ツールがある州が多い)。
  2. 近くのプリスクールやキンダーを探す。公立校付属、単独の施設、保育園の中など、場所を比べる。
  3. 申し込みの時期を確認し、申し込む。人気のある施設は、早く埋まることがある。
  4. 無償化や減額の制度があれば、施設で手続きを確認する。

費用

  • 無償か、減額があるかは、州・準州と施設の種類によって違います(上の表)。
  • 保育園でプリスクールを受ける場合、プログラムの時間の前後の保育には料金がかかります。国の保育料補助(CCS)の対象になることがあります(保育料補助(CCS))。

ここに注意してね!

  • たとえばTASでは、義務教育は5歳からです。Kindergartenは4歳から通うことが勧められていますが、義務ではありません。
  • 「Kindergarten」という言葉の意味が州によって違います。NSWとACTでは小学校の最初の学年、WAとTASでは就学前の1年間です。
  • SAでは、予防接種の条件を満たさないと、プリスクールに入れず通えません(No Jab, No Play)。ほかの州・準州の条件は、施設に問い合わせるとわかります。
  • 一時滞在のビザで暮らす場合など、無償や減額の対象になるかは、施設や州の教育省に確認してください。

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