日本人のためのオーストラリア情報
教育・子育て / 保育・幼児教育

保育の種類(Types of early childhood education and care)

在住駐在
ひとことで言うと

オーストラリアの保育には、平日の日中に預ける保育園(long day care)、保育者の家で少人数を預かるファミリー・デイケア、就学前の子ども向けのプリスクール、学童保育(OSHC)、一時保育などがあります。施設の比較と保育料補助(CCS)の見積もりは、政府のサイト「StartingBlocks.gov.au」でできます。

目次
  1. 主な保育の種類
  2. 保育料補助(CCS)が使える保育
  3. 施設の質の評価
  4. 手順
  5. 費用
  6. 日本との違い・注意点

主な保育の種類

政府のサイト「StartingBlocks.gov.au」のページ(新しいタブで開く)と教育省のページ(新しいタブで開く)が挙げている主な種類です。

種類対象の年齢特徴
保育園(Centre Based Day Care、long day care)0歳から就学前まで保育施設で、資格のある保育者が預かる。1日8時間以上、通常は月〜金曜に開いている。年齢ごとのグループに分かれることが多い
ファミリー・デイケア(Family Day Care)主に0〜12歳登録した保育者の家などで、少人数を預かる
プリスクール(Preschool)主に3〜5歳小学校に入る前の子ども向け。キンダーガーテン(kindergarten)と呼ばれることもある。単独の施設のほか、ほかの保育施設や学校の一部のこともある
学童保育(Outside School Hours Care、)小学生など授業の前後や学校の休み、学校が休みになる日に預かる。プリスクールの子どもを預かる施設もある
一時保育(Occasional care)0歳から就学前まで短い時間、必要なときに預ける
在宅保育(In Home Care)子どもの家庭保育者が子どもの家で預かる。ほかの保育を使えない家庭(勤務時間が不規則、近くに施設がないなど)に限られる

このほか、地方や遠隔地を回る移動式の保育(mobile services)や、家族・友人・ベビーシッター・ナニーなどの私的な預け先もあります。

プリスクールの呼び方と始まる年齢は州・準州で違います。くわしくは「プリスクール(就学前教育)」と「就学前教育の呼び方(州ごと)」にまとめています。

保育料補助(CCS)が使える保育

国の保育料補助(Child Care Subsidy、CCS)を受けられるのは、国の承認を受けた次の4種類の保育です。

  • 保育園(Centre Based Day Care)
  • ファミリー・デイケア(Family Day Care)
  • 学童保育(OSHC)
  • 在宅保育(In Home Care)

補助の仕組みは「保育料補助(CCS)」で説明しています。

施設の質の評価

保育園やファミリー・デイケアなどは、国の質の基準(National Quality Framework、NQF)に沿って運営されます。施設は7つの分野で評価され、全体の評価が決まります。

全体の評価意味
Excellent特に優れている。国の機関(ACECQA)だけが与える
Exceeding National Quality Standard多くの分野で国の基準を上回る
Meeting National Quality Standard国の基準を満たしている
Working Towards National Quality Standard一部の分野に改善が必要
Significant Improvement Required子どもの安全などに深刻な問題があり、すぐに対応が取られる
Provisional – Not Yet Assessed新しく承認され、まだ評価されていない

評価の証明書は、施設に常に掲示されています。

手順

  1. 必要な預け方(毎日か、短時間か、学校の前後か)を考える。
  2. StartingBlocks.gov.auで近くの施設を探し、料金、空き、質の評価を比べる。
  3. 施設を見学し、質問する。
  4. 施設に申し込み、保育料補助(CCS)を申請する。

費用

料金は施設ごとに違います。StartingBlocks.gov.auで、各施設の料金と、補助を受けた後の自己負担の見込みを調べられます(2026年10月時点)。

ここに注意してね!

  • 保育の種類によって、対象の年齢、預ける場所、開いている時間が違います。
  • 施設に心配なことがあれば、まず施設に伝えます。解決しなければ、州・準州の規制当局に苦情を出せます。
  • 保育料補助を受けられるかどうかは、ビザの種類などの条件で変わります。条件は「保育料補助(CCS)」の記事にあります。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

教育・子育て保育料補助(Child Care Subsidy、CCS)保育料補助(CCS)は、国の承認を受けた保育施設の料金を国が補助する制度です。補助は施設に直接支払われ、保育料が下がります。補助の率は家族の所得で決まり、所得A$88,520以下なら90%です(2026年10月時点)。受けるには、市民・永住ビザなどの居住の条件と、子どもの予防接種の条件を満たす必要があります。教育・子育てプリスクール(就学前教育、preschool・kindergarten)小学校に入る前の年に、先生が行う週15時間ほどの就学前教育を受けられます。呼び方は州・準州で違い、プリスクール、キンダー(kinder、kindy)、キンダーガーテンなどと呼ばれます。始められる年齢の基準日や、無償・費用の支援の仕組みも州ごとに違います。教育・子育て就学前教育の呼び方(州ごと、preschool・kindergarten・kinder)小学校に入る前の年の教育は、州・準州によってPreschool、Kinder、Kindy、Kindergartenと呼び方が違います。NSWとACTの「Kindergarten」は小学校の最初の学年で、WAとTASの「Kindergarten」は就学前の1年間です。州ごとの呼び方を表にまとめました。教育・子育て保育施設の探し方(StartingBlocks.gov.au)保育施設は、政府の無料サイト「StartingBlocks.gov.au」で探して比べられます。質の評価、料金、空き状況などを見られ、保育料補助(CCS)の見込みも計算できます。候補が決まったら、少なくとも1回は見学し、質問をしてから申し込むよう案内されています。教育・子育てプレイグループ(playgroups)プレイグループは、小さな子どもと親・保育者が地域で集まり、一緒に遊び、学び、つながる場です。子どもの遊びを通した学びと、親どうしの交流や情報交換に役立ちます。探すときは、各州・準州のプレイグループの団体のサイトを使います。