語学学校(ELICOS、English Language Intensive Courses for Overseas Students)
ひとことで言うと
ELICOSは、留学生向けの集中英語コースです。学生ビザで通うコースは連邦政府の登録簿CRICOSに登録され、週20時間以上の対面授業などの国の基準(ELICOS Standards 2018)を守る必要があります。観光ビザでは最長3か月、ワーキングホリデーでは最長4か月まで勉強できます。
ELICOSとは
ELICOS(English Language Intensive Courses for Overseas Students)は、留学生向けの集中英語コースです。連邦の教育省は、仕事、進学、旅行など、さまざまな目的の学生が学ぶと説明しています。
連邦政府の留学情報サイト「Study Australia(新しいタブで開く)」は、コースの種類を次のように分けています。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 一般英語(General English) | 話す・聞くを中心としたコミュニケーション |
| 進学英語(English for Academic Purposes、EAP) | 学校、職業訓練校、大学で学ぶための英語 |
| 専門英語(English for Specific Purposes) | ビジネス、医療、法律、観光などの分野の英語 |
| 試験対策 | IELTS、TOEFL、TOEIC、ケンブリッジ英検などの準備 |
| 英語教授法 | TESOL、TEFL、CELTA などの英語を教えるための資格 |
| スタディツアー | 一般英語とスポーツ・文化などの活動の組み合わせ |
国の基準(ELICOS Standards 2018)
学生ビザの留学生にELICOSを教える学校は、ELICOS Standards 2018(新しいタブで開く)を守る必要があります。主な決まりは次のとおりです。
- 対面の授業を週20時間以上行う。学生との書面の契約(written agreement)にも明記する。
- 1クラスの先生1人あたりの学生は18人まで。
- 学生を今の英語力や目標に合ったクラスに入れる。
- 18歳未満の学生を受け入れる場合は、年齢や成熟度に合った運営をし、National Code の決まりに従う。
ELICOSは、留学生教育サービス法(ESOS法)の仕組みの一部です。学生ビザで通えるのは、CRICOS(新しいタブで開く)に登録されたコースだけです。制度のしくみは留学生の保護制度(ESOS・CRICOS)で説明しています。
登録と監督をする機関
| ELICOSを行う学校 | 担当機関 |
|---|---|
| 語学学校など(下の2つ以外) | オーストラリア技能質庁(ASQA) |
| 大学などの高等教育機関、または大学への進学の取り決めがある学校 | 高等教育質・基準庁(TEQSA) |
| 小・中・高校 | 連邦の教育省 |
ビザと勉強できる期間
内務省(Department of Home Affairs)は、次のように案内しています(2026年10月時点)。
| ビザ | 勉強できる期間 |
|---|---|
| 学生ビザ(subclass 500) | オーストラリアのコースに在籍し、入学確認書(CoE)を持つことが条件 |
| 観光ビザ(subclass 600) | 最長3か月 |
| ワーキングホリデー(subclass 417) | 最長4か月(17週) |
勉強が主な目的なら、学生ビザを検討するよう内務省は案内しています。ワーキングホリデーでの就学の条件はワーホリの就労・就学の条件にまとめています。
手順
- 学ぶ目的(日常会話、進学、試験、仕事)と期間を決める。
- 使うビザと、勉強できる期間を確認する。
- 学生ビザで通う場合は、コースがCRICOS(新しいタブで開く)に登録されているかを確認する。
- 授業料、授業時間、クラスの人数、レベル分けの方法を比べる。
- 書面の契約(written agreement)を読み、返金の条件を確認してから申し込む。
ここに注意してね!
- 学生ビザで通う場合は、国の基準で授業時間(週20時間以上の対面授業)やクラスの人数が決まっています。
- 学校の選び方は留学の学校選びで扱っています。
- 学校とのトラブルは、まず学校の苦情の手続きを使います。外部の窓口は留学生の苦情の相談先へ。
- 移住者向けの無料の英語教室もあります(移住者向けの無料英語(AMEP))。
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教育・子育て就学前教育の呼び方(州ごと、preschool・kindergarten・kinder)小学校に入る前の年の教育は、州・準州によってPreschool、Kinder、Kindy、Kindergartenと呼び方が違います。NSWとACTの「Kindergarten」は小学校の最初の学年で、WAとTASの「Kindergarten」は就学前の1年間です。州ごとの呼び方を表にまとめました。教育・子育て留学エージェントの使い方(education agents)留学エージェント(education agent)は、学校選びや出願の手続きを手伝う事業者です。使うかどうかは自由で、学校に直接申し込むこともできます。ビザの助言ができるのは登録移民エージェントか弁護士だけです。手数料とサービスの内容は書面で確認してください。教育・子育て留学生の苦情の相談先(complaints and appeals)学校とのトラブルは、まず学校の内部の苦情・不服申し立ての手続きを使います。解決しないときの外部の窓口は学校の種類で違い、大学などの高等教育は全国学生オンブズマン(NSO)、私立の職業訓練校は連邦オンブズマン、TAFEなど公立の職業訓練は州・準州のオンブズマンです。どれも無料で相談できます。
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