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学校が閉校したとき(授業料保護サービス、TPS)

留学
ひとことで言うと

学生ビザの留学生が通う学校が閉校したり、コースを続けられなくなったりしたときは、まず学校に、14日以内に代わりのコースへの移籍か返金をする義務があります。学校が義務を果たさないときは、連邦政府の授業料保護サービス(TPS)が、別の学校での継続か、使われていない授業料の返金を手伝います。

目次
  1. TPSとは
  2. 学校側の理由で続けられないとき(provider default)
  3. 学生側の理由のとき(student default)
  4. 返金の対象になる費用
  5. ビザへの影響
  6. 手順
  7. 費用
  8. 日本との違い・注意点
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ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

TPSとは

授業料保護サービス(Tuition Protection Service、TPS)は、連邦政府の教育省(Department of Education)の仕組みです。学校(教育機関)が授業を最後まで提供できなくなったときに、学生を手伝います。

教育省のTPSのページ(新しいタブで開く)の説明では、TPSは学生ビザの留学生のほか、国内の高等教育の学生や、職業訓練の学生ローン(VET Student Loans)の学生も支援します。この記事では、学生ビザの留学生について説明します。

TPSは、留学生教育サービス法(ESOS Act)にもとづく仕組みです。ESOS法の全体は留学生の保護制度(ESOS・CRICOS)で説明しています。

学校側の理由で続けられないとき(provider default)

学校が次のようになった場合を「provider default」と呼びます。

  • 閉校した
  • 入学したコースを始めなかった
  • 入学したコースを途中でやめた

この場合、学校は学生に書面で知らせなければなりません。そして、14日以内に次のどちらかをしなければなりません。

  • 代わりのコースに移す
  • 使われていない授業料(unspent tuition fees)を返金する

学校がこの義務を果たさないときに、TPSが次のどちらかを手伝います。

  • ほかの学校のコースを探して、勉強を続けられるようにする
  • 使われていない授業料を返金する

学生側の理由のとき(student default)

次の場合を「student default」と呼びます。

  • 決められた開始日にコースを始めなかった
  • コースをやめた
  • 学費の未払い、学生ビザの条件違反、不適切な行動を理由に、学校がコースの提供を断った

この場合も、学校は使われていない授業料を返金する義務があります。返金の期限は次のとおりです。

場合返金の期限
学校と書面の契約(written agreement)がない、または学生ビザが却下されたdefault が起きてから4週間以内
学校と書面の契約がある契約にしたがい、学生から書面の請求を受けてから4週間以内

学校が返金しないときは、TPSが返金する場合があります。

返金の対象になる費用

返金の対象は、授業に直接かかわる授業料です。次のものは授業料に含まれません。

  • 本や教材の費用
  • 留学生の健康保険(Overseas Student Health Cover、)
  • 事務手数料
  • 住まいの費用
  • ビザの申請料

ビザへの影響

登録されたコースに在籍し続けることは学生ビザの条件です。学校が閉校した後に代わりのコースに入らないと、学生ビザに影響します。

TPSはビザの相談には応じません。ビザの情報は内務省(Department of Home Affairs)のページ(新しいタブで開く)にあり、内務省に直接問い合わせることもできます。個別の相談は、登録移民エージェントにもできます。

手順

学校が閉校した、またはコースが続けられなくなったときの流れです。

  1. 学校からの書面の連絡と、教育省の「education provider notices」で、次にすべきことを確認する。
  2. 学校に次の書類のコピーを求める。
    • 学生の記録(修了した科目、評価、実習の内容)
    • コースの構成(科目と予定の時期)
    • 入学許可書(Letter of Offer)
    • 入学確認書(Confirmation of Enrolment、CoE)
    • 学校に払ったお金の請求書と領収書
  3. 14日以内に学校から代わりのコースか返金の案内がなければ、TPSの支援を受ける。対象になると、TPSが「TPS Online」のアカウントを作る。
  4. 勉強を続けたい場合は、CRICOSのコース検索(CRICOS Course Search)などで代わりのコースを探し、希望する学校に入学の相談をする。
  5. 返金を希望する場合は、TPS Onlineに支払いの証拠を出す。

代わりの学校に相談するときの確認点

教育省は、代わりの学校と次の点を話し合うよう案内しています。

  • 元のコースで修了した科目と、新しいコースで単位として認められる科目
  • 新しいコースに入るための条件
  • 新しいコースの授業料
  • 授業の形(対面、オンライン、その組み合わせ)
  • 修了までにかかる期間

返金の請求に必要な書類

TPS Onlineには、次の書類を出します。

  • 学校への支払いの領収書と銀行の明細
  • 入学許可書(Letter of Offer)
  • 内務省のビザ発給通知(Visa Grant Letter)
  • 返金額の計算に役立つその他の書類

留学エージェントを使った場合は、次の書類も必要です。

  • エージェントへの支払いの領収書と銀行の明細
  • エージェントが学校に払った分の領収書
  • エージェントの手数料の明細(ある場合)

費用

代わりのコースの授業料が元のコースより高い場合、差額は学生の負担です(2026年10月時点)。

ここに注意してね!

  • TPSは、まず学校が義務を果たさなかったときの仕組みです。最初に学校からの連絡を確認してください。
  • 支払いの記録は、返金の計算に使うので、入学のときから保管しておきましょう。エージェントを通して払った場合は、エージェントへの支払いの記録も必要です。
  • 学校への苦情は、まず学校の内部の手続きを使います。私立の教育機関については、連邦オンブズマン(Commonwealth Ombudsman)が留学生の苦情を調べることができます(留学生の苦情の相談先)。
  • TPSの問い合わせ先は、メール support@tps.gov.au、電話 1300 131 798(月〜金曜の9:00〜16:00、オーストラリア東部時間)です。

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