日本人のためのオーストラリア情報
教育・子育て / 学校制度

TASの学校制度(Tasmania schools)

在住駐在ワーホリ留学 タスマニア州
ひとことで言うと

タスマニア州(TAS)の公立校は、小学校がPrep〜Year 6、ハイスクールがYear 7〜10、後期がYear 11〜12です。1月1日までに4歳ならKindergarten、5歳ならPrepに入れます。一時滞在ビザの子どもはビザによって授業料が全額・半額・なしに分かれます。高校の修了資格はTCEです。

目次
  1. タスマニアの学校の特色
  2. 手順
  3. 日本との違い・注意点

タスマニアの学校の特色

学年の区切り

州の公立校の学年は、通常次のとおりです(タスマニア州の一時滞在者向けの案内(新しいタブで開く))。

段階学年
就学前Kindergarten
小学校(Primary school)Prep〜Year 6
ハイスクール(Junior High School)Year 7〜10
後期(Senior High School)Year 11〜12

小学校(Kindergarten〜Year 6)のほかに、Kindergarten〜Year 12までの学校(district school)もあります。TASの「Kindergarten」は、Prepの前の年の就学前教育です(就学前教育の呼び方(州ごと))。

学年は2月から12月までの4学期制で、日程は学期と休みにあります。

入学年齢

同じ一時滞在者向けの案内にある基準です。

  • その年の1月1日までに4歳:Kindergartenに通える
  • その年の1月1日までに5歳:Prepに入れる

タスマニア州教育省(Department for Education, Children and Young People、DECYP)のページ(新しいタブで開く)では、5〜17歳の子どもは、学校に在籍して通う(または認められたホームスクールを受ける)義務があります。Kindergartenは週15時間で、4歳から通うことが勧められていますが、義務ではありません。

Year 10の後も、Year 12の修了、職業資格(Certificate III)の取得、18歳のいずれかまで、教育か訓練を続ける決まりがあります。

ほかの州との比較は州ごとの学年と入学年齢で。

学区

小学校(K-6)とdistrict school(K-12)には区域(intake area)があり、区域に住む子どもは、その学校に入学できることが保証されています。住所から区域を調べる地図もあります。

ほかの州の区域のしくみは公立校の学区にまとめています。

一時滞在者の費用

一時滞在ビザの子どもは、Tasmanian Government Education International(TGEI)の一時滞在者プログラム(Temporary Resident Program、TRP)から入学許可書(Authority to Enrol)を受けてから公立校に通います。学年の途中でも入学できます。

授業料の扱いはビザで決まります。ビザ別の一覧(PDF)の主な例は次のとおりです(2026年10月時点)。

ビザ授業料
482、820などかからない
485、494半額
学生ビザ(500)の高等教育・職業訓練などの家族かかる
観光ビザ(600)留学生と同じ授業料

TRPの授業料は次のとおりです。

学年年額1学期1週
KindergartenA$3,800A$950A$95
Prep〜Year 12A$7,600A$1,900A$190
  • 新しい申請には、返金されない申請料A$150がかかります。
  • 最初の2学期分の授業料を払うと、入学許可書が出ます。
  • 学校の諸費用(school levies)は、授業料とは別に学校に払います。

ほかの州の金額は一時滞在者の子どもの公立校の費用で比べられます。

高校の修了資格

Year 12を修了すると、タスマニア州教育修了資格(Tasmanian Certificate of Education、TCE)が出ます。TASCのページ(新しいタブで開く)の条件では、Year 10の後に2年以上の教育・訓練を受け、120単位(credit points)と、読み書き・計算・コンピューターの基準を満たす必要があります。

大学入学に使うATARを受けるには、TCEに加えて、Level 3・4の科目を4つ以上修了する必要があります。ATARの全体像は高校の修了資格(州ごと)で扱っています。

日本語補習校

タスマニア州には日本語補習授業校がありません(在メルボルン日本国総領事館のページ(新しいタブで開く))。家庭で日本語を育てる方法は継承日本語の学習にまとめています。

手順

  1. 子どもの生年月日から、入る学年を確認する。
  2. DECYPの地図で、住む予定の住所の区域の学校を調べる。
  3. 一時滞在ビザの場合は、TGEIのオンラインフォームで申請し、入学許可書を受ける。
  4. 学校で入学の手続きをする。住所の証明を求められる(ほかの書類は公立校の入学手続き)。

ここに注意してね!

  • タスマニア州は、学年の基準日が1月1日です。ほかの州より基準日が早いため、同じ年齢でも学年が違うことがあります。
  • 「Kindergarten」は就学前の1年間です。NSWやACTの「Kindergarten」(小学校の1年目)とは違います。
  • 新しいビザが出たら、7日以内にTGEIに知らせる決まりがあります。授業料が変わることがあります。
  • ビザの選択は、登録移民エージェントに相談できます。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

教育・子育て学校制度と学年(Australian school system)オーストラリアの学校は、最初の学年(州により呼び方が違う)からYear 12までの13年間です。小学校・中学校・高校の区切り、入学年齢、学期の日程は州・準州ごとに決まります。公立と私立があり、1年は4学期制です。教育・子育て州ごとの学年と入学年齢(school starting age)小学校の最初の学年に入る年齢の基準日は、州・準州ごとに違います。NSWは7月31日、VIC・ACTは4月30日、QLD・WAは6月30日、TASは1月1日が基準です。義務教育が始まる年齢と終わる条件も州ごとに決まっています。教育・子育て公立校の学区(school zone・intake area)公立校には住所で決まる学区があり、学区内に住む子どもはその学校に入れるのが原則です。呼び方は州ごとに違い、NSWはintake area、VICはschool zone、ACTはPriority Enrolment Areaなどと呼びます。各州の教育省の地図ツールで住所から調べられます。教育・子育て一時滞在者の子どもの公立校の費用(temporary residents school fees)一時滞在ビザで暮らす家族の子どもは、州・準州の公立校で授業料がかかる場合があります。払うかどうかと金額は、州と子どものビザのサブクラスで決まります。同じビザでも州によって無料・半額・全額と扱いが違うため、住む州の教育省の案内で確認してください。教育・子育て公立校の入学手続き(school enrolment)公立校の入学は、住所で決まる区域の学校を調べ、学校か州の教育省に申し込むのが基本です。出生証明書やパスポート、住所を示す書類、予防接種の記録などが必要です。一時滞在ビザの子どもは、先に州の窓口で登録が必要な州が多くあります。教育・子育て高校の修了資格(州ごと、Senior Secondary Certificate)Year 11〜12を修了すると、州・準州ごとの高校修了資格(NSWのHSC、VICのVCEなど)が出ます。大学の入学選考には、資格とは別に計算される順位「ATAR」が多く使われます。大学への出願は、州ごとの入学センターを通すのが一般的です。教育・子育て日本語補習校(補習授業校)補習授業校は、現地の学校やインターナショナルスクールに通う日本人の子どもが、土曜日などに日本の教科書で国語などを学ぶ教育施設です。オーストラリアでは、外務大臣が指定した補習授業校がキャンベラ、NSW州、パース、ブリスベン、ケアンズ、メルボルン、アデレードにあります。教育・子育て継承日本語の学習(Japanese as a heritage language)オーストラリアで育つ子どもが、家庭などで日本語を身につけ、使い続けることを「継承日本語(継承語)」の学習といいます。家庭での取り組みに加えて、日本語補習授業校、州の地域言語学校、国際交流基金のセミナーなどを利用できます。地域ガイドタスマニア州(Tasmania、TAS)オーストラリア本土の南にある島の州で、州都はホバートです。2021年国勢調査の人口は約56万人で、そのうち約25万人がホバート都市圏に住んでいます。日本の総領事館はなく、在メルボルン日本国総領事館が担当し、ホバートで領事出張サービスを行っています。