削られる海岸を住民のドローンで記録。南オーストラリアの町
南オーストラリア州の海辺の町ローブで、海岸の浸食を調べるため、地元の人たちにドローンを飛ばしてもらう取り組みが始まります。ローブの地区議会が参加者を募り、研究はフリンダース大学が中心になって進めます。国の研究基盤づくりの事業「NCRIS」の一つです。
参加者は2年間、毎月海岸を撮影するほか、嵐の前と後にも記録をとります。費用の安いドローンと、操縦の練習の機会が用意されるということです。ローブでは2025年7月、灯台の近くで崖が10m近く崩れました。フォックス・ビーチやフーパーズ・ビーチ、町の名所として知られるオベリスク(塔)の周りも、浸食のおそれがある場所とされています。研究を担当する大学の准教授は、地域の人に加わってもらうことで、より広い海岸と、より多くの嵐を調べられると話しています。地区議会の最高責任者は「町の海岸は弱く、浸食が速く進んでいる。できるだけ多くのデータと助けが必要だ」と話しています。ビクトリア州でも同じような取り組みが成果を上げていて、うまくいけば南オーストラリア州のほかの場所にも広げる計画です。
日本でも、砂浜がやせたり、海岸の崖が崩れたりする浸食が各地で問題になっています。住民が研究に参加して海岸を見守る方法は、日本の海辺の町でも参考になりそうです。
住民が飛ばすドローンが研究の役に立つなんて、すてきな取り組みですね。ドローンや練習の機会も用意されるそうです。灯台の近くで崖が崩れたこともあると知ると、記録の大切さを感じます。