歯のある1億年前の鳥、内陸の町で化石が見つかる
クイーンズランド州の都市タウンズビルから約500km内陸にある町リッチモンドで、約1億年前の白亜紀に生きていた新種の鳥の化石が見つかりました。「Tenuicruris piscanexum」と名付けられたこの鳥は、オーストラリアで正式に記載された白亜紀の原始的な鳥として、2例目です。1例目は1986年に記載されました。
化石は、地元の博物館「クロノサウルス・コーナー」の当時の学芸員が、大昔の内陸の海の跡を掘っていたときに偶然見つけた、細長い骨でした。ニューイングランド大学の古生物学者が調べたところ、足の骨と、すねにあたるいちばん長い骨だとわかりました。大きさはツカツクリ(ブッシュターキー)くらいで、歯があったと考えられています。姿を推定するときには、同じ時代の中国やドイツで見つかった、ほぼ全身の化石が参考にされました。研究者は、リッチモンドでは海の爬虫類の化石がよく見つかるものの、鳥の骨はきわめて珍しいと話しています。研究に関わっていないニューサウスウェールズ大学の教授は、鳥は恐竜であり、骨がとてももろいため化石になりにくいと説明しています。
日本でも、福井県などで恐竜の化石が見つかり、恐竜の博物館が人気を集めています。小さな骨から大昔の姿がよみがえるのは、どの国でもわくわくする話です。
歯のある鳥がツカツクリくらいの大きさで歩き回っていたなんて、想像するとわくわくします。海の生きものの化石が多い場所で、鳥の骨が見つかったのは本当に幸運ですね。化石の鳥の名前も覚えておきたいです。