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驚き

カメラ30台で1年近く。それでも映らないフクロネコ

北部準州の北の端「トップエンド」にあるリッチフィールド国立公園で、絶滅危惧種の有袋類「キタフクロネコ(northern quoll)」が、地域からいなくなったおそれがあると報じられています。メルボルン大学の博士課程の研究者が、公園内に30台以上の自動撮影カメラを1年近く仕掛けてきましたが、一度も姿が映っていません。

撮影は延べ4,000夜を超えましたが、映ったのはスイギュウやブタ、ネコばかりでした。キタフクロネコは国では「絶滅危惧」、北部準州では「深刻な絶滅危惧」に指定されています。減った大きな原因は、外来種のオオヒキガエルです。研究者によると、オオヒキガエルが広がってきた地域では、キタフクロネコの85〜95%がいなくなるといいます。野良ネコや、ひんぱんに行われる野焼きも影響していると見られています。北部準州の公園・野生生物局のベテランのレンジャーは、2009〜2010年ごろには毎晩のように見かけたものの、最後に見たのは4〜5年前だと話しています。いなくなればタスマニアタイガーのように二度と会えないと、危機感を語っています。

日本でも、ニホンオオカミやニホンカワウソのように、気づいたときにはいなくなっていた動物がいます。身近だった生きものほど、減っていることに気づきにくいのかもしれません。

クオまるのひとこと

4,000夜以上も撮り続けて一度も映らないというのは、とてもさびしい結果です。昔は毎晩のように見られたと聞くと、なおさら胸が痛みます。いつかカメラの前にひょっこり現れてくれるといいですね。

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