オーストラリアの動物(Native animals)
オーストラリアの哺乳類の80%以上は、ほかの国にはいない固有種です。卵を産むカモノハシとハリモグラ、袋で子を育てるカンガルーやコアラなど、珍しい動物が多くいます。野生の動物は保護されており、国立公園では見るだけにして、えさを与えないことが求められています。
固有種が多い理由
オーストラリア博物館(Australian Museum)のページ(新しいタブで開く)では、オーストラリアの哺乳類の80%以上が固有種(ほかの地域にいない種)とされています。オーストラリア大陸は、約4,000万年前にゴンドワナ大陸から分かれて以来、長く孤立していたため、哺乳類がほかの地域とは別に進化してきました。
哺乳類の3つのグループ
オーストラリアには、今いる哺乳類の3つのグループがすべています。
| グループ | 特徴 | 主な動物 |
|---|---|---|
| 単孔類(monotremes) | 殻の柔らかい卵を産む | カモノハシ(Platypus)、ハリモグラ(Short-beaked Echidna)の2種 |
| 有袋類(marsupials) | 未熟な状態で生まれた子を袋で育てる | カンガルー、バンディクート、クオール(quoll)、コアラなど |
| 有胎盤類(placentals) | 比較的よく育った状態で子を産む | ネズミの仲間、コウモリ、海の哺乳類。猫、キツネ、ウサギなどは持ち込まれた動物 |
単孔類は、今ではオーストラリアとニューギニアにしかいません。陸の哺乳類の大きさは、数グラムの小さなものから、最大92kgになるアカカンガルー(Red Kangaroo)までさまざまです。海には、アザラシ、アシカ、クジラ、イルカ、ジュゴンなど約60種の哺乳類がいます。
減っている動物
オーストラリア博物館のまとめでは、この200年ほどで、小型から中型の有袋類とネズミの仲間の多くが大きく減りました。30種を超える動物が絶滅しています。最近では、2019年2月に小さな在来のネズミ(Bramble Cay Melomys)の絶滅が宣言されました。
手順
国立公園で動物に出会ったら
ニューサウスウェールズ州(NSW)の国立公園局のページ(新しいタブで開く)の主な呼びかけは次のとおりです。
- 遠くから見る。在来の動植物はすべて保護されている。遊歩道を外れない。
- えさを与えない。国立公園では、管理者の許可なく野生動物にえさを与えてはいけない。
- 食べ物やごみを放置しない。食べ物とごみはしっかり閉まる容器に入れて車にしまう。テントに食べ物を置かない。
- 近づくより、カメラのズームを使う。
在来の動物は、自然の中でえさを探すようにできています。人がえさを与えると、病気になったり、えさをねだって攻撃的になったりすることがあります。
カンガルーに近づかれたら
カンガルーは、身の危険を感じると攻撃的になり、大けがをさせることがあります。けんかをしていた、メスの周りを動き回っていた、うなっていたカンガルーに近づかれたときの案内は次のとおりです。
- 逃げない。近づかない。背伸びをしたり、見つめたり、腕を振ったり、えさを差し出したりしない。
- 落ち着いてじっとし、カンガルーが離れるのを待つ。
- それでも近づいてくるときは、低くかがみ、両手で顔と首の後ろを覆い、茂みなどの陰に移る。
犬の連れ込みが許されている公園では、犬をリードにつなぎます。カンガルーは犬を脅威と感じます。
ここに注意してね!
- 野生動物の多くは明け方と夕方にえさを食べに出てきます。この時間の運転は避け、道路と道ばたに注意します。カンガルーやウォンバットは道ばたの草に引き寄せられます。運転の注意は「動物との衝突に注意」にまとめています。
- けがをした動物、病気の動物、親のいない動物を見つけたら、許可を受けた野生動物の救護団体、近くの獣医、国立公園の事務所に連絡するよう案内されています。連絡の流れは「けがをした野生動物を見つけたら」で扱っています。
- 動物とふれあう施設のルールは「動物とのふれあいのルール」、毒のある生き物は「注意が必要な生き物」を参照してください。
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