コアラ(Koala)
ひとことで言うと
コアラはクマの仲間ではなく、袋で子を育てる有袋類です。クイーンズランド州北部からビクトリア州南部、南オーストラリア州南東部のユーカリの森に、まばらにすんでいます。1日に約0.5kgのユーカリの葉を食べ、昼の大半は眠っています。すむ森が減っていることなどが大きな脅威になっています。
どんな動物か
コアラ(koala)は、長い間「コアラ・ベア(koala bear)」と呼ばれてきましたが、クマではなく有袋類です(ニューサウスウェールズ州(NSW)政府のページ(新しいタブで開く))。最も近い仲間はウォンバットです(オーストラリア博物館のページ(新しいタブで開く))。
すむ場所
オーストラリア博物館(Australian Museum)のページの説明では、コアラはユーカリの森にすんでいます。クイーンズランド州(QLD)北部からビクトリア州(VIC)南部、南オーストラリア州(SA)南東部まで、まばらに分布しています。シドニー周辺では少なくなりましたが、南の郊外には大きな集団が残っています。
NSWでは、主に中部と北部の海岸にすんでいます。グレート・ディバイディング山脈の西、南の海岸、南部の高原にもいます。
体と暮らし
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 体の長さ | 68〜82cm |
| 食べ物 | 特定の種類のユーカリの葉が中心で、花や茎も食べる。1日に約0.5kgの葉を食べる |
| 一日の過ごし方 | 一日の大半を眠ってエネルギーを節約し、夕方にえさを探す。ほとんどの時間をユーカリの木の上で過ごすが、ときどき地面を歩いて移動する |
| 寿命 | 10〜20年 |
えさのユーカリは「ユーカリ」の記事で紹介しています。
子育て
- メスは2歳ごろから繁殖でき、妊娠期間は約2か月で、1年に1頭の子を産みます。
- 繁殖は夏に行われます。子(ジョーイ)は6か月を袋の中で過ごします。その後、乳から、葉と、母親が出す柔らかいふん「パップ(pap)」へと少しずつ移っていきます。
脅威
NSW政府のページは、コアラへの脅威として次のものを挙げています。
- すむ森が失われること、分断されること
- 病気(クラミジア)
- 車との衝突
- 山火事
- 犬に襲われること
- 干ばつや熱波による暑さのストレス
- 気候変動
オーストラリア博物館も、住宅開発や農地のために森が切り開かれ、分断されていることで、コアラの分布が大きく減り続けているとしています。
ここに注意してね!
- 保護の状況:コアラは、連邦の環境保護・生物多様性保全法(Environment Protection and Biodiversity Conservation Act 1999、EPBC法)で、絶滅のおそれのある種に指定されています。どの地域の集団がどの区分になっているかは、連邦の気候変動・エネルギー・環境・水省(DCCEEW)の公式ページに載っています。
- 野生のコアラにさわらない:野生の動物は離れて見るのが基本です。ふれあいのルールは「動物とのふれあいのルール」にまとめています。
- 運転中:車との衝突はコアラの脅威の一つです(「動物との衝突に注意」)。
- けがをしたコアラ:「けがをした野生動物を見つけたら」を参考に、野生動物の救護団体などに連絡します。
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