ヒクイドリ(Southern Cassowary)
ひとことで言うと
ヒクイドリ(カソワリ)は、クイーンズランド州北部の熱帯雨林にすむ大きな飛べない鳥です。頭の上のかぶとのような突起と、首から下がる赤い肉垂れが目印です。攻撃的で予測できない行動をとることがあり、近づかないこと、えさを与えないこと(違法)が求められています。
どんな鳥か
ヒクイドリ(Southern Cassowary、カソワリ)は、エミューと同じ飛べない大型の鳥です(エミューは「エミュー」の記事で紹介しています)。
体の特徴
オーストラリア博物館(Australian Museum)のページ(新しいタブで開く)が挙げる特徴です。
- 大きさは150〜200cmです。
- 大きな体、頭の上の灰色のかぶとのような突起(casque、カスク)、首から下がる赤い肉垂れで、すぐに見分けられます。
- メスはふつうオスより大きく、カスクが高く、色も鮮やかです。
すむ場所
オーストラリアでは、クイーンズランド州(QLD)北部にすんでいます。ニューギニアやインドネシア東部にもいます。深い熱帯雨林にすみ、用心深いため、なかなか姿を見られません。熱帯雨林は「クイーンズランドの湿潤熱帯」や「デインツリー」で紹介しています。
暮らし
オーストラリア博物館の説明をまとめます。
- 主に地面に落ちた果物を食べます。
- 2羽のオスが出会うと、どちらも背筋を伸ばし、羽を膨らませて低い声でうなり合います。
- 卵を産んだ後、メスは離れていき、卵を温めてひなを育てるのはオスです。
保護の区分
オーストラリアのヒクイドリ(学名 Casuarius casuarius johnsonii)は、絶滅のおそれがある鳥です。
- 連邦:気候変動・エネルギー・環境・水省(DCCEEW)のページでは、環境保護法(EPBC法)の区分は「絶滅危惧(Endangered)」です。
- 州:QLD政府の絶滅危惧種のページでも、区分は「絶滅危惧(Endangered)」です。
QLD政府によると、ヨーロッパ人が入植したころは、タウンズビルの北からケープヨークの先まで広くすんでいました。今は、湿潤熱帯に1つ、ケープヨークに2つの、合わせて3つの集団が残っています。
ここに注意してね!
QLD政府の「Be Cass-o-wary」の安全のページ(新しいタブで開く)は、ヒクイドリは攻撃的で予測できない行動をとることがあるとしています。オーストラリア博物館も、追い詰められると危険になることがあるとしています。
ヒクイドリが近づいてきたら(QLD政府の案内)
- 落ち着く。
- ヒクイドリの方を向く。決して背中を向けない。
- ゆっくり後ずさりする。
- 木やリュックなど、自分とヒクイドリの間に何かを置くようにする。
してはいけないこと(QLD政府の案内)
- えさを与えない:えさを与えることは違法で、危険です。えさやりが原因でヒクイドリが死んだこともあります。罰金があります。
- ひなに近づかない:オスはひなを守ります。ひなとオスの間に入らないでください。
- 車を止めて見ない:ヒクイドリを見るために道路で車を止めないでください。ヒクイドリのすむ地域では、いつも速度を落として運転します。
- 犬はつないでおく:犬は庭の中に入れ、散歩のときはリードにつなぎます。
けがをしたら・けがをしたヒクイドリを見つけたら(QLD政府の案内)
- ヒクイドリに人がけがをさせられたら、すぐに000に電話します(「救急(000)」)。
- けがをしたヒクイドリや親のいないひなを見つけたら、1300 130 372(オプション1の後、オプション2)に電話します。
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