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自然・安全 / 動植物

ハリモグラ(Echidna)

ひとことで言うと

ハリモグラは、背中に鋭いとげを持つ、卵を産む哺乳類(単孔類)です。オーストラリアで最も広く分布する在来の哺乳類で、雪山から砂漠までほとんどの環境にすんでいます。歯がなく、長くねばねばした舌でアリやシロアリを食べます。

目次
  1. どんな動物か
  2. 日本との違い・注意点
タスマニアのスナッグ滝の近くで落ち葉の上を歩くハリモグラ
Photo: Steve Franklin / Unsplash

どんな動物か

ハリモグラ(echidna、エキドナ)は、カモノハシと同じ単孔類(monotreme)で、卵を産む哺乳類です。ここで紹介するハリモグラ(Short-beaked Echidna)は、ハリモグラの仲間の中で小さいほうの種です(ニューサウスウェールズ州(NSW)政府のページ(新しいタブで開く))。カモノハシは「カモノハシ」の記事で紹介しています。

体の特徴

すむ場所

NSW政府は、ハリモグラをオーストラリアで最も広く分布する在来の哺乳類としています。雪におおわれた山から砂漠まで、ほとんどすべての環境にすんでいます。

  • オーストラリア本土とタスマニア、キング島、フリンダーズ島、カンガルー島、ニューギニアにいます。
  • 森林、林地、ヒース(低木の荒れ地)、草原、乾燥地にすんでいます。

食べ物

  • とがった鼻先と鋭いつめでアリやシロアリの巣をこわし、長くねばねばした舌を出し入れして捕まえます。
  • 好物はシロアリで、そのため「スパイニー・アントイーター(spiny anteater)」とも呼ばれます。歯がないので、舌と口の底で食べ物をすりつぶします。

暮らし

  • おとなしい動物で、じゃまをされると戦うより逃げようとします。こわいときは、鼻先と足を体の下にしまって丸くなり、とげを外に向けます。
  • 一年のほとんどを単独で過ごします。繁殖期には、何匹かのオスが1匹のメスの後をついて歩くことがあります。
  • 冬は、朽ちた丸太や切り株、巣穴、茂みの下などで冬眠のような状態になります。
  • 泳ぎも得意です。鼻先と少しのとげだけを水面から出して泳ぎます。

子育て

  • 卵は1回に1個産みます。約10日でかえり、子は目が見えず、毛もありません。NSW政府の説明では、かえったときの子は約1.45cmで、ゼリービーンズほどの大きさです。
  • 子は2〜3か月、母親の袋の中で毛につかまって乳を飲みます。とげが生えてくると、母親は子を袋から出して巣穴に置きます。その後も6か月ほど乳を飲みます。

ここに注意してね!

  • 保護されている動物:NSWでは、ディンゴを除く在来の鳥類、爬虫類、両生類、哺乳類は、州の生物多様性保全法(Biodiversity Conservation Act 2016)で保護されています。
  • 車や犬:ハリモグラには天敵が少ないものの、車や犬、キツネ、ときにはオオトカゲ(ゴアナ)に殺されることがあります。猫が子を襲うこともあります。運転中の注意は「動物との衝突に注意」にまとめています。
  • 見かけたら:野生の動物は離れて見るのが基本です(「動物とのふれあいのルール」)。けがをしているときは、「けがをした野生動物を見つけたら」を参考に、野生動物の救護団体などに連絡します。

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