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自然・安全 / 動植物

注意が必要な生き物(Dangerous animals)

ひとことで言うと

オーストラリアには、ヘビ、クモ、クラゲなど毒を持つ生き物や、北部の水辺にすむワニがいます。生き物によって応急手当が違うため、事前に知っておくことが大切です。命にかかわるときは000に電話します。

目次
  1. 気をつけたい生き物
  2. 手順
  3. 日本との違い・注意点

気をつけたい生き物

オーストラリアには、クモ、ヘビ、クラゲ、昆虫など、毒を持つ生き物が多くいます(healthdirectのページ(新しいタブで開く))。かまれたり刺されたりしても多くは軽く済みますが、重い病気や激しいアレルギー反応を起こしたり、命を落としたりすることもあります。

生き物によって応急手当が違います。主なものを表にまとめます。

生き物主な危険応急手当の要点
ヘビ毒で命にかかわることがある000に電話。圧迫固定法で包帯を巻き、動かさない
ファンネルウェブ(funnel-web)など大きな黒いクモ毒で命にかかわることがある000に電話。圧迫して固定する包帯は、ファンネルウェブとマウススパイダーにかまれたときに使う
レッドバック(redback)強い痛み。命にかかわるものではない石けんと水で洗い、保冷剤で15分冷やす。症状が重ければ医師へ
ハコクラゲ(box jellyfish)など北部のクラゲ重い症状や死亡のおそれ000に電話。触手を取り除き、酢をかける
カツオノエボシ(bluebottle)強い痛み。ふつうは治療不要海水で洗い、触手を取り除き、45度のお湯に20分つける。酢は使わない
イリエワニ(estuarine crocodile)水辺で人が襲われることがある水に入らない、水際から5m以上離れる

ヘビ

ヘビにかまれたときは、すべて命にかかわるおそれがあるものとして扱います。手当ての流れは「ヘビにかまれたら」にまとめています。

クモ

healthdirectのページは、クモのかみ傷を3つに分けています。

  • ファンネルウェブやほかの大きな黒いクモ:とても危険で、命にかかわることがある
  • レッドバック:強い痛みが出ることがあるが、命にかかわるものではない
  • そのほかのクモ:ふつうは害がない

ホワイトテール(white tail)は、人にとって危険ではないとされています。圧迫して固定する包帯は、ファンネルウェブとマウススパイダー(mouse spider)にかまれたときだけ使います。

クラゲ

healthdirectのページの説明では、クラゲに刺されることはよくあり、多くは痛いだけで危険ではありません。ただし、オーストラリア北部の熱帯の海にいるハコクラゲは、重い症状や死亡の原因になります。

クイーンズランド州(QLD)のバンダバーグ(Bundaberg)、西オーストラリア州(WA)のジェラルトン(Geraldton)より北で、何に刺されたかわからない場合は、ハコクラゲとして手当てします。小さなハコクラゲの仲間に刺されると、20〜30分後に背中・おなか・胸の激しい痛みなどが出ることがあり(イルカンジ症候群)、病院に行く必要があります。

クラゲの季節(stinger season)は、ふつう晩春から初秋です。場所や天候によって変わります。

ワニ

クイーンズランド州政府のBe Crocwiseのページ(新しいタブで開く)では、ワニは大雨や洪水の後に特によく移動し、水中を数百km移動することもあります。あらゆる川・湖・海にいる可能性があり、ワニの生息域の中で「ワニがいない」と言える水辺はありません。浅い水からも襲ってきます。

手順

かまれた・刺されたとき

  1. 命にかかわるとき、ヘビや大きな黒いクモにかまれたとき、熱帯の海でクラゲに刺されたときは、000に電話して救急車を呼ぶ。
  2. 生き物ごとの応急手当をする(上の表を参照)。
  3. 息苦しさ、舌やのどの腫れ、ぐったりするなどのアレルギー反応があれば、000に電話する。
  4. 急ぎでない相談は、healthdirect(1800 022 222、24時間、看護師が対応)に電話する。ビクトリア州ではNURSE-ON-CALLと呼ばれています。

ワニの生息域で

Be Crocwiseのページでは、次の行動を勧めています。

  1. 水に入らない。
  2. 水際から5m以上離れる。
  3. 水に近づくときは、クーラーボックスや切り株、大きな岩など、しっかりした物を自分と水の間に置く。かがまず、同じ場所を何度も使わない。
  4. 子どもを水際に近づけない。ペットはリードにつなぐ。
  5. 夜、夕方、明け方は特に注意する。
  6. 食べ残しや魚のあら、えさは持ち帰るかごみ箱に捨てる。

クイーンズランド州でワニを見かけたら、QWildlifeアプリ、オンライン、または電話1300 130 372(オプション1)で州の環境省に知らせます。緊急時は000に電話します。

ここに注意してね!

  • 応急手当は生き物によって正反対のこともあります。たとえば、ハコクラゲには酢を使いますが、カツオノエボシやそのほかのクラゲには酢を使いません。
  • クモにかまれないよう、healthdirectのページでは、庭仕事のときに手袋をはめる、靴をはく前に中を確かめる、子どもにクモを触らせない、といった対策を勧めています。
  • 海の生き物については「クラゲへの注意」「ワニへの注意」「サメへの注意」、虫については「ダニと蚊」の記事で扱っています。
  • 毒のある生き物の相談は、毒物情報センター(Poisons Information Centre、13 11 26)でも受け付けています。

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