自然・安全
動植物
自然・安全ヒクイドリ(Southern Cassowary)ヒクイドリ(カソワリ)は、クイーンズランド州北部の熱帯雨林にすむ大きな飛べない鳥です。頭の上のかぶとのような突起と、首から下がる赤い肉垂れが目印です。攻撃的で予測できない行動をとることがあり、近づかないこと、えさを与えないこと(違法)が求められています。自然・安全オウムとインコ(Cockatoos and parrots)オーストラリアには、白い体に黄色い冠羽のキバタン、ピンク色のモモイロインコ、色鮮やかなゴシキセイガイインコなど、オウムやインコの仲間が多くいます。人の住む場所の近くで見られる種類も多く、群れでにぎやかに鳴きます。自然・安全注意が必要な生き物(Dangerous animals)オーストラリアには、ヘビ、クモ、クラゲなど毒を持つ生き物や、北部の水辺にすむワニがいます。生き物によって応急手当が違うため、事前に知っておくことが大切です。命にかかわるときは000に電話します。自然・安全ディンゴ(Dingo)ディンゴは、約4,000年前にオーストラリアに持ち込まれたとされる、古い系統のイヌです。本土の多くの地域にいますが、タスマニアにはいません。人に慣れたディンゴは人を襲うことがあり、子どもがかまれる事故も起きています。クガリ(K'gari)では、ディンゴにえさをやると最高A$28,495の罰金があります(2026年10月時点)。自然・安全ハリモグラ(Echidna)ハリモグラは、背中に鋭いとげを持つ、卵を産む哺乳類(単孔類)です。オーストラリアで最も広く分布する在来の哺乳類で、雪山から砂漠までほとんどの環境にすんでいます。歯がなく、長くねばねばした舌でアリやシロアリを食べます。自然・安全エミュー(Emu)エミューは、オーストラリアで最も背の高い在来の鳥で、飛べない代わりに時速50kmまで走ります。オーストラリアにしかいない鳥で、海岸から高い山まで大陸のほとんどにすんでいます。卵を温め、ひなを育てるのはオスです。自然・安全ユーカリ(Eucalypt)ユーカリは「ガムツリー(gum tree)」とも呼ばれ、オーストラリアを代表する木です。オーストラリア国立植物園によると、オーストラリアには700種を超えるユーカリがあります。樹皮は、ざらざらした皮が残るタイプと、つるつるで皮がはがれ落ちるタイプにおおまかに分かれます。自然・安全オオコウモリ(Flying-fox)オオコウモリ(フライングフォックス)は、果物や花の蜜を食べる大型のコウモリです。東海岸に多いハイガシラオオコウモリは翼を広げると1mを超え、何千匹もの群れで集まることがあります。コウモリは病気を持っていることがあるため、素手で触らず、かまれたりひっかかれたりしたらすぐに医療機関を受診します。自然・安全けがをした野生動物を見つけたら(Injured wildlife)けがや病気の野生動物、親とはぐれた子どもを見つけたら、まず自分の安全を確かめ、州・準州の救護窓口か近くの動物病院に連絡します。ヘビ・コウモリ・海の動物には触りません。野生動物を自分で飼うことは認められていません。州ごとの公式の窓口を表にまとめました。自然・安全ジャカランダ(Jacaranda)ジャカランダは、春に青紫色の花を咲かせる南アメリカ原産の木です。オーストラリアの在来の植物ではありませんが、1850年代にシドニーに持ち込まれて以来、各地に広く植えられてきました。シドニーでは最もよく見られる街路樹の一つです。自然・安全カンガルー(Kangaroo)カンガルーは、子を袋で育てる有袋類です。最大のアカカンガルーはオスで92kgになり、東部ではオオカンガルー(ヒガシハイイロカンガルー)がよく見られます。身の危険を感じると攻撃的になることがあり、えさを与えず、離れて見ることが求められています。自然・安全コアラ(Koala)コアラはクマの仲間ではなく、袋で子を育てる有袋類です。クイーンズランド州北部からビクトリア州南部、南オーストラリア州南東部のユーカリの森に、まばらにすんでいます。1日に約0.5kgのユーカリの葉を食べ、昼の大半は眠っています。すむ森が減っていることなどが大きな脅威になっています。自然・安全ワライカワセミ(Laughing Kookaburra)ワライカワセミ(クッカバラ)は、人の笑い声のような大きな声で鳴く、オーストラリア東部の鳥です。笑い声は、ほかの鳥に「縄張りに入るな」と知らせる鳴き声です。木のある場所ならたいていすんでいて、主に昆虫やミミズなどを食べます。自然・安全繁殖期のカササギ(Magpie swooping season)春の繁殖期には、カササギフエガラス(magpie)が巣とひなを守るため、近くを通る人に上から急降下してくることがあります。巣の周りを避ける、帽子やサングラスで頭と顔を守る、自転車なら降りて歩く、といった対策が勧められています。仕返しはしません。自然・安全オーストラリアの動物(Native animals)オーストラリアの哺乳類の80%以上は、ほかの国にはいない固有種です。卵を産むカモノハシとハリモグラ、袋で子を育てるカンガルーやコアラなど、珍しい動物が多くいます。野生の動物は保護されており、国立公園では見るだけにして、えさを与えないことが求められています。自然・安全カモノハシ(Platypus)カモノハシは、卵を産む哺乳類(単孔類)で、川や湖などの淡水にすんでいます。クイーンズランド州東部からタスマニアまでの東部に分布し、主に夕方から夜に、くちばしの感覚を頼りに水中の小さな生き物を食べます。オスの後ろ足には毒のある蹴爪があります。自然・安全ポッサム(Possum)ポッサムは、木の上で暮らす夜行性の有袋類です。町でよく見られるのは、フクロギツネ(Common Brushtail Possum)とリングテイルポッサム(Eastern Ringtail Possum)です。フクロギツネは家の屋根裏に入ることがあります。タスマニア州では法律で保護されていて、許可なく捕まえることはできません。自然・安全クオッカ(Quokka)クオッカは、西オーストラリア州の南西部だけにすむ小型のワラビーの仲間です。ロットネスト島に多くいますが、本土では生息地が大きく減り、州と連邦の法律で絶滅のおそれのある種に指定されています。夜行性で、昼は茂みの中で休んでいます。自然・安全ヘビにかまれたら(Snake bite)オーストラリアでは、ヘビにかまれたらすべて命にかかわるものとして扱い、すぐに000に電話して救急車を呼びます。応急手当は、包帯で圧迫して手足を動かさない「圧迫固定法」です。傷を洗わない、縛らない、切らない、吸わない、ヘビを捕まえないことが大切です。自然・安全クモにかまれたら(Spider bites)オーストラリアのクモのかみ傷は、ファンネルウェブなど大きな黒いクモ、レッドバック、そのほかの3つに分けて考えます。大きな黒いクモにかまれたら命にかかわる緊急事態として000に電話します。ファンネルウェブなら包帯で圧迫して動かしません。レッドバックは洗って冷やし、症状が重ければ医師にかかります。自然・安全タスマニアデビル(Tasmanian Devil)タスマニアデビルは、今いる肉食の有袋類で世界最大の動物です。野生ではタスマニアだけにすみ、夜に動物の死がいなどを食べて歩き回ります。顔にできる伝染性のがん(デビル顔面腫瘍性疾患)で数が減り、州と連邦の法律で絶滅危惧種に指定されています。自然・安全ダニと蚊(Ticks and mosquitoes)オーストラリアのダニは東海岸に多く、かまれたら無理に引き抜かず、薬局で買えるエーテル入りのスプレーで凍らせて殺してから取ります。息苦しさなど激しいアレルギー反応が出たら000に電話します。蚊はロスリバーウイルスなどの病気を運ぶことがあり、長袖と虫よけで予防します。自然・安全ワトル(Wattle、アカシア)ワトルはアカシアの仲間の木の総称で、オーストラリアには1,000種を超えるワトルがあります。その一つのゴールデン・ワトルは国の花(国花)で、花が咲くと国の色である緑と金色になります。毎年9月1日は「ナショナル・ワトル・デー」です。自然・安全ウォンバット(Wombat)ウォンバットは、ずんぐりした体で地面に巣穴を掘って暮らす有袋類です。オーストラリアには3種がいて、最もよく見られるのは南東部の森林にすむヒメウォンバット(Bare-nosed Wombat)です。一生の約3分の2を巣穴で過ごし、主に夜に草を食べます。