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オオコウモリ(Flying-fox)

ひとことで言うと

オオコウモリ(フライングフォックス)は、果物や花の蜜を食べる大型のコウモリです。東海岸に多いハイガシラオオコウモリは翼を広げると1mを超え、何千匹もの群れで集まることがあります。コウモリは病気を持っていることがあるため、素手で触らず、かまれたりひっかかれたりしたらすぐに医療機関を受診します。

目次
  1. どんな動物か
  2. 日本との違い・注意点
ビクトリア州ジーロングのイースタン・パークの木にぶら下がるハイガシラオオコウモリ
Photo: René Riegal / Unsplash

どんな動物か

オオコウモリ(flying-fox、フライングフォックス)は、大型のコウモリの仲間です。ここでは、東海岸でよく見られるハイガシラオオコウモリ(Grey-headed Flying-fox)を紹介します。

ハイガシラオオコウモリ

オーストラリア博物館(Australian Museum)のページ(新しいタブで開く)をもとにした特徴です。

項目内容
大きさオーストラリアで最も大きなコウモリの一つ。翼を広げると1mを超える
見た目体の大部分は白髪まじりの毛。頭は灰色で、首の周りはオレンジがかった赤色
すむ場所森林、林地、熱帯雨林、マングローブ、湿地など
分布東海岸沿い。南オーストラリア州(SA)のアデレードから、ビクトリア州(VIC)、ニューサウスウェールズ州(NSW)、クイーンズランド州(QLD)まで
食べ物在来や外来の植物の果物、特にイチジク。在来の木、特にユーカリの花の蜜と花粉も食べる
  • 果物を食べるため、「フルーツ・バット(Fruit Bat)」と呼ばれることもあります。
  • 日没ごろにねぐらを出て、えさを探します。えさ場まで最大50km移動することがあります。
  • 「キャンプ(camp)」と呼ばれる群れは、何千匹にもなることがあります。
  • 繁殖期は9月〜1月です。

保護の状況

ハイガシラオオコウモリのNSWでの保全状況は「危急(Vulnerable)」で、すみかの森が切り開かれたことで数が減っている、とオーストラリア博物館は説明しています。えさになるユーカリは「ユーカリ」の記事で紹介しています。

ここに注意してね!

素手で触らない

NSW保健省(NSW Health)のページ(新しいタブで開く)の説明では、オーストラリアでは、オオコウモリと昆虫を食べる小型のコウモリから「オーストラリア・コウモリ・リッサウイルス(Australian bat lyssavirus、ABLV)」に感染した証拠が見つかっています。ABLVは狂犬病ウイルスに近いウイルスです。見た目や行動からは、そのコウモリがウイルスを持っているかどうかはわかりません。ABLVは狂犬病と同じように、感染した動物にかまれたりひっかかれたりしたとき、または唾液が目・鼻・口に入ったときにうつります。

NSW保健省は、狂犬病のワクチンを受け、コウモリの扱い方の訓練を受けた人だけが、コウモリやオオコウモリを扱うべきだとしています。また、けがをしたり弱ったりしているコウモリを見つけても、自分で助けようとせず、地域の野生動物の救護団体に連絡するよう呼びかけています(「けがをした野生動物を見つけたら」)。

かまれた・ひっかかれたら

NSW保健省の案内は次のとおりです。

  1. すぐに傷口を石けんと水で、15分以上しっかり洗う。
  2. できるだけ早く医療機関を受診し、傷の手当てを受け、感染のおそれがあるかを判断してもらう。

受診先は「GPの探し方と受診の流れ」、夜間や休日の相談先は「電話の健康相談(healthdirect)」にまとめています。ABLVについての問い合わせ先として、NSW保健省は地域の公衆衛生ユニット(Public Health Unit、1300 066 055)を案内しています(NSWの窓口)。ほかの州・準州の窓口は、各州の保健当局の公式ページに載っています。

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