カンガルー(Kangaroo)
ひとことで言うと
カンガルーは、子を袋で育てる有袋類です。最大のアカカンガルーはオスで92kgになり、東部ではオオカンガルー(ヒガシハイイロカンガルー)がよく見られます。身の危険を感じると攻撃的になることがあり、えさを与えず、離れて見ることが求められています。
どんな動物か
カンガルー(kangaroo)は、未熟な状態で生まれた子を袋で育てる有袋類です。子どもは「ジョーイ(joey)」と呼ばれます。オーストラリアの動物全体は「オーストラリアの動物」で紹介しています。
ここでは、よく知られた2種を取り上げます。
アカカンガルー(Red Kangaroo)
オーストラリア博物館(Australian Museum)のページ(新しいタブで開く)をもとにした特徴です。
- 本土の半乾燥地帯と乾燥地帯に広くすんでいます。木のまばらな平原や開けた平原を好みます。
- 体の長さはオスで最大1.4m、体重はオスで最大92kg、メスで最大39kgです。
- 草食で、主に草を食べます。
- 妊娠期間は約33日です。生まれた子はすぐに母親の袋に入り、生後235日ごろに袋を完全に出ます。その後も12か月ごろまで乳を飲みます。
- メスは、前の子が袋を出るまで、次の子の出産を遅らせることができます(胚休眠、embryonic diapause)。
オオカンガルー(Eastern Grey Kangaroo)
ヒガシハイイロカンガルーとも呼ばれます。
- タスマニアを含む東部の州の大部分にすんでいます。乾いた低木の林から森林、農地の一部まで、さまざまな場所で見られます。
- 体の長さはオスで最大1.3m(尾は最大1m)、メスで最大1m(尾は最大0.84m)です。
- 主に草を食べますが、いろいろな植物を食べ、キノコを食べることもあります。
- 繁殖は一年中行われ、夏に最も多くなります。生まれたときの子は1gに満たない重さです。生後9か月ごろから袋を出始め、18か月ごろに独り立ちします。
- 昼は木陰などで休み、夕方から早朝にかけて開けた場所に出てきて草を食べます。
- 東部では、10頭以上の群れ(mob)で、最大5kmほどの範囲で暮らしています。
手順
カンガルーに近づかれたら
ニューサウスウェールズ州(NSW)の国立公園局のページ(新しいタブで開く)は、カンガルーは身の危険を感じると攻撃的になり、大けがをさせることがあるとしています。近づかれたときの案内は次のとおりです。
- 逃げない。近づかない。見つめたり、腕を振ったり、えさを差し出したりしない。
- 落ち着いてじっとし、カンガルーが離れるのを待つ。
- それでも近づいてくるときは、低くかがみ、両手で顔と首の後ろを覆い、茂みなどの陰に移る。
ここに注意してね!
- えさを与えない:NSWの国立公園では、管理者の許可なく野生動物にえさを与えてはいけません。ほかの場所のルールは「動物とのふれあいのルール」にまとめています。
- 犬を連れているとき:犬の連れ込みが許されている公園では、犬をリードにつなぎます。カンガルーは犬を脅威と感じ、激しく身を守ろうとします。
- 運転中の衝突:オオカンガルーは夕方から早朝に活動します。西オーストラリア州(WA)の道路局は、道ばたに動物がいたら速度を落とすよう呼びかけています。動物が最もよく動くのは明け方と夕方です(WAの道路局のページ(新しいタブで開く))。運転の注意は「動物との衝突に注意」で扱っています。
- けがをしたカンガルー:けがをしたカンガルーを見つけたら、「けがをした野生動物を見つけたら」を参考に、野生動物の救護団体などに連絡します。
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自然・安全ヒクイドリ(Southern Cassowary)ヒクイドリ(カソワリ)は、クイーンズランド州北部の熱帯雨林にすむ大きな飛べない鳥です。頭の上のかぶとのような突起と、首から下がる赤い肉垂れが目印です。攻撃的で予測できない行動をとることがあり、近づかないこと、えさを与えないこと(違法)が求められています。自然・安全オウムとインコ(Cockatoos and parrots)オーストラリアには、白い体に黄色い冠羽のキバタン、ピンク色のモモイロインコ、色鮮やかなゴシキセイガイインコなど、オウムやインコの仲間が多くいます。人の住む場所の近くで見られる種類も多く、群れでにぎやかに鳴きます。自然・安全注意が必要な生き物(Dangerous animals)オーストラリアには、ヘビ、クモ、クラゲなど毒を持つ生き物や、北部の水辺にすむワニがいます。生き物によって応急手当が違うため、事前に知っておくことが大切です。命にかかわるときは000に電話します。
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