ポッサム(Possum)
ひとことで言うと
ポッサムは、木の上で暮らす夜行性の有袋類です。町でよく見られるのは、フクロギツネ(Common Brushtail Possum)とリングテイルポッサム(Eastern Ringtail Possum)です。フクロギツネは家の屋根裏に入ることがあります。タスマニア州では法律で保護されていて、許可なく捕まえることはできません。
町で見かける2種
ポッサム(possum)は、袋で子を育てる有袋類の仲間です。オーストラリアの町や公園でよく見られる2種を紹介します。
フクロギツネ(Common Brushtail Possum)
英語の「ブラッシュテイル・ポッサム」の名前でも知られます。
- 大きさ:約55cm(オーストラリア博物館(Australian Museum)のページ(新しいタブで開く))。
- すむ場所:市街地、森林、林地、ヒース(低木の荒れ地)にすんでいます。クイーンズランド州(QLD)、ニューサウスウェールズ州(NSW)、ビクトリア州(VIC)、南オーストラリア州(SA)、タスマニア州(TAS)、西オーストラリア州(WA)、北部準州(NT)にいます。ニュージーランドにもいます。
- 夜に活動:夜行性です。昼は木のうろや枝、幹など暗い場所で休み、家の屋根裏に入ることもあります。
- 食べ物:野生では葉や花、果実を食べますが、住宅地ではほとんど何でも食べます。
- タスマニア州の天然資源・環境省(NRE Tasmania)は、自然の中でも人の住む場所でも暮らせるため、オーストラリアで最もなじみのある有袋類の一つだとしています。
リングテイルポッサム(Eastern Ringtail Possum)
オーストラリア博物館のページにある特徴は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大きさ | 体300〜350mm、尾300〜350mm、体重700〜1,100g |
| 尾 | 長く、物に巻きつけられる。先が白い。5本目の手足のように使い、枝やフェンス、電線を伝って登ったり跳んだりする |
| すむ場所 | ほぼ木の上だけで暮らす。森林、林地、熱帯雨林、深い低木林、住宅の庭 |
| 分布 | 主にQLD、NSW、VIC、TAS、SA |
| 食べ物 | 夜行性で、在来の植物と持ち込まれた植物の葉、花、果実を食べる |
- 昼は、草や細かく裂いた木の皮で作った丸い巣「ドレイ(drey)」で眠ります。
- 母親がえさを食べている間、父親が子を背中に乗せて世話をします。
ここに注意してね!
- 法律で保護されている:NRE Tasmaniaのページ(新しいタブで開く)のとおり、TASではフクロギツネは法律で保護されています。許可なく売り買いしたり、捕まえたり、持っていたりすることはできません。ほかの州・準州のルールは、各州の環境当局の公式ページにあります。
- 屋根裏の物音:NRE Tasmaniaの説明では、ポッサムは歩くときに大きくドンドンと重い音を立てます。じゃまをされると、うなり声や金切り声、シューッという音を出します。
- 捕まえて別の場所に放しても解決しにくい:NRE Tasmaniaは、捕まえて別の場所に放す方法はふつううまくいかないとしています。戻ってくることがあるうえ、空いた場所には別のポッサムが入ってくるためです。放されたポッサムは、えさやすみかの奪い合いで死んでしまうことが多いとしています。TASでは、最後の手段として、特別な許可(Special Purposes Wildlife Permit)で捕まえることが認められる場合があります。
- えさを与えない:クイーンズランド州(QLD)政府の野生動物へのえさやりのページ(新しいタブで開く)にあるとおり、QLDでは国立公園などの保護区で動物にえさを与えることは禁止されています。ポッサムや鳥がえさを奪い合っているようなら問題があるとして、注意を呼びかけています。
- けがをしたポッサム:「けがをした野生動物を見つけたら」を参考に、野生動物の救護団体などに連絡します。
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