繁殖期のカササギ(Magpie swooping season)
ひとことで言うと
春の繁殖期には、カササギフエガラス(magpie)が巣とひなを守るため、近くを通る人に上から急降下してくることがあります。巣の周りを避ける、帽子やサングラスで頭と顔を守る、自転車なら降りて歩く、といった対策が勧められています。仕返しはしません。
なぜ急降下してくるのか
オーストラリアのカササギフエガラス(Australian magpie、マグパイ)は、繁殖期に、巣と卵、ひなを守るため、近くを通る人や自転車に上から急降下(swoop)してくることがあります。
時期と範囲
| 項目 | 公式ページの案内 |
|---|---|
| 時期 | 春。クイーンズランド州(QLD)政府は8〜11月、ニューサウスウェールズ州(NSW)の国立公園局は8〜10月としている |
| 期間 | 急降下が激しいのは、繁殖期のうち4〜6週間ほど(NSW) |
| 範囲 | 巣の周り半径100〜200mほど(QLD) |
| 巣の場所 | 大きな木。街なかでは電柱や街灯を使うこともある(QLD) |
NSWの国立公園局のページ(新しいタブで開く)では、急降下の多くはくちばしを鳴らして脅す警告とされています。ただし、実際に当たることもあります。特に守ろうとするのはオスで、一人でいる人の方が狙われやすいとのことです。
QLD政府のページ(新しいタブで開く)が挙げるように、カササギのほかにも、次のような鳥が巣を守るために急降下することがあります。
- Magpie-lark
- Laughing kookaburra(ワライカワセミ)
- Red wattlebird
- Grey butcherbird
- Masked lapwing
- Swallows(ツバメの仲間)
Masked lapwingは、開けた草地や公園に巣を作ります。
手順
歩くとき
- 繁殖期は、巣のある場所を避けて別の道を通る。道の反対側を歩くだけで避けられることもある。
- 通らなければならないときは、グループで歩く。鳥から目を離さない。
- つばの広い帽子とサングラスで頭と顔を守る。傘をさすのもよい。
- 傘や棒を頭の上に掲げる。振り回さない。
- 急降下されたら、走らずに早足で離れる。腕を振り回すなど慌てた動きはしない。
自転車に乗るとき
- 急降下されたら、自転車を降りて歩く。たいていは急降下が止まる。
- 明るい色の旗を頭より高く立てる、ヘルメットに結束バンドを付けるなどの方法もある。
帽子の後ろに大きな「目」を描くと効果があるという案内もあります。ただしQLD政府は、自転車では効かないとしています。
ここに注意してね!
- 仕返しをしません。棒や石を投げたり、どなったりすると、次にその場所を通る人に、より攻撃的になることがあります。カササギはNSW州全体で法律により保護されており、傷つけたり卵を取ったりしてはいけません。
- 巣立ったばかりのひなに近づかないでください。近くで親鳥が見ています。近づくと、親鳥が人を敵と思い、さらに守りが強くなることがあります。
- 危険な場所を見つけたら、「Caution: magpie swooping area」のような一時的な表示で、ほかの人に知らせることが勧められています。NSWでは、困ったときはカウンシル(地方自治体)に相談するよう案内されています。
- 国立公園などでも、繁殖期の鳥が巣を守っていることがあります。場所を空けて、別の道を通るよう呼びかけられています。
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