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ワニへの注意(Crocodile safety, Be Crocwise)

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ひとことで言うと

オーストラリア北部の川・湖・海には、人を襲うことがあるイリエワニ(saltwater crocodile)がすんでいます。ワニの生息域では、泳いでよいと標識で示された場所以外では水に入らず、水際から5m以上離れます。標識がなくてもワニがいないとは限りません。

目次
  1. どんなワニがいるか
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 日本との違い・注意点

どんなワニがいるか

オーストラリア北部には、イリエワニ(estuarine crocodile、saltwater crocodile)と淡水ワニ(Johnston’s freshwater crocodile)の2種類がいます(西オーストラリア州(WA)政府のページ(新しいタブで開く))。北部準州(NT)政府などの対策は、イリエワニの襲撃から人を守ることを目的にしています。

イリエワニは「saltwater(海水)」と呼ばれますが、淡水にもすみます。クイーンズランド州(QLD)政府のページ(新しいタブで開く)では、生息域では川、ラグーン、沼、水たまり、マングローブ、河口、浜、サンゴ礁、海のどこにでもいる可能性があるとしています。海岸から数百km内陸にいることもあります。

ワニの習性

QLD政府のBe Crocwiseのページが挙げるワニの特徴です。

  • 大雨や洪水の後は特によく動き、水中を数百km移動することもある。
  • 生息域の中に「ワニのいない水辺」はない。
  • 何時間も水中に隠れて、獲物を待つ。
  • 視覚と嗅覚が鋭く、皮膚で水の振動を感じ取る。
  • とても浅い水からも襲ってくる。

ワニがいることを知らせる標識が立っている場所もあります。しかし、標識がないことはワニがいないことを意味しません。

「Be Crocwise」の3つの基本

「Be Crocwise(ワニに賢く)」は、ワニの生息域で安全に過ごすための呼びかけです。WA政府の説明では、WA・NT・QLDの機関の呼びかけをまとめ、北部で内容をそろえています。QLD政府が示す基本は次の3つです。

  1. 水に入らない。
  2. 水際から5m以上離れる。
  3. 自分と水の間に、しっかりした物を置く。

州・準州ごとの違い

クオまる

州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。

ワニの生息域があるのは、QLD、NT、WAの北部です。

州・準州主な生息域と呼びかけ目撃したときの連絡先(公式ページに載っている用件)
クイーンズランド州(QLD)トレス海峡、ケープヨーク半島、カーペンタリア湾など。生息域の中にワニのいない水辺はないとされるQWildlifeアプリ、オンライン、1300 130 372(オプション1)
北部準州(NT)トップエンド(北部)のあらゆる水辺に大きなワニがいる可能性があるBe Crocwiseのサイト(新しいタブで開く)の「Report a problem crocodile」
西オーストラリア州(WA)北西部。生息域は南はエクスマスまで。キンバリー地方のすべての水辺に危険なワニがいると考える地元の公園・野生生物局(Parks and Wildlife Service)の事務所
  • QLD:ワニを見かけたら、州の環境省に知らせます。心配のないワニでも、報告すると動きの把握に役立ちます。緊急時は000に電話します。
  • QLD:ワニにえさを与えること、魚のあらなどをワニを引き寄せる形で捨てること、陸にいるワニの近く(10m)にとどまることは違反です。2026年10月時点で、えさを与えると現場で科される罰金はA$2,763です。
  • NT:泳いでよいのは、泳げる場所であることを示す標識がある場所だけです。過去20年のNTのワニによる死亡事故の多くは、指定の場所以外で水に入って起きています。ワニは雨季(Wet season)に活発になりますが、1年中います。泳ぐのに安全な季節はありません。
  • NT:知らせるべき「問題のワニ」は、泳ぐ場所の近くにいる、住宅地にいる、人に攻撃的な様子を見せる、などのワニです。
  • WA:カナナラ(Kununurra)とブルーム(Broome)には、ワニを管理する区域があり、目撃の報告に州の担当部署が対応します。迷ったら、泳いだり、カヌーや小さなボートを使ったりしません。

手順

水辺で過ごすとき

QLD政府のページの主な呼びかけです。

  1. 水に入らない。浅い水に少しの間いるだけでも、ワニが近づくことがある。
  2. 水際から5m以上離れる。
  3. どうしても水に近づくときは、クーラーボックス、切り株、大きな岩など、しっかりした物を間に置く。かがまず、同じ場所を2度使わない。
  4. 子どもを水際に近づけない。ペットはリードにつなぐ。
  5. 夜、夕方、明け方は特に注意する。
  6. 食べ残し、魚のあら、えさは持ち帰るかごみ箱に捨てる。
  7. ワニのわな、巣、ワニが通った跡の近くには行かない。

キャンプのとき

NT政府のページの呼びかけです。

  1. 水際から50m以上離れてキャンプする。
  2. 動物や家畜が水を飲みに来る場所を避ける。
  3. 水をくむときは毎回同じ場所に行かない。くんだらすぐ水際から離れる。
  4. 水際で料理や皿洗いをしない。
  5. 食べ残しや釣りのごみは、キャンプ場から離れたごみ箱に捨てる。

釣りやボートのとき

NT政府のページの呼びかけです。

  1. 水際から5m以上離れて釣りをする。張り出した倒木の上に立たない。
  2. ボートから身を乗り出したり、手足を外に出したりしない。ボートが小さいほど危険が高い。
  3. 定員を超えて人を乗せない。
  4. ルアーを取りに水に入らない。落ちたらすぐに水から上がる。

ここに注意してね!

  • 北部では、川や湖だけでなく、浜や海にもワニがいます。きれいな浜でも、標識や地元の情報を確認してください。
  • NT政府は、ワニの生息域での行動は最終的に一人ひとりの責任だとしています。ツアーや地元の人の「大丈夫」を理由に水に入らないでください。
  • 北部の海ではクラゲにも注意が必要です(「クラゲへの注意」)。ほかの危険な生き物は「注意が必要な生き物」にまとめています。

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