映画産業(Screen industry in Australia)
オーストラリアでのドラマ・映画の制作費は、2024〜25年度に過去最高のA$27億でした。連邦政府の機関スクリーン・オーストラリアが作品づくりを支え、制作費の一部を税金から払い戻す制度で国内外の撮影を呼び込んでいます。
制作の規模
連邦政府の機関スクリーン・オーストラリア(Screen Australia)は、国内のドラマ・映画の制作の状況を「ドラマ・レポート(Drama Report)」にまとめています。2024〜25年度の報告(新しいタブで開く)の主な数字は次のとおりです。
| 項目 | 2024〜25年度 |
|---|---|
| オーストラリアでのドラマ制作費 | 過去最高のA$27億 |
| オーストラリアの作品の制作費 | A$11億(71作品。前年度より14%増) |
| 海外の作品がオーストラリアで使った制作費 | A$13億(22作品。前年度より163%増) |
| 作品数の合計 | 174作品 |
スクリーン・オーストラリアの役割
スクリーン・オーストラリアのページによると、オーストラリアの映像作品の開発、制作、宣伝、配給を支える連邦政府の機関です。映画、テレビ、ネット配信の作品、ゲームを対象にしています。政府に代わって、外国との公式の共同製作の制度と、次の「プロデューサー・オフセット」を運営しています。
制作費の払い戻しの制度
オーストラリアには、映像の制作費の一部を税金の還付として払い戻す制度(オフセット、Offset)が3つあります。対象になる制作費(Qualifying Australian Production Expenditure、QAPE)をもとに計算します。2026年10月時点のスクリーン・オーストラリアのページによると、次のとおりです。
| 制度 | 内容 | 割合 |
|---|---|---|
| プロデューサー・オフセット(Producer Offset) | オーストラリアの作品の制作者向け | 映画館で公開する長編映画は40%。テレビや配信の作品は30%(2021年7月1日以降に主な撮影を始めたもの) |
| ロケーション・オフセット(Location Offset) | 大きな予算の映画やテレビの作品を、オーストラリアでの撮影に呼び込むためのもの | 30% |
| PDVオフセット(PDV Offset) | 編集などの仕上げ、デジタル、視覚効果(VFX)の作業向け | 30% |
3つの制度は、どれか1つしか使えません。ロケーション・オフセットとPDVオフセットは、連邦政府のインフラ・交通・地域開発・通信・スポーツ・芸術省(Department of Infrastructure, Transport, Regional Development, Communications, Sport and the Arts)が運営しています。
細かい条件は変わることがあります。制度を使う場合は、各機関の公式ページで確認し、専門家に相談してください。
撮影地を訪ねる
映画のロケ地や州の映像の機関については「映画のロケ地」を見てください。
ここに注意してね!
- 年度の数え方は「会計年度(7月〜6月)」を見てください。
- 金額はオーストラリア・ドルです。調査の詳しい内容は、スクリーン・オーストラリアのドラマ・レポート(新しいタブで開く)で確認できます。
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