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死産の子に寄り添うザトウクジラ、珍しい映像を研究者が報告

クイーンズランド州のゴールドコースト沖で、死んで生まれた子どもに母親のザトウクジラが寄り添う様子をとらえた珍しい映像が、研究として報告されました。研究者は、子どもへの強いつながりを示す「悲しむような行動」だとしています。こうした行動がザトウクジラで確認されたのは、これが初めてだといいます。

映像は、2025年7月にゴールドコーストのパームビーチ沖で撮影されました。母親は何度も子どもに近づき、頭やひれで触れたあと、そのそばでじっと動かなくなりました。母親は少なくとも2時間、子どもから離れず、「エスコート」と呼ばれる別のクジラもずっと一緒にいました。研究はグリフィス大学のクジラと気候の研究プログラムの研究者らがまとめ、学術誌『Discover Animals』に発表されました。悲しむような行動は、これまでハクジラの仲間やイルカで多く見られ、シャチが死んだ子どもを何時間も、時には何日も運び続けた例もあります。マッコーリー大学の研究者は、人もクジラも同じほ乳類ですが、人の気持ちに当てはめて考えすぎないことが大切だと話しています。

日本でも、小笠原諸島や沖縄の周りの海でザトウクジラを見るホエールウォッチングが人気です。大きな体の奥にある、まだ知られていない行動が、少しずつ明らかになっています。

クオまるのひとこと

少なくとも2時間も離れずにいたと知って、胸がいっぱいになりました。人と同じ気持ちだと決めつけないように、という専門家の言葉も大切ですね。クジラのことを、もっと知りたくなるお話です。

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