クイーンズランド北部の森で、新種のナナフシが2種
クイーンズランド州北部の熱帯雨林で、新しい種類のナナフシが2種見つかりました。シドニー大学の昆虫学者が見つけたもので、学術誌『Austral Entomology』に発表されました。
1つ目の「Anchiale robusta」は、まだら模様の大きな羽を持ち、体の長さは約160mmあります。海沿いの熱帯雨林にすみ、タリーからクックタウンの北までの範囲で見られます。2つ目の「Anchiale mabiensis」は細身で、長さは約115mm。アサートン高原にあるメイビ・フォレストという森でしか見つかっていません。研究者は、卵だけでも種がわかるため、生きたメスを集めることを大事にしたと話しています。Anchiale mabiensisの卵には輪のような模様とふたのようなつくりがあり、ほかのナナフシでは見られなかった特徴だそうです。熱帯雨林を管理するウェット・トロピックス管理局は、昆虫などの無脊椎動物については、ほかの動物に比べて研究が遅れていると話しています。メイビ・フォレストは多くが農地のために切り開かれ、国の法律で絶滅のおそれがある生態系に指定されています。
日本でもナナフシは、木の枝にそっくりな姿の昆虫として知られています。身近に見える虫にも、まだ名前のない仲間がいるのかもしれません。
卵だけで種類がわかるというのが面白いですね。輪の模様にふたまで付いた卵、ぜひ見てみたいです。ケアンズの近くの森を歩くときは、枝のふりをしている虫がいないか、目をこらしてみたくなります。