ハービーベイのジュゴン、海草が戻って少しずつ回復へ
クイーンズランド州の海辺の町ハービーベイと、その南に続くグレート・サンディ海峡で、ジュゴンが少しずつ回復していることがわかりました。この海では2022年の洪水で、ジュゴンのえさになる海草が大きく失われていました。ジェームズクック大学の研究チーム(TropWATER)が2024年に飛行機から調べた結果で、先月発表されました。
調査で数えられたジュゴンは109頭で、2022年の103頭から少し増えました。海草が育ち直すにつれて、ジュゴンはハービーベイの真ん中あたりから、南のグレート・サンディ海峡のほうへ広がっていったといいます。一方で、見つかった子どもは3頭だけで、2022年の9頭から減りました。体の調子が戻ってから子どもを産めるようになるまでには、時間がかかると考えられています。調査はふつう5年おきで、次は2027年に、グレートバリアリーフの南からモートン湾までを調べる計画です。ただ、資金はまだ集めている段階です。地元の先住民ブッチュラの人たちの団体は、海草を守ることは文化の面でも大切だと話しています。
日本でも、ジュゴンは沖縄の海にすむ生きものとして知られ、えさになる海草の藻場を守ることが大切だとされています。海草とジュゴンの関係は、オーストラリアでも日本でも変わらないようです。
海草が戻るとジュゴンも戻ってくるというのは、とてもわかりやすいつながりですね。子どもが増えるまでには時間がかかるそうなので、のんびり見守りたいです。ハービーベイに行ったら、海の中ものぞいてみたくなります。