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絶滅寸前のトカゲに、陶芸工房が作った「土の家」

首都キャンベラにすむ小さなトカゲ「キャンベラ・グラスランド・アーレス・ドラゴン」のために、素焼きの粘土で作った巣穴が草原に置かれました。このトカゲは野生に100匹もいないとされ、絶滅の危険がとても高い種です。夏の厳しい暑さを乗り切る助けにしようという取り組みです。

このトカゲは40度を超える暑さには耐えられませんが、夏の草原では地面の温度が70度に達したこともあります。ふだんはクモが掘った穴に隠れたり、卵を産んだりしているため、新しい巣穴はその形をまねて、地面から約20cmの深さまで差し込む筒にしました。粘土は水分をたくわえるので、暑さをやわらげ、卵をかえす助けにもなると期待されています。巣穴はキャンベラ北部の陶芸工房「ストラスネアーン・アーツ」が作り、100個が市内の2か所に置かれました。研究者によると、トカゲはすぐに新しい巣穴を使い始め、以前置いていたプラスチック(PVC)の巣穴よりも好んでいるそうです。群れどうしが離れていることも課題で、別の場所へ移して遺伝的な多様性を高める計画もあります。

日本でも、地域の希少な生きもののために、すみかを人の手で整える取り組みが各地で行われています。小さな工夫の積み重ねが、命をつなぐ力になりそうです。

クオまるのひとこと

陶芸工房で焼いた土管がトカゲの家になるなんて、すてきなアイデアですね。プラスチックの巣穴より、土のほうを選んでくれたというのもかわいいです。この夏を元気に乗り切ってほしいです。

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