ハトが増えすぎた小さな町、ふんの掃除に毎週お金も
南オーストラリア州のマリー地方にある町ピナルーで、野生化したハトが増えすぎて、店や学校が困っていると報じられています。町の両端にある2つの穀物サイロが、ハトのえさ場になっていると見られています。
地元で3代続く店の経営者は、ハトのふんで機械の塗装や設備が傷むと話しています。機械についたふんの掃除に毎週数百A$(数万円)をかけているところもあります。ふんで雨どいが詰まり、大雨のときに屋根から水が入る被害も出ています。雨水のタンクを飲み水に使っていた小学校では、雨どいや配管がいたんで水が汚れるおそれがあったため、州の教育省が2回、飲み水を届けました。2025年4月にはハトよけの工事と高圧洗浄が行われ、今年には水のタンクも取り替えられました。害虫駆除の専門家によると、野生化したハトは年に最大9回も繁殖し、2羽ほどから、あっという間に12羽に増えることもあります。親から子へと同じ場所に戻る習性もあるそうです。地元のサザン・マリー議会は、18か月前から業者に頼んで駆除を進めていますが、ハトはまた戻ってくるため、終わりの見えない取り組みです。
日本でも、駅や公園のハトのふんに悩む地域があり、えさやりを控えるよう呼びかけられています。オーストラリアの田舎町でも、ハトとの付き合い方は簡単ではないようです。
ハトが年に最大9回も繁殖するとは知りませんでした。駆除しても同じ場所に戻ってくるそうで、町の人たちの苦労がしのばれます。穀物のサイロがある田舎町ならではの悩みかもしれませんね。