ピナクルズ(The Pinnacles)
ひとことで言うと
西オーストラリア州、パースの北約200kmのナンバン国立公園にある、石灰岩の柱が砂の上に何千本も立つ場所です。車で回る一方通行の道と展望台があり、ビジター施設で成り立ちを学べます。柱に登ることは禁止されています。
石灰岩の柱が立つ砂漠
ピナクルズ(The Pinnacles、Pinnacles Desert)は、西オーストラリア州(WA)のナンバン国立公園(Nambung National Park)にあります。州の生物多様性・保全・観光局(DBCA)の公園案内(PDF)(新しいタブで開く)では、公園はパースの北約200km。黄色い砂の上に、高さ最大4mの石灰岩の柱が何千本も立っています。
ナンバン国立公園は、ユエッド(Yued)の人々の伝統的な土地です。
柱のでき方
公園案内では、最も広く受け入れられている説として、次のように説明しています。
- 貝殻がくだけて石灰分の多い砂になり、風で内陸に運ばれて大きな砂丘になった。
- 冬の雨が石灰分を溶かし、砂丘の下の方の砂を固めて柔らかい石灰岩にした。
- 植物が育って酸性の土ができ、柔らかい石灰岩の上に硬い層(カルクリート、calcrete)ができた。
- 硬い層の割れ目に植物の根が入り、その下の柔らかい石灰岩が水で溶けていった。
- 最も硬い柱だけが残り、上をおおっていた砂が風で飛ばされて、今の姿が現れた。
見どころ
- ピナクルズの周回道路:柱の間を走る一方通行の道です。途中に車を止める場所があり、歩いて見て回れます。公園案内の説明では、道は舗装されておらず、長さ7mを超える車、キャラバン、トレーラーは入れません。
- ピナクルズ・デザート・ディスカバリー(Pinnacles Desert Discovery):柱の地質や、この土地の文化と自然を展示やビデオで紹介する施設です。毎日9時30分〜16時30分に開いており、12月25日は休みです(2026年10月時点)。売店とトイレがあります。
- シーティス湖(Lake Thetis):湖のふちに、目に見えない小さな微生物が作る岩のようなストロマトライト(stromatolite)があります。この微生物は、地球の最も初期の生物に似ています。湖はセルバンテス(Cervantes)の町の南東1.7kmにあり(公園案内)、湖の周りを歩けます。道と木道から外れないよう求められています。
訪れる時期
公園の植物が花を咲かせるのは8月〜10月です。公園案内では、12月〜3月はふつう暑く乾燥していて、山火事の危険がとても高くなることが多い時期です。9月からは暖かくなりますが穏やかな日が続き、花も咲くため、訪れるのに最もよい時期とされています。
費用
ナンバン国立公園の入園料は、普通車(12人以下)1台A$17、割引(コンセッション)1台A$10です(2026年10月時点)。大型車とオートバイは料金が違います。パスの種類は「国立公園のパス」にまとめています。
ここに注意してね!
- 柱に登らない:柱に登ったり、座ったり、立ったりしてはいけません。柱は上が重く不安定で、いつ倒れるかわからず、けが人も出ています(公園案内)。
- ペット禁止:公園には犬などのペットを連れて入れません。
- キャンプはできない:ナンバン国立公園にはキャンプ場がありません(公園案内)。宿泊は近くのセルバンテスやジュリアン・ベイ(Jurien Bay)の町になります。
- 火:たき火はできません。自分のガス器具は使えます。
- 携帯電話:DBCAは、遭難に備えて個人用の位置発信機(Personal Locator Beacon、PLB)を持つことを考えるよう呼びかけています。公園案内では、無料アプリ「Emergency+」を入れておくことを勧めています。電波がないと000に電話できませんが、アプリでGPSの位置を確認できます。
- 公園の閉鎖や注意情報は、DBCAの公園情報(Park alerts)(新しいタブで開く)で確認できます。
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