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驚き

同じ遺伝子なのに病気が違う?双子100組で免疫を調べる研究

遺伝子がまったく同じ一卵性双生児なのに、感染症や病気へのかかりやすさ、治療の効き方が違うのはなぜなのか。オーストラリアのスノー免疫健康センター(Snow Centre for Immune Health)が中心となって、この謎を解く研究を進めています。健康な双子100組の血液を集め、実験室の決まった条件の下で免疫の細胞がどう反応するかを調べる計画で、参加の受け付けはまだ続いています。研究は12〜18か月で終える予定です。

たとえば、40代のある一卵性双生児の姉妹は、一人が11歳ごろにクローン病と診断され、もう一人は24歳で多発性硬化症(MS)になりました。どちらの病気も遺伝と関係があるとされますが、それぞれ双子の片方だけが発症しました。これまでの海外の研究では、片方だけがMSになった一卵性双生児61組を調べ、免疫の細胞どうしの「やりとり」に違いが見つかっています。また、8歳から82歳までの健康な双子105人を調べた2015年の研究では、免疫の反応を最も大きく左右するのは「過去にかかった感染症」だったといいます。

日本でも「氏より育ち」ということわざがあります。免疫も、生まれ持った遺伝子より、これまでの暮らしで出会ったものに形づくられるのかもしれません。

クオまるのひとこと

同じ遺伝子を持つ双子でも、病気になるかどうかが分かれるというのは不思議ですね。これまでにかかった感染症が免疫を一番左右するという研究もあるそうです。結果が出たら、ワクチンや治療に役立つかもしれません。

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