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健診とがん検診(Cancer screening)

在住駐在
ひとことで言うと

オーストラリアには、国のがん検診のプログラムが4つあります(大腸がん・乳がん・子宮頸がん・肺がん)。対象の年齢になると、案内や検査キットが届きます。大腸がんと乳がんの検診は無料で、ほかの検査や健康の相談はGPで受けます。

目次
  1. 国の4つのがん検診
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

国の4つのがん検診

国(保健・障害・高齢者省)は、症状のない人を対象に、4つのがん検診のプログラムを行っています。対象の年齢などは次のとおりです(2026年10月時点)。

プログラム主な対象間隔方法
大腸がん(National Bowel Cancer Screening Program)45〜74歳2年ごと自宅で便を採る検査キット
乳がん(BreastScreen Australia)50〜74歳の女性に案内。40〜49歳と75歳以上も無料で受けられる2年ごとマンモグラフィー
子宮頸がん(National Cervical Screening Program)25〜74歳で性交渉の経験がある女性と子宮頸部がある人5年ごと子宮頸がん検査(自分で採る方法もある)
肺がん(National Lung Cancer Screening Program)50〜70歳で喫煙歴など条件を満たす人原則2年ごと低線量CT

案内や結果の連絡は、国のがん検診登録(National Cancer Screening Register、NCSR)が行います。住所はの登録から取られます。NCSRへの問い合わせは1800 627 701です。から参加者のポータル(Participant Portal)にも入れます。

大腸がん

大腸がん検診のページ(新しいタブで開く)では、次の条件をすべて満たす人が、2年ごとに無料で検査できるとしています。

  • 45〜74歳
  • 緑のメディケアカードを持っているか、退役軍人省(DVA)に登録している
  • オーストラリアの郵送先住所がある

50〜74歳の人には、2年ごとに検査キットが郵送されます。45〜49歳の人は、ウェブの申込書か電話(1800 627 701)で最初のキットを申し込みます。GPに頼んでキットをもらうこともできます。

検査は、2回分の便から少量を採り、返信用封筒で検査機関に送るものです。結果は約4週間で本人とGPに届きます。陽性でも、必ずがんというわけではありません。症状や家族歴がある人は、検査の前に医師に相談するよう案内されています。

乳がん

50〜74歳の女性には、州・準州の検診サービスから2年ごとに無料のマンモグラフィーの案内が届きます。40〜49歳と75歳以上の人も、症状がなければ無料で予約できます。家族歴や症状がある人は、医師に相談します。

予約は全国共通の13 20 50で、近くの州・準州の検診サービスにつながります。

子宮頸がん

子宮頸がん検診のページの案内では、25歳で最初の検査を受け、その後は5年ごとです。HPVワクチンを受けたか、閉経したかなどは関係ありません。妊娠中でも受けられます(医療者に伝えます)。

検査は、GPのほか、地域の保健センター、女性の健康センター、家族計画のクリニック、性の健康のクリニックなどで受けられます。自分で膣から検体を採る方法(self-collection)と、医療者が採る方法から選べます。女性の医療者を希望することもできます。

肺がん

対象は、次の条件をすべて満たす人です。

  • 50〜70歳
  • 肺がんを疑う症状がない
  • 今たばこを吸っているか、やめてから10年以内
  • 喫煙歴が30パック・イヤー以上(1日1箱を1年吸うと1パック・イヤー)

まずGPなどで対象かを確認し、低線量CTの依頼書をもらいます。検査は10〜15分ほどです。結果はGPに届き、NCSRから次にすることの連絡が来ます。

手順

  1. 自分が対象かを、上の表と保健・障害・高齢者省のページで確認する。迷ったらGPに相談する(「GPの探し方と受診の流れ」)。
  2. 案内やキットが届いたら、説明に沿って検査を受ける。乳がんは13 20 50で予約する。
  3. 子宮頸がんと肺がんは、GPなどで予約して受ける。
  4. 引っ越したら、メディケアの住所を変更する。住所の変更や、案内の受け取り方(郵便かデジタルか)は、NCSRのポータルか電話で変えられる。

費用

  • 大腸がん:検査キットは無料です。
  • 乳がん:BreastScreenのマンモグラフィーは無料です。
  • 子宮頸がん:メディケアの給付があり、通常の検診では4年9か月ごとに1回、給付を受けられます。医療機関がバルクビリングなら自己負担はありません。診察料が給付より高い医療機関では、差額を払います(「診察料とバルクビリング」)。メディケアカードがない人は自費です。
  • 肺がん:低線量CTは必ずバルクビリングになる項目で、自己負担はありません。依頼書をもらうための診察には、料金がかかることがあります。

(2026年10月時点)

ここに注意してね!

  • 国のがん検診は、対象の年齢になると案内やキットが届く仕組みです。届く住所はメディケアの登録の住所なので、変更を忘れないようにします。
  • 大腸がんの無料キットは、緑のメディケアカードなどが条件です。メディケアの対象でない人は、GPに相談してください。
  • 症状がある人は、検診を待たずにGPを受診します。検診は症状のない人のためのものです。
  • 目の検査は「眼科・検眼」、性感染症の検査は「性の健康の相談先」で扱っています。

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