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性の健康の相談先(Sexual health services)

ひとことで言うと

性感染症(STI)の検査は、GPや州・準州の公的な性の健康のクリニックなどで受けられます。メディケアがあれば、検査の多くは無料かバルクビリングです。公的なクリニックの中には、メディケアがなくても無料で受けられるところがあります。条件はクリニックごとに確認します。

目次
  1. 性感染症と検査
  2. 検査を受けられる場所
  3. 結果と治療
  4. 州・準州ごとの違い
  5. 手順
  6. 費用
  7. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

性感染症と検査

性感染症(sexually transmitted infections、STI)は、性行為でうつる感染症です(healthdirectの性感染症の検査のページ(新しいタブで開く))。主なものは、クラミジア、淋病、梅毒、性器ヘルペス、B型肝炎、HIVです。症状がないまま感染していることもあります。

次のようなときは、検査を考えます。

  • パートナーが最近STIにかかった
  • 新しいパートナーができた
  • STIでよく見られる症状がある(性器や口の周りのただれ、排尿や性交のときの痛み、いつもと違うおりもの・分泌物、不正出血、性器のかゆみなど)

性行為をしている人は、GPに検査の頻度を相談できます。検査は、尿のほか、血液検査やぬぐい液(swab)で行います。ぬぐい液は自分で採れることが多いです。

検査を受けられる場所

  • GP
  • 性の健康のクリニック(sexual health clinic)
  • 家族計画のクリニック、若者の保健センター、女性の健康センター
  • 先住民の地域の医療機関(ACCHO)
  • 緊急診療クリニック(Medicare Urgent Care Clinics)

近くの医療機関は、healthdirectのサービス検索(Service Finder)で探せます。

結果と治療

結果は通常、医師から聞きます。陽性の場合は、治療と、パートナーへの連絡について医師と話します。パートナーへの連絡には、名前を出さずに知らせる無料のサービスもあります。多くのSTIは、法律で保健当局への届け出が必要な病気です。多くは治療で治り、ヘルペスやHIVは薬で抑えられます。

州・準州ごとの違い

各州・準州の、公的な性の健康のサービスの窓口です(2026年10月時点)。メディケアのない人が無料で受けられるかはクリニックごとに違うので、受診の前に確かめておくと安心です。

州・準州窓口公式ページに書かれていること
NSWPlay Safe(NSW Health)(新しいタブで開く)ワーキングホリデーやメディケアのない人向けの案内がある。電話相談 Sexual Health Infolink 1800 451 624(月〜金 9:00〜17:30)
VICMelbourne Sexual Health Centre(新しいタブで開く)海外からの訪問者を含め、誰でも無料。保険は不要
QLDQueensland Health(新しいタブで開く)州の性の健康のクリニックの一覧がある
WAGet the Facts(WA Health)(新しいタブで開く)検査を受けられる場所を探せる
SAAdelaide Sexual Health Centre(SA Health)(新しいタブで開く)無料で秘密が守られる専門のサービス
ACTCanberra Sexual Health Centre(新しいタブで開く)STIの検査と治療は無料。メディケアの有無を問わない。14歳以上。予約制
TASDepartment of Health(TAS)(新しいタブで開く)州が運営する性の健康のクリニックで検査を受けられる
NTClinic 34(新しいタブで開く)メディケアカードは不要で、誰でも無料

NSWのPlay Safeのページでは、NSWの公的なクリニックは、感染のリスクが高い人などを主に診ていると説明しています。予約が必要なことが多く、GPを案内されることもあります。同じページは、GPでの検査がもっとも一般的で早い方法だとしています。

手順

  1. 受診先を選ぶ。GPか、上の表の州・準州の窓口から近くのクリニックを探す。
  2. 予約のときに、費用、バルクビリングかどうか、メディケアがなくても受けられるかを確認する。
  3. 受診して、問診と検査を受ける。話しにくいことは答えなくてもよく、担当者の性別の希望を伝えられるクリニックもある。
  4. 結果を聞き、必要なら治療を受ける。次の検査の時期も相談する。

費用

healthdirectのページは、メディケアカードがあれば、STIの検査は無料になるはずだとしています。病理検査はバルクビリングが多く、性の健康のクリニック、先住民の医療機関、バルクビリングのGPでは、バルクビリングになることが多いです。医師の診察料を払う場合もあるので、事前に確認します。

NSWのPlay Safeのページの案内では、メディケアがない人は、GPの費用を払う必要があります。NSWのGPの診察料は、通常A$50〜A$120です(2026年10月時点)。避妊と中絶は無料ではなく、通常は費用がかかります。

ここに注意してね!

  • メディケアの対象でないワーキングホリデーや留学生は、GPの費用を払うことがあります。保険で補償されるかは、保険会社に確認してください(「留学生保険(OSHC)」「就労ビザなどの保険(OVHC)」)。
  • 公的なクリニックには、メディケアがなくても無料のところがあります(上の表)。
  • 英語が不安なときは、無料の通訳サービス(TIS、131 450)を使えるクリニックがあります。例えば、Canberra Sexual Health Centreは、TISを通して電話できると案内しています。
  • 子宮頸がん検査も、性の健康のクリニックで受けられます(「健診とがん検診」)。
  • 性暴力の相談は、全国の相談窓口1800RESPECT(1800 737 732、24時間)につながります。

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医療・保険GP(かかりつけ医、General Practitioner)の探し方と受診の流れ体調が悪いときは、まず近くのGP(一般医)にかかります。GPは政府のhealthdirectのサービス検索(Service Finder)で地域と条件から探せます。予約時にバルクビリングかどうか、料金がいくらかを確認すると安心です。メディケアの対象外の人は、診察料を全額払います。医療・保険診察料とバルクビリング(Bulk billing)バルクビリング(bulk billing)は、医師がメディケアの給付を料金の全額として受け取り、患者がその場で払わない仕組みです。使えるのはメディケアの登録者で、医師がバルクビリングを選んだ場合だけです。バルクビリングでない場合は窓口で払い、給付の分をメディケアに請求します。医療・保険健診とがん検診(Cancer screening)オーストラリアには、国のがん検診のプログラムが4つあります(大腸がん・乳がん・子宮頸がん・肺がん)。対象の年齢になると、案内や検査キットが届きます。大腸がんと乳がんの検診は無料で、ほかの検査や健康の相談はGPで受けます。医療・保険留学生保険(OSHC、Overseas Student Health Cover)学生ビザ(subclass 500)では、本人と同行する家族がOSHCに入り、滞在中ずっと維持することがビザの条件です。保険はオーストラリア到着日から始まっている必要があります。OSHCはGP・入院・救急車などを補償しますが、歯科・眼科などは基本の保険に含まれません。医療・保険就労ビザなどの保険(OVHC、Overseas Visitors Health Cover)OVHCは、メディケアの対象外の一時ビザの人のための民間医療保険です。Skills in Demandビザ(subclass 482)や卒業生ビザ(subclass 485)など、ビザ条件8501が付くビザでは、条件を満たす保険に入り、滞在中ずっと維持します。補償の範囲は保険ごとに違うため、内務省が示す最低限の補償と比べて選びます。医療・保険危機のときの電話相談(Crisis support lines)命の危険があるときは000に電話します。死にたい気持ちやつらい気持ちを話したいときは、Lifeline(13 11 14)が24時間つながります。ほかにも、子ども・若者、男性、性暴力・家庭内暴力などの相談電話と、州・準州ごとの24時間の精神保健の電話があります。多くは携帯電話からも無料です。