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就労ビザなどの保険(OVHC、Overseas Visitors Health Cover)

駐在在住
ひとことで言うと

OVHCは、メディケアの対象外の一時ビザの人のための民間医療保険です。Skills in Demandビザ(subclass 482)や卒業生ビザ(subclass 485)など、ビザ条件8501が付くビザでは、条件を満たす保険に入り、滞在中ずっと維持します。補償の範囲は保険ごとに違うため、内務省が示す最低限の補償と比べて選びます。

目次
  1. OVHCとは
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

OVHCとは

海外訪問者医療保険(Overseas Visitors Health Cover、OVHC)は、を使えない訪問者向けの民間医療保険です。privatehealth.gov.auのページ(新しいタブで開く)によると、多くの保険は、医学的に必要な入院と、医師の料金の一部を補償します。

OVHCが必要になるビザ

privatehealth.gov.auのページでは、ビザ別に次のように整理しています。

ビザ保険
学生ビザ留学生保険()が必要(「留学生保険(OSHC)」)
就労ビザ(subclass 482、485など)ビザの条件を満たすOVHC
ビザ条件8501が付くビザビザの条件を満たすOVHC
そのほかのビザ(メディケアの対象外)OVHCを買える。オーストラリアの保険会社でも海外の保険会社でもよい

内務省の482ビザ(Core Skills stream)のページ(新しいタブで開く)では、本人と家族が滞在中ずっと適切な医療保険を維持することが、ビザの条件になると説明しています。条件8501については「ビザ条件8501(保険の維持)」を読んでください。

家族が同じビザで来る場合は、家族も保険に入る必要があります。

内務省が示す最低限の補償

内務省のページでは、すべての訪問者に推奨する最低限の補償を、OSHCの基本の内容をもとに示しています(2026年10月時点。主なもの)。

  • 公立・私立病院での入院治療(公立病院は、メディケア対象外の患者向けに州が定めた料金、救急外来の料金を含む)
  • 入院中の医療サービス(MBSの料金の100%以上)
  • 医学的に必要な救急車(病院間の搬送を含む)の100%
  • 1人1年あたりの給付の上限がA$1,000,000以上
  • 待機期間(waiting period)が、OSHCの上限より長くないこと

待機期間の上限は、既往症(pre-existing condition)12か月、妊娠・出産12か月(期間2年以上の保険は0か月)、精神科・リハビリ・緩和ケア2か月、その他2か月です。

内務省は、免責金額(excess)のない保険を選ぶこと、保険を一定額で打ち切る条項(buy-out clause)がない保険を選ぶことも示しています。

OVHCでは使えないもの

  • 生涯健康保険加算(Lifetime Health Cover)と、民間医療保険の政府リベートは、OVHCには適用されません。
  • OVHCの購入には、物品サービス税()がかかります。

手順

  1. ビザの条件(8501など)と、内務省の最低限の補償を確認する。
  2. privatehealth.gov.auのページのすすめに沿って、複数の保険を比べる。
  3. ビザ申請で求められたら、保険証書の写しを出す。
  4. 滞在中は保険料を払い続ける。ビザの状況やメディケアの対象かどうかが変わったら、すぐ保険会社に知らせる。

費用

保険料は、保険会社・補償の内容・家族構成で大きく違います。公的に決まった金額はありません。

privatehealth.gov.auは、公立病院でも訪問者の入院費は1日A$1,000を超えることがあると説明しています(2026年10月時点)。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 多くのOVHCは、薬の補償が限られています。がん治療などの高い薬では、大きな自己負担になることがあります。
  • 既往症は、12か月の待機期間がつくか、補償から永久に外されることがあります。オーストラリアに向かう途中に始まった病気も、既往症とみなされることがあります。
  • 保険料の支払いが遅れると、保険会社が請求を断ったり、契約を打ち切ったりすることがあります。
  • 相互医療協定(RHCA)の国の人は、条件によって保険の要件の免除を申請できる場合があります。日本はRHCAの相手国ではありません。
  • 保険会社の一覧は、privatehealth.gov.auに載っています。自分のビザに必要な保険の判断は、内務省か登録移民エージェントに相談してください。

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