日本人のためのオーストラリア情報
医療・保険 / 保険

ビザ条件8501(保険の維持、Maintain adequate health insurance)

駐在留学在住
ひとことで言うと

ビザ条件8501は「オーストラリアに滞在する間ずっと、適切な医療保険を持ち続けること」という条件です。付いているかどうかは、ビザの許可通知かVEVOで確認できます。保険が切れると条件違反になるため、保険料の払い忘れや、保険の一括打ち切りの条項に注意が必要です。

目次
  1. 条件8501とは
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
VISA
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

条件8501とは

内務省のビザ条件の一覧(新しいタブで開く)では、条件8501を「Maintain adequate health insurance(適切な医療保険を維持すること)」としています。オーストラリアに滞在する間ずっと、適切な医療保険を持ち続けなければなりません。

条件が付くビザ

条件8501は、一部の一時ビザに付きます。例として、内務省の482ビザ(Core Skills stream)のページでは、適切な医療保険の維持がビザの条件になると説明しています。privatehealth.gov.auのページ(新しいタブで開く)では、482・485ビザの申請者と、条件8501が付くそのほかのビザを挙げています。

自分のビザに付いているかどうかは、ビザの許可通知(grant letter)か、ビザの情報を確認するシステムVEVO(Visa Entitlement Verification Online)で確認します(「VEVOでビザの条件を確認する」)。

「適切な医療保険」とは

内務省のページは、留学生保険()の基本の内容をもとに、最低限の補償の目安を示しています。主な内容は「就労ビザなどの保険(OVHC)」にまとめています。

OSHCやの商品には、条件8501を満たす補償かどうかを示す案内がついていることがあります。

手順

  1. ビザの許可通知かVEVOで、条件8501が付いているか確認する。
  2. 付いている場合は、ビザの期間全体をカバーする保険に入る。同じビザの家族も対象です。
  3. 保険料を期限内に払い続ける。
  4. ビザを更新・変更したら、保険の期間と内容を見直す。

費用

保険料は保険ごとに違います。内務省のページによると、保険で払われない医療費は自分で払います。オーストラリアでの医療費の未払いは、将来のビザ申請で考慮されることがあります。

日本とのちがいと注意点だよ!

内務省のページでは、保険を維持するうえで次の点を説明しています(2026年10月時点)。

  • 保険料の滞納:保険会社は通常、最後に払った期間の終わりから60日までは契約を打ち切らずに待ちます。滞納している期間の治療は、滞納分を払うまで保険が払わないことがあります。許される期間内に払う必要があります。
  • 一括打ち切りの条項(buy-out clause):一定額と引き換えに保険会社の責任を終わらせる条項がある保険は、適切な保険と認められません。打ち切られると、別の保険に入らない限り条件8501の違反になります。
  • 保険会社の乗り換え:オーストラリアの保険会社の間で乗り換える場合の待機期間の扱いが決まっています。乗り換えの前に、新しい保険の条件を確認してください。

そのほかの注意点です。

  • 相互医療協定(RHCA)の国の人は、に登録したうえで、保険の要件の免除を内務省に申請できる場合があります。日本はRHCAの相手国ではありません(「相互医療協定(RHCA)と日本」)。
  • ビザ条件の違反は「ビザの取り消しと条件違反」で扱っています。自分の状況の判断は、内務省か登録移民エージェントに相談してください。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

医療・保険就労ビザなどの保険(OVHC、Overseas Visitors Health Cover)OVHCは、メディケアの対象外の一時ビザの人のための民間医療保険です。Skills in Demandビザ(subclass 482)や卒業生ビザ(subclass 485)など、ビザ条件8501が付くビザでは、条件を満たす保険に入り、滞在中ずっと維持します。補償の範囲は保険ごとに違うため、内務省が示す最低限の補償と比べて選びます。医療・保険留学生保険(OSHC、Overseas Student Health Cover)学生ビザ(subclass 500)では、本人と同行する家族がOSHCに入り、滞在中ずっと維持することがビザの条件です。保険はオーストラリア到着日から始まっている必要があります。OSHCはGP・入院・救急車などを補償しますが、歯科・眼科などは基本の保険に含まれません。ビザ・移住VEVOでビザの条件を確認する(Visa Entitlement Verification Online)VEVOは、自分のビザの期限・就労や就学の可否・ビザ条件をオンラインで確認できる内務省のシステムです。パスポートとTRNなどの番号があれば使え、確認結果を雇用主などにメールで送ることもできます。スマートフォン用のmyVEVOアプリもあります。ビザ・移住ビザの取り消しと条件違反(Visa cancellation)ビザは、条件を守らなかったときや、申請の内容が事実と違ったときなどに取り消されることがあります。国内にいて取り消されると不法滞在の状態になり、拘束や国外退去、再入国の禁止につながることがあります。通知が届いたら期限内に対応し、登録移民エージェントや弁護士に相談します。ビザ・移住雇用主スポンサーのビザ(subclass 482・494・186)オーストラリアの雇用主が推薦して働く人を受け入れるビザには、一時的なSkills in Demand(subclass 482)、地方限定のsubclass 494、永住のEmployer Nomination Scheme(subclass 186)があります。雇用主のスポンサー承認と推薦、本人のビザ申請の3段階で進み、給与には最低基準があります。医療・保険相互医療協定(Reciprocal Health Care Agreement、RHCA)と日本オーストラリアが相互医療協定を結んでいるのは11か国で、日本は含まれていません(2026年10月時点)。そのため日本から来る旅行者・留学生・ワーホリは協定によるメディケアを使えず、医療費は自己負担になります。留学生はOSHCがビザの条件で、旅行者とワーホリは民間の保険が強くすすめられています。