留学生保険(OSHC、Overseas Student Health Cover)
学生ビザ(subclass 500)では、本人と同行する家族がOSHCに入り、滞在中ずっと維持することがビザの条件です。保険はオーストラリア到着日から始まっている必要があります。OSHCはGP・入院・救急車などを補償しますが、歯科・眼科などは基本の保険に含まれません。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
ビザの条件
内務省の学生ビザのページ(新しいタブで開く)によると、本人と家族は、オーストラリア滞在中ずっと十分な医療保険を持ち、維持しなければなりません。原則として、政府が認めたオーストラリアの保険会社のOSHCに入ります。
- 国外から申請する人:保険はコースの開始日ではなく、オーストラリアに到着する日から始まっている必要があります。OSHCが始まる前に入国してはいけません。
- 国内で申請する人:前のビザでも保険が必要だった場合、前の保険とOSHCの間に空白期間があってはいけません。
- 保険に入っていることを証明できないと、入国を拒否されることがあります。
教育機関がOSHCを手配する場合は、入学許可書(Confirmation of Enrolment、CoE)に保険の情報が載ります。自分で手配する場合は、ビザ申請に保険の証書番号を書きます。情報がないとビザは却下されます。
家族がいる場合は、全員が保険に入っている必要があります。到着後に生まれた子どもを含め、家族用の保険を検討します。
免除
ノルウェー、スウェーデン、ベルギーの一部の学生は、自国の制度などで保障されるため、OSHCが不要な場合があります。日本の学生には、この免除はありません。
OSHCの補償
保健・障害・高齢化省のOSHCの説明資料(新しいタブで開く)(2026年8月発行)では、どの保険会社も基本の保険に次のものを含めることになっています(2026年10月時点)。
| 内容 | 給付 |
|---|---|
| GP(一般医) | MBSの基準料金の85% |
| 専門医 | MBSの基準料金の85% |
| 公立・私立病院での入院治療、手術 | 補償 |
| 血液検査・X線 | MBSの基準料金の85%以上 |
| 緊急治療のための救急車 | 搬送費用の100% |
| 一部の処方薬 | 1品目A$50まで、年間A$500まで(単身)、A$1,000まで(夫婦・家族) |
医師の料金が基準料金より高い場合、差額(gap fee)は自己負担です。
基本の保険には、歯科、眼科、理学療法などは含まれません。これらは追加の保険(additional cover、extras)で補償されることがあります。
待機期間
加入してから一定期間は請求できない待機期間(waiting period)があります。緊急治療には待機期間は適用されません。資料によると、2026年1月1日から、保険会社は期間2年以上の保険で妊娠関連の治療の待機期間をなくし始めています。詳しくは保険会社に確認します。
保険会社
OSHCを販売できるのは、政府と契約した一部の保険会社だけです。privatehealth.gov.auのページ(新しいタブで開く)と保健・障害・高齢化省の資料で一覧を確認できます。教育機関がすすめる保険会社に決める必要はなく、在学中に保険会社を変えることもできます(空白期間を作らないことが条件です)。
手順
- 保険会社のサイトで見積もりを取り、補償内容と待機期間を比べる。
- 加入する(保険会社に直接、教育機関経由、または保険会社の代理をする教育エージェントなど)。
- 開始日を到着日に合わせ、終了日をビザの期間に合わせる。
- ビザ申請に保険の情報を書く(教育機関が手配した場合はCoEに記載)。
- 滞在中は支払いを続け、保険を切らさない。
費用
保険料は保険会社、補償内容、期間、家族構成によって違います。保険会社のサイトで見積もりを取ってください。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 日本はオーストラリアとの相互医療協定(RHCA)の相手国ではないため、日本の留学生はを使えません(「相互医療協定(RHCA)と日本」)。
- 処方薬の補償には上限があり、高額な薬が必要になると自己負担が大きくなることがあります。
- 支払いが遅れると、その間に受けた治療を請求できない場合があります。
- 保険会社とのトラブルは、まず保険会社に相談します。解決しなければ民間医療保険オンブズマン(Private Health Insurance Ombudsman)に相談できます。通訳は翻訳通訳サービス(131 450)を無料で使えます。
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