歯科の受診と費用(Dental care)
オーストラリアの歯科治療の多くは私立の歯科医院で行われ、費用はメディケアの対象外で、原則として自分で払います。料金は医院ごとに決められているため、治療の前に見積もりを確認するのが大切です。民間医療保険の「入院以外の治療の保険(extras)」で一部を補えることがあり、公的な歯科は主に一定のカードを持つ人が対象です。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
歯科治療の受け方
オーストラリアの歯科治療のしくみは、healthdirectのページ(新しいタブで開く)の説明では次のとおりです。
- 歯科治療は、歯科医師(dentist)、口腔衛生療法士(oral health therapist)、歯科衛生士(dental hygienist)、歯科の専門医が行います。
- ほとんどの歯科治療は、私立の歯科医院で行われます。
- 歯科医師の料金には、医師の診察のような標準の料金がありません。料金は医院ごとに決められていて、医院によって大きく違います。
メディケアと歯科
国は一般に歯科の費用を負担しません。歯科の費用の大部分は自分で払います。
例外として、条件を満たす子どもは「子どもの歯科給付(Child Dental Benefits Schedule、CDBS)」で、検診、X線、歯のクリーニング、詰め物、根の治療、抜歯などの費用の給付を受けられます。対象は、すでにほかの政府の給付を受けている家庭です。対象や上限は「子どもの歯科給付」にまとめています。
公的な歯科
州・準州は、子どもと大人向けに公的な歯科(public dental services)を運営しています。大人が使うには、ヘルスケアカード(Health Care Card)か、センターリンクの年金受給者割引カード(Pensioner Concession Card)が必要です。利用の条件は州・準州で違い、1年以上待つこともあります。
州・準州ごとの違い
公的な歯科の内容と条件は、州・準州の保健当局がそれぞれ案内しています。
手順
- 歯科医院を探して予約する。
- 治療を受ける前に、費用を確認する。
- 治療の項目番号(item numbers)を聞き、いくつかの医院で料金を比べる。
- 本当に必要な治療か、より安い方法がないかを相談する。
- 民間医療保険に入っている場合は、補償の内容と年間の上限を確認してから治療を受ける。
費用
料金は医院ごとに違います(2026年10月時点)。具体的な金額は受診する医院で聞くことになります。政府の「医療費検索ツール(Medical Costs Finder)」で、一部の歯科治療の費用の目安を調べられます。
民間医療保険
歯科は、民間医療保険の「入院以外の治療の保険(extras、ancillary)」の部分で補償されます。保険会社が費用の一部を払い、残りは自分で払います。
| 区分 | 含まれることがある治療 |
|---|---|
| 一般の歯科(routine dental) | X線、検診、クリーニングと研磨、フッ素の処置、簡単な詰め物 |
| 大きな歯科治療(major dental) | 複雑な詰め物、かぶせ物(クラウン)、ベニア、ブリッジ、インプラント、入れ歯 |
保険会社によって、補償する内容、払う額、1年に請求できる上限が違います。保険会社が勧める歯科医院(preferred providers)を使うと、料金が安く給付が多くなることがある一方、医院を選べる幅が狭くなります。商品はprivatehealth.gov.auで比べられます。民間医療保険の全体は「民間医療保険の仕組み」で説明しています。
ここに注意してね!
- の対象者でも、大人の歯科治療の多くは全額自己負担です。
- 同じ治療でも医院によって料金が違います。治療の前に費用を確認するのが基本です。
- 留学生保険()の基本の保険には、歯科は含まれません(「留学生保険(OSHC)」)。
- healthdirectは、歯の健康のため、1日2回の歯みがきとフロス、砂糖を控えること、少なくとも1年に1回の歯科検診を勧めています。
- 健康について相談したいときは、healthdirectの電話(1800 022 222、ビクトリア州ではNURSE-ON-CALL)で看護師に相談できます。24時間対応です。
この記事をシェアする