救急外来の流れ(Emergency Department)
ひとことで言うと
救急外来(Emergency Department、ED)は24時間開いていて、着くとトリアージの看護師が緊急度を5段階で判定し、重い人から先に診ます。メディケアの対象者が公立病院の救急外来にかかる費用はかかりません。メディケアの対象外の人は、私費の患者として費用を払います。
ここは大事だよ
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
救急外来とはどんなところか
救急外来(ED)は、病院の中にある24時間の救急部門です(healthdirectのページ(新しいタブで開く))。オーストラリアの公立病院の多くに救急外来があります。
救急外来に行くべきとき
重い病気やけがのときです。例として、次のような症状が挙げられています。
- 胸の痛みや締めつけ、強い痛み
- 脳卒中の症状、呼吸の問題、止まらない出血
- 意識を失った、重い心の不調、乳児の発熱
- 大きな事故や高所からの転落によるけが、重い暴行、重いやけど
命にかかわるときは000に電話して救急車を呼びます(「救急(000)」)。
トリアージ(triage)
救急外来では、着いた順ではなく、緊急度の高い人から診ます。トリアージの看護師が話を聞き、5つの区分に分けます。
| 区分 | 治療を始めるまでの目安 |
|---|---|
| 1 | すぐに(2分以内) |
| 2 | 10分以内 |
| 3 | 30分以内 |
| 4 | 1時間以内 |
| 5 | 2時間以内 |
待っている間に症状が悪くなったら、トリアージの看護師に伝えます。待たずに帰る場合も、必ず看護師に伝えてください。
手順
- 受付で名前・住所・番号を聞かれる。ほかの人の記録と取り違えないためです。
- トリアージの看護師の診察を受ける。
- 呼ばれるまで待合室で待つか、すぐに処置室に案内される。
- 医師が診察し、必要に応じて血液検査やX線などを行う。
- 医師の判断で、入院、救急外来での経過観察、別の病院への転院、帰宅(GPがフォロー)のどれかになる。
帰る前に、次のことを確認してください。
- 病気やけがの内容
- 家での治療と薬
- いつGPにかかればよいか
- 仕事を休む場合の診断書(medical certificate)
費用
- メディケアの対象者が、公立病院の救急外来に公費の患者としてかかる費用はかかりません(Services Australiaのページ(新しいタブで開く))。
- 私立病院の救急外来は料金がかかることがあります。
- メディケアの対象外の人は、公立病院でも私費の患者として扱われ、民間の保険で払われない費用は自分で払います(内務省のページ(新しいタブで開く))。
- 救急車の費用は別にかかります(「救急車の費用」)。
ここに注意してね!
- 急ぐが命にかかわらない場合は、メディケア緊急ケアクリニック(Medicare UCC)やGPを使えます(「夜間・休日の受診」)。胸の痛み、呼吸困難、けいれんなどのときは、UCCではなく救急外来です(保健・障害・高齢化省のページ(新しいタブで開く))。
- 迷うときは、healthdirect(1800 022 222、ビクトリア州ではNURSE-ON-CALL)に電話して相談できます。
- 英語に不安がある場合は、通訳を頼めます(「病院の通訳」)。
- 遠隔地では、ロイヤル・フライング・ドクター・サービス(Royal Flying Doctor Service)などが救急医療を担うことがあります。
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医療・保険応急手当の講習(First aid training)応急手当(ファーストエイド)や心肺蘇生(CPR)の講習は、多くの団体が対面やオンラインで開いています。国の職業訓練の単位(HLTAID011など)に沿った講習は、国の職業訓練登録のサイトで、実施できる登録訓練機関を調べられます。緊急のときは、まず000に電話します。医療・保険中毒の相談(Poisons Information Centre、13 11 26)薬の飲みすぎ、洗剤の誤飲、かまれた・刺されたなどで中毒が心配なときは、毒物情報センター(13 11 26)に電話します。全国どこからでも24時間つながり、症状が出る前に電話してかまいません。意識がない、息をしていない、けいれんなどの場合は000に電話します。医療・保険緊急度の低いけがと病気の受診先(Urgent care)命にかかわらないけれど今日中に診てほしいけがや病気は、救急外来ではなく、GPの当日予約やメディケア緊急医療クリニック(Medicare UCC)で受診できます。予約なしで行けて、メディケアの対象者は無料(バルクビリング)です。州独自の窓口もあり、対象者や費用は州ごとに違います。
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医療・保険緊急通報・救急(トリプルゼロ、Triple Zero 000)オーストラリアの緊急通報は「000」で、警察・消防・救急車の共通番号です。携帯電話からは112でもつながります。聴覚・発話に障害がある人はTTYで106を使えます。SMSでは通報できません。命にかかわるときは000に電話し、救急車を頼みます。医療・保険救急車の費用(Ambulance costs)救急車の費用はメディケアの対象外で、州・準州ごとに料金や免除の条件が違います。クイーンズランド州とタスマニア州は州民の費用を州が負担しますが、ほかの州・準州では1回でA$1,000を超えることがあります。州の救急サービスの会員制度や、民間医療保険の救急車の補償で備えられます。医療・保険夜間・休日の受診(After-hours care)かかりつけのGPが閉まっている時間は、時間外のGPサービス、メディケア緊急ケアクリニック(Medicare Urgent Care Clinic)、電話の健康相談(1800 022 222)を使えます。命にかかわるときは000に電話するか、救急外来に行きます。医療・保険電話の健康相談(healthdirect、1800 022 222)healthdirectの電話相談(1800 022 222)では、看護師(registered nurse)に24時間365日、健康の相談ができます。クイーンズランド州には州の13 HEALTH(13 43 25 84)、ビクトリア州にはNURSE-ON-CALLがあります。命にかかわるときは000に電話します。医療・保険公立病院と私立病院(Public and private hospitals)メディケア(Medicare)の対象者は、公立病院に公費の患者(public patient)としてかかれば、医療費・入院費の負担がありません。民間医療保険があれば、私費の患者(private patient)として私立病院や公立病院で治療を受け、医師を選ぶこともできます。メディケアの対象外の人は、どの病院でも私費の患者として費用を払います。医療・保険病院の通訳(Interpreters in health care)公立病院などの州・準州の医療機関では、英語に不安のある患者が無料で専門の通訳を頼めます(確認できた州の場合)。GPや薬局は、国の無料通訳サービス(Free Interpreting Service)を使えることがあります。自分から電話で通訳を頼むときは、TIS National(131 450)を使います。