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病院の通訳(Interpreters in health care)

ひとことで言うと

公立病院などの州・準州の医療機関では、英語に不安のある患者が無料で専門の通訳を頼めます(確認できた州の場合)。GPや薬局は、国の無料通訳サービス(Free Interpreting Service)を使えることがあります。自分から電話で通訳を頼むときは、TIS National(131 450)を使います。

目次
  1. 医療通訳の3つの仕組み
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点
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医療通訳の3つの仕組み

医療の場面で英語に不安がある場合、専門の通訳を頼めます。通訳には守秘義務があり、病状などの情報は外に漏れません。

医療の通訳には、主に次の3つがあります。

場面通訳の仕組み
公立病院など州・準州の医療機関各州・準州の医療通訳サービス。病院の職員が手配する
GP・専門医の個人診療所、薬局国の無料通訳サービス(Free Interpreting Service、FIS)。医療機関側が登録して使う
自分から電話をかけるとき翻訳通訳サービス(Translating and Interpreting Service、TIS National)の131 450

TIS National(131 450)

131 450の電話通訳は、24時間・毎日使えます(TIS Nationalのページ(新しいタブで開く))。オーストラリア国内から市内通話の料金でかけられます(携帯電話は料金が高くなる場合があります)。通訳の費用は、多くの場合、連絡先の機関が負担します。

TIS Nationalの案内では、平日の営業時間外や週末でも、病院や一部の医療機関にはつなげるとしています。通訳者の性別の希望も伝えられます。

GP・薬局の無料通訳(FIS)

FISは国の資金で運営されていて、使える人の条件はTIS NationalのFISのページ(新しいタブで開く)に載っています。登録できる医療機関は、個人診療所の医師(GP、ナースプラクティショナー、専門医など)、薬局、一部の医療関連職など。受診のときに、受付で通訳を頼んでください。

healthdirectのページ(新しいタブで開く)では、薬剤師はFISを使って数分で電話通訳につなげられると説明しています。

州・準州ごとの違い

クオまる

州によってちがうから、住んでいる州を確認してね。

公立の医療機関の通訳は、州・準州の制度です(2026年10月時点)。

州・準州公立の医療機関での通訳
NSW公的な医療サービスを使う患者・家族は、無料で専門の通訳を受ける権利がある。24時間、120以上の言語。一般の人は直接予約できず、医療者が手配する(NSW Healthのページ(新しいタブで開く))
VIC州内のすべての医療サービスで通訳は無料。病院では200以上の言語。予約のときに頼む(Better Health Channelのページ(新しいタブで開く))
QLD州の医療サービスで、資格のある通訳を無料で受ける権利がある。職員に頼めば手配される(Queensland Healthのページ(新しいタブで開く))
WA医療者の説明を理解するための通訳を無料で頼める。対面・電話・ビデオ(HealthyWAのページ(新しいタブで開く))
SA各州の公式ページで確認
ACT各州の公式ページで確認
TAS各州の公式ページで確認
NT各州の公式ページで確認

手順

  1. 病院やGPを予約するときに、日本語の通訳が必要だと伝える。
  2. 当日、受付でもう一度「Japanese interpreter, please」と伝える。
  3. 電話で病院などに連絡するときは、131 450にかけ、「Japanese」と言語を伝える。オペレーターに連絡先の名前と電話番号を伝えると、通訳と一緒につないでもらえます。

費用

公立の医療機関の通訳は、上の表の州では無料です(2026年10月時点)。GP・薬局のFISは、使える条件に当てはまれば無料です。条件に当てはまらない場合の扱いは、医療機関に問い合わせると確実です。

ここに注意してね!

  • ビクトリア州の案内では、家族や友人を通訳にしてはいけないとしています。クイーンズランド州の案内では、家族・友人は通訳がいない緊急時に限り、18歳未満は通訳にしないとしています。
  • NSW Healthの案内では、州の医療通訳は個人診療所の医師には通訳を出さないとしています。個人の診療所ではFISを使います。
  • TIS Nationalの使い方は「無料の通訳サービス(TIS National)」でも説明しています。

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生活無料の通訳サービス(TIS National、Translating and Interpreting Service)TIS Nationalは内務省が提供する通訳サービスで、131 450に電話すると24時間いつでも電話通訳を使えます。日本語にも対応しています。英語が苦手な人の多くは無料で使え、通常は連絡先の機関が費用を負担します。一部のビザで永住する人などは、書類の無料翻訳(Free Translating Service)も使えます。医療・保険公立病院と私立病院(Public and private hospitals)メディケア(Medicare)の対象者は、公立病院に公費の患者(public patient)としてかかれば、医療費・入院費の負担がありません。民間医療保険があれば、私費の患者(private patient)として私立病院や公立病院で治療を受け、医師を選ぶこともできます。メディケアの対象外の人は、どの病院でも私費の患者として費用を払います。医療・保険救急外来の流れ(Emergency Department)救急外来(Emergency Department、ED)は24時間開いていて、着くとトリアージの看護師が緊急度を5段階で判定し、重い人から先に診ます。メディケアの対象者が公立病院の救急外来にかかる費用はかかりません。メディケアの対象外の人は、私費の患者として費用を払います。医療・保険GP(かかりつけ医、General Practitioner)の探し方と受診の流れ体調が悪いときは、まず近くのGP(一般医)にかかります。GPは政府のhealthdirectのサービス検索(Service Finder)で地域と条件から探せます。予約時にバルクビリングかどうか、料金がいくらかを確認すると安心です。メディケアの対象外の人は、診察料を全額払います。医療・保険薬局と市販薬(Pharmacies and over-the-counter medicines)オーストラリアの薬局(pharmacy、chemist)では、処方薬のほか、処方箋なしで買える市販薬(OTC)を扱います。市販薬は、スーパーでも買えるもの、薬局だけで買えるもの、薬剤師と話してから買うものの3種類です。薬剤師は軽い症状の相談や一部の予防接種などにも対応します。医療・保険医療制度の全体像(メディケア、公立病院、GP、民間保険、PBS)オーストラリアの医療は、公的制度のメディケア(Medicare)と公立病院を土台に、民間医療保険が上乗せされる仕組みです。ふだんの不調はまずGP(かかりつけ医)にかかり、薬はPBSで安くなります。メディケアを使えるのは主に市民・永住者・NZ市民と協定国からの訪問者で、日本人の旅行者・留学生・ワーホリは原則として対象外です。