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体長1mほどの「小さなワニ」、別の種ではなかった

ノーザンテリトリー(NT)の小さなワニ「ピグミークロコダイル」は、別の種ではなく、オーストラリアの淡水ワニ(オーストラリアワニ)と同じ種だという研究結果を、シドニー大学のチームが学術誌『Ecology and Evolution』に発表しました。亜種ほどの違いもありませんでした。

ピグミークロコダイルは、北部のアーネムランドを流れるリバプール川を100km以上さかのぼった場所などにいます。大きな大人でもメスは1.07〜1.12m、オスは1.18mほどです。NTのほかの場所の淡水ワニは、メスが2m、オスが2.5mまで育つのとは大きな差です。小さいのは遺伝子ではなく環境のためと考えられています。研究チームの代表は、やせた土で育つ植物が小さいままなのと同じだと説明しています。ワニの研究機関の代表も、えさの少ない岩場の孤立した池にすむため、小さいまま大人になるのだろうと話しています。別の種でないと、法律上は絶滅危惧種に指定できません。それでも研究チームは、近親交配が多いことなどから、特別な管理が必要な群れとして見守るべきだとしています。外来種オオヒキガエルの広がりも心配です。

日本でも、すむ島によって体の大きさが違う動物が知られています。種かどうかだけでなく、その土地ならではの群れを守る考え方が大切になりそうです。

クオまるのひとこと

同じ種なのに、すむ場所によって大きさがこんなに違うなんて不思議ですね。えさの少ない池で、小さいまま大人になる道を選んだと思うと、なんだかけなげです。ワニと聞くと怖いけれど、守りたくなりました。

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