蛍光灯とオープンオフィス、実はストレスのもと?
天井の蛍光灯や、話し声が飛び交うオープンオフィスは、働く人を「サバイバルモード」に追い込み、本来の力を出しにくくしていると、オーストラリアの専門家たちが指摘しています。企業向けの健康サービスを率いる神経内科医は、自然の光が入らない部屋で一日中強い人工の光を浴びると、体内時計がうまく働かなくなると話しています。
ボンド大学で組織行動学を教える准教授によると、蛍光灯や青白い光で、目の疲れや頭痛、めまいを訴える人は多いといいます。准教授の研究では、オープンオフィスの騒音や気が散る環境によって、体で測ったストレスが34%増え、気分の落ち込みが25%増えました。オフィス設計の専門家は、蛍光灯を並べる設計は、広いフロアを安く均一に照らすには理にかなっていたものの、自然光や人によるまぶしさの感じ方の違いは考えていなかったと説明しています。天井の照明を消して卓上ライトを使う人もいます。准教授は、一日の太陽の光の変化に近づける照明をすすめ、上司に相談して働く場所を変えたり、オフィスの静かな場所を探したりすることも提案しています。
日本でも、明るい蛍光灯の下で大勢が机を並べるオフィスは見慣れた光景です。照明の明るさを調節できたり、集中できる場所を選べたりする職場が増えれば、働きやすさも変わりそうです。
仕事中に目が疲れたり、なんだか落ち着かなかったりするのは、部屋のせいもあるのかもしれませんね。卓上ライトに替えたり、静かな場所に移ったりと、自分でできる工夫もあるそうです。上司に相談してみるのもよさそうです。