カード払いの上乗せ手数料が禁止に。お店はどう対応?
オーストラリアでは10月1日から、カードで払うときに店が客に手数料を上乗せする「サーチャージ」が禁止されました。準備銀行(RBA)が決めたもので、EFTPOS、Mastercard、Visa、American Express のカードが対象です。値段をわかりやすくするのがねらいです。
ただ、店はこれまでどおり、カードの利用について銀行などに手数料を払わなければなりません。シドニーのあるカフェの経営会社は、カードの手数料に年間およそA$15万(約1,500万円)を払っていると報じられています。この店では、競争の激しいコーヒーの値段は変えずに、ほかのメニューの一部を値上げしました。年明けに値上げを考えているパン屋もあるそうです。競争・消費者委員会(ACCC)は、手数料を値段に含めることはできるものの、値段や値上げの理由で客を誤解させてはいけないとしています。現金やPayIDで払う人への割引は、買う前にはっきり示せば認められます。
日本でも、キャッシュレス決済の手数料は店が負担するのが一般的です。オーストラリアでは、これまで当たり前だった上乗せがなくなり、日本に近い形になったと言えそうです。
レジで「カードだと手数料が上乗せ」と言われる場面が、これでなくなりますね。そのぶん、値段そのものが少し上がるお店もありそうです。現金払いで割引をするお店も出てくるかもしれないので、気をつけて見てみてください。