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現金と硬貨・紙幣(Australian banknotes and coins)

ひとことで言うと

オーストラリアの紙幣は5ドルから100ドルまでの5種類で、プラスチック(ポリマー)製です。硬貨は5セントから2ドルまでの6種類です。現金を受け付けるかどうかは多くの店が自分で決められますが、一部のスーパーとガソリンスタンドには現金を受け付ける義務があります。

目次
  1. 紙幣
  2. 硬貨
  3. 法定通貨と支払いの上限
  4. 現金を受け付けない店
  5. 一部のスーパーとガソリンスタンドの現金受け付け
  6. 手順
  7. 日本との違い・注意点
$ A$¥

紙幣

紙幣は準備銀行(Reserve Bank of Australia、RBA)が発行しています。いま発行・流通している紙幣は5種類です(RBAの紙幣のページ(新しいタブで開く))。

紙幣
A$5
A$10
A$20
A$50
A$100

オーストラリアの紙幣は、全種類をポリマー(プラスチック)で作った世界で最初の紙幣です。偽造を防ぎ、紙より長持ちさせるためです。

同じ金額の紙幣に、新しいデザインと古いデザインがあります。古い紙幣についてのRBAのページでは、これまでに発行されたポリマー紙幣はどれも使えるとしています。両方のデザインが何年も一緒に流通します。

5ドル紙幣はデザインの変更が進んでいます。RBAは、新しい5ドル紙幣に肖像は使わず、先住民(アボリジナルとトレス海峡諸島民)と土地とのつながり(Connection to Country)をテーマにすると発表しています。

硬貨

硬貨は王立造幣局(Royal Australian Mint)が作っています。造幣局のページ(新しいタブで開く)に載っている流通硬貨は次の6種類です。

硬貨
5セント
10セント
20セント
50セント
A$1
A$2

1セントと2セントの硬貨は1992年に流通から回収されました。ただし、回収された後も法定通貨のままです。

法定通貨と支払いの上限

紙幣は、オーストラリア全国で法定通貨です。硬貨も法定通貨ですが、通貨法(Currency Act 1965)で、1回の支払いに使える額に上限があります。

使う硬貨法定通貨として支払える上限
1セント・2セント20セントまで
5・10・20・50セント(組み合わせを含む)A$5まで
A$1・A$2その硬貨の額面の10倍まで

たとえば5セント硬貨だけで払う場合、法定通貨として扱われるのはA$5分までです。

現金を受け付けない店

RBAは、法定通貨であっても、取引に紙幣や硬貨を使わなければならないわけではないと説明しています。店は契約の前に支払い方法を決めることができます。自動販売機や駐車料金の機械、有料道路などで、少額の硬貨や現金を受け付けない表示がある場合があります。

競争・消費者委員会(Australian Competition and Consumer Commission、ACCC)の支払い方法のページ(新しいタブで開く)も、多くの店は現金を受け付けるかどうかを自分で選べるとしています。

一部のスーパーとガソリンスタンドの現金受け付け

2026年1月1日から、一定の条件にあたるスーパーとガソリンスタンドには、現金で払う「合理的な機会」を客に用意する義務があります(Cash Acceptance Industry Codes)。対象は、次の条件をすべて満たす支払いです。

  • 対象のスーパーまたはガソリンスタンドでの支払い
  • 店頭での支払い
  • 1回の取引がA$500以下
  • 7時から21時の間

年間の売上がA$1,000万未満の小規模な店は、原則として対象外です。ただし、大手と同じ登録商標を使う店は対象になります。無鉛ガソリンを通常売っていない給油所(主にトラック向けのディーゼルの給油所)も対象外です。

「合理的な機会」は、すべてのレジで現金を受け付けるという意味ではありません。また、法定通貨でない払い方まで受け付ける必要はありません。たとえば、5セント硬貨だけでA$5を超える額を払う場合です。

手順

古い紙幣を両替する

  1. 取引のある銀行に持っていく。RBAによると、多くの銀行は古い紙幣を額面で引き取る。
  2. 古いデザインの紙幣は、銀行が本物かを確認するのに時間がかかることや、RBAに送って確認することがある。

破れた・汚れた紙幣を交換する

  1. RBAは、まず自分の銀行や金融機関に持ち込むことを勧めている。
  2. 請求書(claim form)を書く。汚染された紙幣は袋に入れて封をし、汚れの内容を袋に書く。
  3. ひどく傷んだ紙幣は、銀行がRBAの施設(National Banknote Site)に送り、RBAが価値を判断する。
  4. 銀行に持ち込めない場合は、自分で郵送することもできる。郵送の費用と危険は送る人の負担になる。

A$1,000以上の請求では、RBAが追加の本人確認の書類を求めることがあります。手続きの細かい点はRBAの交換手続きのページ(新しいタブで開く)にあります。

ここに注意してね!

  • 紙幣はプラスチック製で、紙幣ごとに色と大きさが違います。古いデザインの紙幣も使えますが、見慣れない店では受け取りをためらうことがあると、RBAも説明しています。
  • 1セント・2セント硬貨はもう流通していません。
  • 現金を使えない店や機械があります。カードやスマートフォンでの支払いも準備しておくと安心です。カードの種類は「デビットカードとクレジットカード」で説明しています。
  • 対象のスーパーやガソリンスタンドが現金を受け付けない場合の相談先は、ACCCの支払い方法のページ(新しいタブで開く)から確認できます。

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