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PayIDと銀行振込(PayID and bank transfers)

ひとことで言うと

PayIDは、携帯電話番号やメールアドレスを銀行口座にひも付け、口座番号の代わりに使える仕組みです。オンラインバンキングで登録でき、多くの送金は1分以内に届きます。送金前に相手の名前が表示されるので、確認してから送ることが大切です。

目次
  1. PayIDの仕組み
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点
$ A$¥

PayIDの仕組み

オーストラリアの銀行振込は、相手の銀行の支店番号(BSB)と口座番号を入力するのが基本です。これに代わる仕組みがPayID(ペイアイディー)です。

PayIDは、覚えやすい情報を銀行口座にひも付けたものです。運営団体のAustralian Payments Plus(AP+)のPayIDのページ(新しいタブで開く)では、PayIDにできる情報を次のように挙げています。

PayIDにできるもの使える人
携帯電話番号個人・事業者
メールアドレス個人・事業者
(事業者番号)個人事業主・小規模事業者など
組織識別番号(Organisation Identifier)事業者・団体

どの種類を登録できるかは、金融機関によって違います。

送金の速さ

PayIDあての送金は、Oskoという仕組みで送られます。AP+は、違う金融機関の間でも通常は1分以内に届くと説明しています。ただし、安全確認のために送金が保留されることもあります。

名前の確認

PayIDに送金するときは、送る前にそのPayIDに登録された名前が画面に表示されます。AP+は、これが詐欺や送り間違いを防ぐのに役立つと説明しています。

BSBと口座番号で送る場合には、「受取人確認(Confirmation of Payee)」という別の仕組みがあります。入力した口座名・BSB・口座番号が、相手の銀行の情報と合っているかを確認し、結果を表示します。

企業への支払い

企業や団体への支払いで、メールアドレス形式の専用のPayIDを渡されることがあります。払い方は、ほかのPayIDへの送金と同じです。

手順

  1. 自分の銀行のオンラインバンキングかアプリを開く。PayIDは多くの場合「Pay Anyone」の画面にある。
  2. PayIDの登録画面で、携帯電話番号かメールアドレスを選んで登録する。
  3. お金を受け取るときは、相手に自分のPayIDを伝える。
  4. 送金するときは、相手のPayIDを入力し、表示された名前を確かめてから送る。

1つのPayIDは1つの口座にしかひも付けられません。複数のPayIDを作り、別々の口座に結ぶことはできます。銀行を替えるときは、PayIDを移す手続きもできます。細かい疑問には、AP+のサイトのよくある質問が答えています。

費用

登録はオンラインバンキングの中で行い、別のアプリやサービスへの申し込みは必要ありません。1日に送れる金額の上限は、金融機関ごとに決められています。手数料や上限は、自分の銀行の案内を見ておきましょう。

ここに注意してね!

  • AP+は、PayIDから利用者に直接連絡することは一切ないと説明しています。「PayID」を名乗るメールやSMSは詐欺です。
  • 「お金を受け取るために先にお金を送って」「アカウントをアップグレードして」と求められたら詐欺です。AP+は、PayIDがこうした依頼をすることはないと明記しています。
  • 通信規制当局(ACMA)は、新しい銀行口座やPayIDを作ってお金を移すよう求めるのは詐欺の兆候だと注意しています。銀行が「お金を守るために新しい口座を作って」と頼むことはありません。
  • 知らない人から自分のPayIDにお金が送られてきても、自分で送り返さず、銀行に連絡するようAP+は案内しています。
  • 違法なオンライン賭博サイトでPayIDへの送金を求められる詐欺(scambling)にも注意が呼びかけられています。
  • 送り先を間違えたときは、すぐに銀行に連絡します。Moneysmartの取引の問題のページ(新しいタブで開く)では、早く連絡するほどお金が戻る可能性が高いとされています。詐欺の相談先は「詐欺の手口と相談先」にまとめています。

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