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信用情報(クレジットレポート、Credit report)

ひとことで言うと

ローンやクレジットカード、後払い(BNPL)を申し込んだことがある人には、信用情報機関に信用情報(クレジットレポート)があります。貸し手は審査でこれを見ます。自分のレポートは3か月に1回無料で取り寄せられ、間違いがあれば無料で訂正を求められます。

目次
  1. 信用情報とクレジットスコア
  2. レポートに載る主な情報と残る期間
  3. 返済の遅れと延滞
  4. 誰がレポートを見られるか
  5. 手順
  6. 費用
  7. 日本との違い・注意点

信用情報とクレジットスコア

信用情報(credit report)は、お金を借りた記録です。信用情報機関(credit reporting body)が持っています。ローンやクレジットを申し込んだことがあれば、レポートがあります(Moneysmartのページ(新しいタブで開く))。

貸し手は、レポートをもとにしたクレジットスコア(credit score)で、貸すかどうかや条件を決めます。スコアは機関によって、0から1,000か1,200の間の数字です。高いほど、貸し手から見てリスクが低いとされます。

スコアに影響するものの例です。

  • 借りている金額
  • クレジットの申し込みの回数
  • 期日どおりに返しているか

レポートに載る主な情報と残る期間

個人情報保護委員会(Office of the Australian Information Commissioner、OAIC)のページ(新しいタブで開く)では、情報ごとにレポートに残る期間を次のように示しています。

情報残る期間
クレジットの申し込み(credit enquiry)5年
返済の履歴(repayment history)2年
返済の困難の取り決め(financial hardship information)1年
延滞(default)5年
裁判の判決5年
重大な信用違反(serious credit infringement)7年
今あるクレジットクレジットが終わってから2年
破産破産した日から5年か、破産が終わった日から2年の、遅いほう

返済の遅れと延滞

主なルールは次の4つです。

  • 期日から14日を過ぎて払うと、支払いが遅れたとされます。返済の履歴に載せるときに、事前の書面の通知は必要ありません。
  • 延滞(default)を載せられるのは、A$150以上の支払いが60日以上遅れ、貸し手が決められた通知を2回送ったあとです。
  • 延滞を載せたあとに払っても記録は消えません。払ったことが書き加えられます。
  • 返済の困難の支援を申し込んでいる間は、原則として延滞は載せられません。

誰がレポートを見られるか

レポートを見られるのは、貸し手、ほかの信用情報機関、住宅ローンの保険会社、貸し手の代理の債権回収業者などです。

OAICのページのとおり、不動産会社や雇い主は、法律上レポートを取れません。家を借りるときや仕事の採用で求められても、渡す義務はありません。

手順

自分のレポートを取り寄せる

  1. 信用情報機関に申し込む。OAICのページは、Equifax(138 332)とExperian(1300 783 684)を挙げています。機関ごとに持っている情報が違うことがあるため、それぞれに申し込みます。
  2. 3か月に1回は無料です。過去90日以内にクレジットを断られた場合や、情報が訂正された場合も無料で取り寄せられます。
  3. 自分のものでないローンや、名前・生年月日の間違いがないか確かめる。

スコアを無料で出すオンラインのサービスもあります。Moneysmartは、お金やクレジットカードの情報を求めるサービスは避けるよう説明しています。

間違いを直す

OAICの訂正のページが示す手順です。

  1. まず、その情報を載せた貸し手に問い合わせる。信用情報機関に直接頼むこともできる。
  2. 間違いと認められれば、原則30日以内に訂正される。訂正されないときは、理由が書面で届く。
  3. 新しくレポートを取り寄せて、訂正されたか確かめる。

訂正は無料です。お金を払えば悪い記録を消せると言う会社もありますが、消せるのは間違った情報だけで、自分で無料で頼めます。

苦情を申し立てる

OAICの苦情のページでは、まず貸し手か信用情報機関に申し立てるよう案内しています。7日以内に受け付けの連絡があり、原則30日以内に結論が出ます。納得できなければ、オーストラリア金融苦情機関(Australian Financial Complaints Authority、AFCA)などの外部の紛争解決機関や、OAICに申し立てられます。OAICへの申し立ては書面で行います。

なりすましの疑いがあるとき

身に覚えのないローンがある場合は、なりすましの可能性があります。OAICの不正被害のページの案内では、信用情報機関にレポートの利用を止める「禁止期間(ban period)」を申し込めます。

  • 期間は申し込みから21日。延長を頼むこともできる。
  • 申し込みと延長は無料。
  • 1つの機関に頼んで、ほかの機関に伝えてもらうこともできる。
  • 禁止期間中は、自分がクレジットを申し込むときも手続きが増えることがある。

費用

レポートの取り寄せ(3か月に1回)、訂正、禁止期間の申し込みは無料です(2026年10月時点)。

ここに注意してね!

  • レポートは、オーストラリアの信用情報機関が持つ記録です。少なくとも年に1回は取り寄せて確かめることを、Moneysmartはすすめています。
  • クレジットの申し込みを短い期間に何度もすると、スコアに影響することがあります(「デビットカードとクレジットカード」)。
  • 後払い(BNPL)の申し込みや支払いの遅れも、レポートに載ることがあります(「後払い(BNPL)とローン」)。
  • 返済が苦しいときに貸し手と結ぶ取り決めは、スコアには影響せず、記録は12か月で消えるとMoneysmartは説明しています。
  • 詐欺で個人情報が漏れたときの動き方は、「詐欺の手口と相談先」の記事で扱っています。

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