迷惑電話とSMS詐欺(Phone and SMS scams)
ひとことで言うと
銀行や役所、宅配業者、家族を名乗る電話やSMSの詐欺が多く見られます。怪しいときは「出ない・リンクを押さない・個人情報を教えない・お金を払わない」が基本です。2026年7月1日からは、企業や団体のSMSは送信者名が登録制になり、未登録のものは「Unverified」と表示されます。
よくある手口
通信規制当局(ACMA)の電話・SMS詐欺のページ(新しいタブで開く)が挙げている詐欺師の手口です。
- 番号を偽装して、地元からの電話に見せかける。
- 信頼できる組織を名乗り、電話やSMSで個人情報を聞く。
- 企業のロゴや本物のSMSの文面をまねる。
- 家族や友人を名乗り、「電話を新しくした」「困っているのでお金を払って」と頼む。
- 本物の組織からのSMSと同じスレッドにメッセージを表示させる。
詐欺の可能性が高いサイン
| 電話 | SMS |
|---|---|
| お金の支払いや、口座間でお金を移すよう求める | すぐ行動するよう求める |
| パスワード、暗証番号、ワンタイムコードを聞く | 支払いや送金を求める |
| 「返金」のためにカードや口座の情報を聞く | リンクを押す、書かれた番号に電話するよう求める |
| ソフトを入れさせる、パソコンを遠隔操作させようとする | ログインや個人情報の入力を求める |
| 逮捕、国外退去などで脅す | 「アカウントが不正利用された」「荷物の配達に問題がある」などと急がせる |
上の表は、Scamwatchの電話詐欺のページ(新しいタブで開く)とSMS詐欺のページをもとにしています。ACMAは、銀行が「お金を守るために新しい口座を開いて」と頼むことはないと説明しています。
送信者名の登録制度(SMS Sender ID Register)
Scamwatchの説明では、2026年7月1日から、企業や団体からのSMSは、電話番号ではなく「MyGov」のような登録された名前(送信者ID)で表示されるようになりました。登録されていない送信者名で送られたSMSは「Unverified」と表示され、1つのスレッドにまとめられます。「Unverified」のSMSには注意が必要です。
番号の表示を信用しすぎない
企業が特定の番号を表示させて電話をかけること自体は合法です。ただし、詐欺師もこの方法で本物の企業からの電話に見せかけると注意しています。
手順
怪しい電話・SMSが来たとき
ACMAは「迷ったらやめる(If in doubt, don’t)」を基本としています。
- 知らない番号には出ず、留守番電話に回す。番号が残されたら、その組織の公式サイトの番号と合っているか確かめる。
- SMSに返信せず、リンクも押さない。ウェブサイトやアプリを自分で開いて確かめる。
- 相手に確かめるときは、電話やSMSに書かれた番号ではなく、自分で調べた番号にかけ直す。
- 脅すような電話はすぐに切る。
- 家族や友人が「新しい番号になった」と言ってきたら、前の番号に電話して確かめる。本人しか答えられない質問をするのも一つの方法。
予防のためにできること
ACMAは次のような対策を勧めています。
- 通信会社に、特定の番号をブロックする方法を聞く。
- 携帯電話にパスワードをかける。
- 銀行、メール、SNSで2段階認証を使う。
- にはパスキーかデジタルIDを使う。
- SNSのプライバシー設定を見直す。
被害に遭ったら
- すぐに銀行に連絡し、口座の凍結などを頼む。
- 個人情報を盗まれた場合は、IDCAREに相談する(1800 595 160)。
- ScamwatchとReportCyber(cyber.gov.au(新しいタブで開く))に報告する。
ほかの相談先は「詐欺の手口と相談先」にまとめています。
費用
Do Not Call Registerへの登録、Scamwatchへの報告、IDCAREへの相談は無料です。番号をブロックするアプリを使う場合は、料金がかかることがあるとACMAは注意しています。
ここに注意してね!
- 「Do Not Call Register」は、セールスの電話を減らすための登録制度です。ACMAのページでは、登録から30日たつと、同意のある場合や対象外の場合を除き、セールスの電話はかけられなくなります。ただし、電話を止める仕組みではなく、詐欺の電話は登録していても来ます。登録はオンラインか1300 792 958で行います。
- Scamwatchの脅迫型の詐欺のページは、官公庁を名乗り「すぐ払わないと警察が逮捕しに来る」などと脅す手口を紹介しています。パスポート情報などを聞かれても答えず、電話を切ります。
- 仕事の紹介がSMSで届いた場合、特に面接や話し合いがないものは疑うよう、Scamwatchは勧めています。
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